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神様の桃幻郷  作者: くまだんご
第二章 影
6/23

川の野菜

妖怪「グ…ギャァァァ…ッ!!グッ!」 

バッ!

妖怪は力一杯飛び上がった!


桜「っ!逃げた!まて!」

桜もその後を追いかける…

桜「(くぅ!急所外れてたか…!)」

妖怪「キィィィィ!!」


その一方…

バシャンッ!

ソルフィ「ぷはっ…!か…川!?朝になってるし…ここ何処よ?!」

ソルフィはとりあえず川の中から上がり近くにあった石橋に止まった。

ソルフィ「濡れてない…。えーっと…ここはー…」

辺りを見渡す…桜と同じく畦道は見えるがソルフィがいる位置は畦道と山の間であった。

ソルフィ「あら?」

ソルフィは川の中に何かを見つけた。

ソルフィ「スイカやトマト…。野菜を冷やしてるのね…。吊るされている辺りから見るに…この山中に人がいるのかしら…」

そう想定したソルフィは迷いなく山へ入った。

………

山の中はとても静かで木々の匂いが鼻を刺激する。

ソルフィ「静かね…。熊とか…出ないわよね?妖怪より出て欲しくないわよ…」

ザッ!

大きな足跡が聞こえた…!

ソルフィ「っ!」

ザッ…!ザッ…!ザッ…!

足跡は近づいてくる。

ソルフィ「…」

ザッ…!ザッ…!ザッ…!ザッ!ザッ!!

ソルフィ「(来る…!)」

ソルフィは手に力を貯めている…

………………………。バキッ!!!

ソルフィ「【魔法!ライトボム!】」

ドンッ!

「グェーーー!!」

閃光が走る。

木々の中から現れた妖怪は閃光に驚いていた。

ソルフィ「デッカイ鶏の妖怪…?ほ…。熊じゃなかった~。」

「グェーーー!!!」

妖怪は羽を広げ襲い掛かってきた。

ボッ!ボッ!

口から火を吐きソルフィへ攻撃を仕掛ける。

ソルフィ「うわっ!危ない!危ないっ!こんな森の中で火を出さないでよ!」

「グェェーーー!」

バサッ!バサッ!

ソルフィ「はぁ!?空飛んだ!」

「グェーーー!グェーーー!!」

ボッ!ボッ!

ソルフィ「ッ!」

ソルフィは岩陰に隠れる。

ソルフィ「鶏じゃないのね…」

「グェーーー!グェーーー!グェーーー!」

ソルフィ「空を飛ぶなら…!ハッ!」

「グェーーー!!!!」

ボッ!ボッ!ボッ!

ソルフィの周りに火が落ち、土煙がたった…

「グェ?」

妖怪は不思議に思った。何故なら、ソルフィの姿はそこから消えていたのだから。

バッ!

「グェ?!」

妖怪の上に人影が…!

ソルフィ「…。ハァッ!」

ソルフィです。

「グェ!グェーーー!!」

バサッ!バサバサッ!?

ソルフィ「【チェンジ!】」

ドカッ!!

「グェ!!」

妖怪の頭上に大きな岩が!

ソルフィ「じゃーん。驚いた?」

ソルフィはいつの間にか先程と同じ場所にいた。

だが、さっきと違いソルフィが隠れていた岩は消えていた。

「グッ…!?」

妖怪は岩の下敷きになった。

ソルフィ「これが私の能力。マジシャン向けとか桜には言われたけど…こうやって戦闘にも活用できんのよ!」

「グェーーー!!!」

妖怪は岩をどかし山の中へと逃げていった…

ソルフィ「ふぅ~!さてと…進もうかしら」

……………………


ソルフィ

種族 エルフ

能力 移動

攻撃手段 魔法

絵を描くことが趣味のようだがとても個性的な絵を描いている。


ザッ…ザッ…ザッ…。

ソルフィは森の中を進む。

ソルフィ「あら?あれは…。建物…?」

……

桜は妖怪を追い畦道を進む。

桜「まて!」

「キィィィィ!!」

バッ!

妖怪はぴょんっと塀を飛び越えた。

桜「っ!建物…!」

妖怪を追うのに集中していた桜は建物が見えてきていたことに気がつけなかった。

桜「…。この中に何かが…。っ!」

ギギッ!

桜は重い門を開いた。

…………………………………。

……………

二人の視点を見てきましたが…あと一人…いますね?

バシャンッ!

謎の魔物「ブハァ!溺れる!溺れる!」

・・・・。

謎の魔物「って…カメレオンだから泳げるんだわ。俺」


ガメ

種族 リザードマン

能力 擬態

攻撃手段 毒

普段は人の姿をしているが、その正体はカメレオン型のリザードマンである。


ガメは水面から上がった。

ガメ「なんだここ?」

辺りを見渡す。

ガメ「うわっ…!なんだこの…なっがい階段…!」

・・・・・。

ガメ「あいつら…何処だ?もしかして…この階段?はぁ?!」

            …「続く」

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