表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/30

いよいよ精神科

適応障害がひどくなると、うつにもなるそうです。

心のモヤモヤを説明することは難しいことです。

予約の時間より10分前に到着したのは、家から一番近いところにあるクリニックの駐車場だ。


そこは平日でも混んでいるところなのだが、今日は思ったよりも空いている。


予約が取れたのは、面談から一週間後。

行けと言われたのだから、とりあえず聞くだけ聞いてみようと会社の昼休みにすぐ電話した。


対応してくれた受付の人に症状と内科を受診したことを伝えると、これから来てもよいとのことだった。


そして、電話した今日が初診日となった。


昼飯もほとんど食べず、急いで半休の届けを出して逃げるように帰宅した。


持参してくれと言われていた、おくすり手帳(内科での処方箋)と、財布には現金を少し多めに入れておいた。


たまたま空いていたのか、それとも自分が思っているよりひどいのか。


とにかく、精神科(心療内科)だ。


症状をはっきり言えるか心配になったが、待合室はきれいで思ったより患者さんは少なく、受付の人の感じがよかったのでホッとした。


渡された問診票に、住所・氏名・勤務先・家族構成などを書き入れていく。


その中でも、一番重要な項目は、症状についてだ。


項目がいくつもあり、そのほとんどに〇をつけたが、生死に関わるところは見ないようにした。


その他にも、手の震えなども付け加えたが、それを書いているときも手が震えていた。

たぶん、緊張からくるものだと思う。


問診票を出したあと、対面(看護師さん?)での問診はだいぶ時間がかかった。


そのあとに、先生の診察が始まった。

細かく確認をしながらの問診、何が原因でこうなったか、どんな症状か。


先生はそれをパソコンのキーボードで打ち込み、わたしが話はじめると、必ず手を止めて話を聞いてくれた。


しばらくして、先生の口から、聞いたことのある単語が出た。


「うつと適応障害ですね」


まさかと思ったが、パソコンとは別の大きなモニターに【うつ】【適応障害】と書いてあるのが見えた。


「診断書出しますね」


「今日もらえるんですか?」と驚いていると、先生のすぐ横で、プリンターがカタカタと動きだした。

体の具合が悪くなった原因、引き金になった出来事は何だったか。

母親に言われてから、これだと思うものがありました。

身近な人に相談することもだいじだと思いました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ