9話 既に計画は始まってしまったのか
修行の日
颯太「いやー楽しみだぜ!」
晴人「まあちょっとな。少しは戦闘能力がないと。」
カラーン
リオ博士「やぁ。久しぶりだね。」
颯太「まあ俺はそんな久しぶりじゃないですけどね!」
リオ博士「それもそうだな。まあ早速、はじめようか。」
それから俺らは修行に励んだ。
技の応用、制御、スピード。飛行術や瞬発力。そして能力者には必殺があるらしい。
俺らは早速リオ博士に教えてもらったことを実践。
意外と簡単だった。明らかにあの日よりも動けている。
颯太「これ!意外と簡単にできるぞ!」
晴人「わかる。俺もだ。」
リオ博士「(あの2人、明らかにポテンシャルがあるな。素晴らしい。これは良い逸材になりそうだ。)」
リオ博士「(特に晴人。なにか、水以外の何かを秘めている気がする。)」
こうして俺らは修行に励んだ。
1週間後
リオ博士「とりあえずは良いと思うね。君たちには才能がありそうだ。」
颯太「ありがとうございます!」
リオ博士「いえいえ。」
晴人「それじゃあ行くか。」
颯太「ああ!」
リオ博士「いってらっしゃーい」
カラーン
リオ博士「とてもおもしろそうだ。」
颯太「それじゃあ美奈も呼ぶか!」
晴人「そうだな。てか、美奈はここに呼ばなくて良かったのか?」
颯太「あいつは既に強いだろ!だから心配いらねぇって!」
晴人「それもそうだな。」
俺らは美奈に連絡をかけ、決行日は明日となった。
翌日
美奈「ここよ。」
颯太「すっげぇデカいビル!」
晴人「ここにボスがいると。」
美奈「そうね。」
颯太「早速行くか!」
晴人「ああ。」
俺らはビルへと侵入した。
晴人「おかしいな。人がいないぞ。」
颯太「今日は日曜だからじゃないかな?」
晴人「じゃあなんで扉開くんだよ。明らかにおかしい。」
颯太「たしかにそうかも!」
美奈「颯太。少しは声量考えよ?」
颯太「ああごめんごめん。」
そうやって俺らはボスである明日香が居る部屋へと向かう。
晴人「やっぱ人がいねぇ。」
美奈「もしかしたらもう何か起きてるかもね。さぁ、ここよ。」
美奈が見つける先は、???室という謎の部屋だった。
颯太「すげぇ不気味…なんかこえーな。」
美奈「実はここ、SBEが起きた場所でもあるの。」
晴人「あ?それマジで言ってるの?じゃああいつはなんだったんだ。」
美奈「あいつ?誰のこと言ってるか知らないけど、開けるわよ。」
颯太「オッケー!」
バーン!!!
美奈「明日香姉!どこにいるの!」
晴人「…気配を感じない。これは、居ないぞ。」
美奈「おかしいな。明日香姉、毎回ここに居るはずなのに。」
???「やあ!良くぞここまで来た!」
何かが聞こえた。
美奈「明日香姉!?」
晴人「いや違う!あれは、スクリーンに映し出されてる映像の声だ!」
スクリーン「私はここに来るのを待っていた!私はもう能力者達に声をかけ、計画をスタートした!おもしろいことに日本にいる能力者は東京だけだ!止めたければ、東京の各地にいる能力者達を殺してみろ!出来なければ被害は日本、世界、地球までに行くだろう!まあ、お前らごときに、私の計画を止めれるはずがないがな!それではまた会う日までな!ハッハッハ!」
映像はここで終わった。
颯太「まじかよ!計画はもうスタートしただと?」
晴人「そうと決まればもうグダグダ出来ないな。」
美奈「そうね。私たちが止めてみせるわ。」
こうして俺らは能力者全滅へと歩を進めた。