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世界征服 5

秋葉原あきばはらレイは、東京テレビの取材スタッフとともに、カミーユのゾンビとドレミヒーローの闘いを取材するために、スノードームにやってきた。


秋葉原あきばはらレイは、スノードームに入るとカミーユの「仲間」であるジーン博士がスノードームにやって来ているのを発見した。


今回のゾンビ騒動を含む様々な事件の首謀者しゅぼうしゃであるカミーユの双子の兄弟のジーン博士に取材する幸運に秋葉原あきばはらレイは、偶然出くわしてしまったのだ。


しかも、ジーン博士は、スノードームに一人で来ているようだ。


ジーン博士という少年は、地下世界の大物カミーユが率いる犯罪者予備軍の少年たちの内では、秋葉原レイにとっては、話掛けやすいキャラの少年であった。


秋葉原レイは、これほどのチャンスを見過ごすわけにはいかない。


秋葉原レイは、ジーン博士のそばに行くと、ジーン博士に丁寧に会釈してみた。


ジーン博士というあだ名の少年は、秋葉原レイに会釈を返してきた。


これが良いきっかけとなって、秋葉原あきばはらレイのジーン博士に対するインタビュー取材が開始された。


秋葉原レイのジーン博士のインタビューの内容については、少し後に述べることにしたい。


確かに、ジーン博士のインタビューの内容も大切ではある。


それでも、ここでは前もって述べるべきことがある。


つまり、カミーユのゾンビたちとドレミヒーローとの闘いのことを先に述べるべきなのである。


ジーン博士というのは、これからスノードームで繰り広げられようとしているゾンビとドレミヒーローとの闘いについては、その闘いを語る上でまさに当事者であり最高の解説者でもある。


秋葉原レイ自身も、取材の資料はチャンと頭に入れてきていたので、実は、カミーユの操るゾンビたちとドレミヒーローとの闘いは、単に、地域の平和と正義のため闘いをはるかにこえた重要性を持つ闘いであるとは、よく理解していた。


秋葉原レイは、この闘いの核心について、ジーン博士に確認した。


「カミーユのゾンビたちと、ドレミヒーローとの闘いに人類の存亡がかかっている。つまり、そういうことなんですよね」


ジーン博士は、神妙な顔つきをしている。


ジーン博士は、深く、ゆっくりと息を吐いた。


ジーン博士は、語りはじめた。


「今、ドレミヒーローが、カミーユとゾンビたちのことを止められなければ、この世界の誰もカミーユとゾンビたちのことを止められないでしょう」


「今、カミーユが操っているるゾンビたちは、これまでこの町に出現していた人畜無害のゾンビたちとは、全く違う種類のゾンビたちであると考えなければなりません」


「カミーユのゾンビたちは、新しいゾンビ菌で出来ており、このゾンビ菌は、簡単に人から人へと感染するという性質も持っています」


「このカミーユのゾンビ菌は、人に感染すると、感染した人は、最後には、人の心を失い、カミーユのために戦う兵隊となります。カミーユは、兵隊のゾンビたちの力によって世界を征服してしまうでしょう」


「カミーユの野望を打ち砕くには、ドレミヒーローがカミーユのゾンビたちをここ、つまり、スノードームで倒すしか道はないのです」





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