表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
die or live  作者: 徹底光線
7/24

7話 殺人仲間

あの日から2週間。

未だにあの時に起きた現象のニュースばかりだ。

正直もう見飽きた。

なんなら少しダルい。なぜなら、フリーズが起きた時、俺らだけが動いていたという情報を誰かが流したらしい。

ったく誰だよ……てかなんで知ってるんだ。

そう思いつつも今日も学校へと向かう。

クラスメイトA「お前どうやってあそこから動けたんだよ!」

クラスメイトB「それな!うちも知りたい!」

晴人「またその話?もう良いだろ終わった話なんだから。」

正直鬱陶しい。

いつもは長く感じる学校だが今日はもっと長く感じた。

俺は部活へと向かう。

俺の部活はパソコン部だ。陰キャとか言うなよ。

晴人「失礼しまーす」

???「やっぱこうだよね!」

なんだ?やけに騒がしい。どうせあの人だろう。あの1人だけ陽キャみたいなテンションの部長。

???「聞いてよ晴人くん!」

晴人「なんですか。雷夏先輩。」

雷夏「実はあのフリーズ現象について調べてたんだけど!」

はぁ……またあの話か。そう思いつつも聞くだけ聞いてみる。

雷夏「あれはSBEって言うらしいんだ!」

晴人「SBE?どういう意味ですかそれ。」

雷夏「どうやら正式名称はソフトバンクエラーって言うらしくてね。匿名の手紙が政府に届いたらしい!差出人はミスターRって言うらしいんだ!」

ふーん…あれSBEって言うんだ。でも、こんなの今まで起こったことあるのだろうか。もしかしたらそのミスターRが勝手につけた名前なんじゃないか?

???「失礼しまーす!」

晴人「ん?なんだ、美奈かよ。パソコン部になんか用があるかよ。」

こいつは美奈。テニス部の陽キャ。俺は陰キャなのに俺の周りはなぜ陽キャが多いのか

美奈「実は晴人に用があって……」

晴人「何。用って。」

美奈「いいから来て!」

晴人「あ!ちょ!」

俺は強引に美奈に連れ出されて部屋を後にした。

雷夏「あの2人付き合ってんの?」

部員「さぁ……」


晴人「それで何。話って。」

美奈「実は、とある場所で今、全人類能力者計画って言うのが起きようとしてるの!」

全人類能力者計画?なんだそれ。なんか聞くからにヤバそうな計画だけど、大丈夫なのかそれ。

美奈「その計画、詳しく言うとね……」

俺は全人類能力者計画について詳しく聞いた。

聞くだけで思う。まずい。非常にまずい。

美奈「それでその計画を否定する人は殺していくって言うの!」

晴人「は?殺す?野蛮すぎないか。さすがに。」

作り話であってほしい。しかし、あの日を思い出すと、作り話じゃない気がする。

美奈「実はSBEを起こしたのも明日香姉なの!」

晴人「はぁ?じゃあこんぽたはなんだったんだよ。」

美奈「知らないよ!そんなの!とにかく頼みがあって!」

晴人「……何。」

美奈「この計画に肯定する能力者を……殺さない?」

……なるほどな。逆に殺してしまえば良いわけだ。こいつも中々ネジの飛んだ思考回路をしているな。

晴人「良いだろう。」

美奈「(比奈のことは、言いたくない。だって親友だから。)」

晴人「ん?なにその変な顔。提案したのはお前だろ。」

美奈「ああごめん!ちょっと考え事してて……」

晴人「俺とお前は今から、【殺人仲間】ってわけだ」

晴人「颯太には、俺から話しておく。じゃあいいか。」

美奈「うん。変に時間使っちゃってごめんね。」

こうして俺らは解散した

雷夏「おお戻ってきた!何の話だったの?」

晴人「先輩には関係ないですよね。」

始まった。俺の、いや、俺たちの、腐れ計画。

新キャラ紹介

原田雷夏 晴人が所属しているパソコン部で唯一の女であり部長。普通にバレー部とかの陽キャと仲が良い。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ