表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/30

はじめてのみぞおち

職場に数人、うつの方(休職中、退職した)がいました。

次は誰が休むんだ? という話が上がっていましたが、わたしでした。

仕事中に上腹部の違和感、鈍痛。そして、異常な眠気でまぶたが開かない。


機械での作業中にうつらうつらと、ケガをしてもおかしくないような状況だった。


いつもと様子が違う。


泣きながら作業することが何度か、昼飯の時間も涙が出た。


なんだか分からないが悲しくなった。


朝は行きたくないの言葉が頭に浮かんで起きるし、夜も急に悲しくなって声を殺して泣いた。


職場を異動してから、何もうまくいかない。

それは、自分が腹八分でできず、言われたことをすべてしなければの雰囲気から抜け出せなかったからだ。


楽しかったことも心の底から笑えなくなり、ご飯の味もわからなくなった。


「みんな生活するためにしていることだから、がんばれ、我慢しろ」


その言葉が苦痛であり、怒りだった。


毎朝、職場に行くたびに嫌な言葉(死ね・殺す)が浮かんだ。


誰に対してでなく、自分に言い聞かせるようにほぼ毎日浮かんできた。


死にたくないと思った。

職場から逃げたら、世界が変わりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ