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第二十四話

明けましておめでとうございます。今年も頑張るので、これからもよろしくお願いします!


 清雅が目を覚ますと、大きな欠伸あくびをして起き上がり、一度辺りを見回してから立ち上がる。――――何故辺りを見回したんだろう――――っと、とりあえずそれは置いておく。


 その後清雅は簡単に見た目を整えると、部屋の外に出る。その時に、清雅の肩に何時からいたのか、シャクナが乗っている。


 部屋から出た清雅は、まだハッキリと意識がないのか、どこかぼんやりとしている気がし、足取りもふらふらとしている。――――あ、壁に頭から思いっきりぶつかってる。やっぱり起きていないのか?――――壁に頭をぶつけた清雅は、その衝撃で目を覚ましたのか、今度はしっかりと歩く。


 清雅はある部屋の前に行くと、ノックをしてから、


「起きてるか~?」


という。中から、


「んん?セイガ~?」


「ふわぁぁ……ふぅ、どったの?」


「すー……すー……」


と、様々な反応が返ってくる。――――あれ?一人寝てる?――――そして、ガチャリという音と共に扉が開き、中からフィアが出てくる。しかし、彼女はまだ夢の中にいるようで、こくり、こくり、くぅくぅ――――と、時々立ったまま寝てしまうが、その数秒後にハッ!と気づいたように一瞬目を開けるのだが、すぐにまたこくり、こくりと、意識が飛びそうになっている。それを見た清雅が、


「お前、まだ眠いのか?」


と、心配そうに声をかける。それをフィアは、


「ん~……大丈夫~……かな~?…ふわぁぁ……」


と、とても眠そうに言う。清雅はため息をついた後、


「フィア、眠いならもう少し寝てても良いぞ?俺は散歩に誘おうかと思ってただけだしさ?」


「そうなの?……ん~、じゃあ、もう少し……寝させて……もらおう……か……な……すぅ……すぅ……」


 フィアはそう言いながら、途中で清雅に倒れこむように寝てしまう。慌てて受け止めた清雅は、ちょうど出てこようとしていた優奈に言い、フィアを部屋の中に入れ、ベッドに寝かせる。――――ふむふむ。清雅は散歩に行こうとしてたのか――――


 フィアをベッドに寝かせた後に、清雅は改めて言う。


「さっきフィアに言ったように、散歩に行こうと思うんだが、どうする?一緒に行くか?」


「ん~……私は行こうかな。フィアも清花もこの通り寝てるから連れて行けないだろうしね」


「それもそうか。じゃあ行こうか」


 そう言って、清雅と優奈が部屋から出ていく。扉を閉めたときに、優奈が鍵をどうしようかと言い、少し悩んだ清雅は、闇魔法を使って部屋の内側から鍵を閉めた。――――魔法をそんな使い方していいの?――――


 清雅たちが階段を下りると、主人がいた。そして、清雅たちを見ると、


「おはよ~。あれ?二人?あと二人は?」


「あぁ、俺たちはちょっと散歩にでも行こうかなって思ってな。上の二人はまだ眠そうだから置いてきた」


「あぁ、そういう事。あ、そうだ、ちょっと待ってて、見てもらいたいものがあるんだよ」


 主人はそう言って机の上に置いてある紙を取って持ってくる。何だろう?と思って清雅と優奈がその紙を覗き込む。そこに書かれていたのは――――


「……これ、俺たちのことか?」


「たぶん……そうかな?」


 それは、清雅たち四人――――主に優奈の情報が書かれた紙だった。


「どういうことだ?」


 不思議に思った清雅が聞くと、


「それね……手配書なんだよ」


「……は?」


 ウソだろ?と思った清雅がもう一度その紙を見直すと、確かにそこには手配書と書かれていた。しかも賞金は8桁という、アホみたいな金額。


「私もそれを見て何かのミスかなって思ったんだけど、これを回してるのがどうやら王国みたいだから、一体君たちが何をしたんだろうって思ったのよ。で?一体何をしたの?」


「いや、なんもやってないっていうか、そもそも王国にまだ一度も行ったことないんだけど?てか、王国ってどこの?」


「どこのって……アトランタルって聞いたことはあるでしょ?というより、そこ以外にはもう王国なんかないんだけど?」


 あきれたような表情で主人はいうが、清雅は不味いな。と思っていた。なぜなら、目的地がアトランタルの上に、最初の方に清花が言っていた冒険者ギルドも、冒険者として登録するにはアトランタルにある本部ギルドに行かなくてはいけないらしい。そのため、このような手配書は相当な障害なのだ。


「(にしても、なんで手配書が?俺たち、なんかやったっけ?)」


 清雅は疑問に思い考えるが、どうしてもその原因が分からない。む~……と清雅が悩んでいると、不意に肩が叩かれる。振り向くと、困った表情をした優奈が、


「ねぇ、これ、どうする?フィアたちに伝えに行く?」


と聞く。清雅は、


「ん~、いや、後でいいだろ。アイツらに今言ってもちゃんと聞けてないかもしれないし」


「そう?じゃあこのまま行こうかな。でも、私たちがいない間に二人が襲われたらどうするの?」


「あぁ、それなら問題ねぇよ。アイツらの護衛はルーネにやってもらうからな。いいだろ?ルーネ」


と清雅は言って、宿の外に出る。そして、その後ろを少し心配そうな表情をしながら優奈が追うのだった。




――――あれれ?清雅には私が起きていることがばれてたのかな?まぁ、任されちゃったからにはちゃんと働いておくかな――――

 どうでもいいかもしれませんが、第二十五話の投稿前までに今までのサブタイトルを全部消します。

 理由としては、思いつかないからです。年明けからこんなのですいません。

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