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ショータイム

ここで、話を、スノードームに話を戻そう。


      #       #


カミーユの解き放ったゾンビたちは、人畜無害なゾンビではなかった。


カミーユの解き放ったゾンビたちは、危険なゾンビ菌の発生源であった。


このゾンビ菌は、人に感染し、人をゾンビに変え、人をカミーユの奴隷に変えてしまう性質を持っていた。


カミーユは、このゾンビ菌を使って世界征服を実現し、カミーユは、自身が世界の王となろうとした。


ゾンビ菌は、無害だと思って、スノードームに人が集まっていたが、これからは、時間の経過とともに、感染力の強いゾンビ菌が拡散されていくと思われた。


このゾンビ菌の最初の犠牲者は、バンドマン ツヨシ。


ドレミヒーローは、絶対に負けてはならない。ゾンビたちを外の世界に出してはいけない。


ドレミヒーロー、カミーユの野望をうち砕け!


      #       #


スノードームで行われたこの世界の運命を決した闘いを語るに当たって、どうしても、見落とすことの出来ない資料という物が存在した。


それは、「仲間」たちからジーン博士と呼ばれている少年が、東京テレビの美人アナ、秋葉原あきばはらレイとのインタビューの中で、自慢げに語ったところのカミーユのゾンビとドレミヒーローとの闘いを巡るいくつかの極秘情報である。


東京テレビの人気女子アナ、秋葉原あきばはらレイは、カミーユのゾンビとドレミヒーローとのスノードームでの闘いを取材するために、取材チームとともにスノードームに来ていた。


秋葉原あきばはらレイを含む東京テレビの取材チームは、全員がスノードームでの闘い「結末」までかすでに書かれている不思議な「台本」を持たされていた。


ジーン博士は、これから起こる闘いの「結末」が書かれている不思議な「台本」について、情報を持っていることを秋葉原あきばはらレイに自慢げにほのめかした。


物事というか、事態が「台本」通りに進んでないことを東京テレビの美人アナに指摘してしまった。


ジーン博士のプライドは大いに傷ついた。


それから、ジーン博士はものすごく饒舌じょうぜつになった。


つまり、ジーン博士は、自分の知っていることの何から何までしゃべりはじめたのであった。その中には、極秘事項に分類されるべき情報が多く含まれていた。


ジーン博士のその時の話の内容は、この物語においては、まったく不可欠な要素でもあるので、作者は、大いに活用したいと考えている。


ジーン博士は、とにかく事情通であった。


ジーン博士は、まずドレミヒーローのパワースーツについて否定的な意見を述べた。


ドレミヒーローが着用することになった最先端パワースーツについてのジーン博士のコメントは、次の通りである。


「決戦の場で、これを試すという発想は論理的とは申せませんです」


「危険は伴うが、新しい技術のためには、それは、必要悪なのだ。それが、ヒーローズアカデミーの考え方なのです。でなければ、あのパワースーツを人に、ドレミヒーローに着用させようとは思いません。それは間違いなのです」


ジーン博士は、誰にともなくつぶやいた。


「ヒーローズアカデミーがこれだけの危険なものを提供してくるのは、よほど特別な事情があったのだなぁ」


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