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ひとをおもいて

いたみ

作者: 漉緒




睦月の夜 楼に影無く 深々と

老躯朗々 詠いて悼む



むつきのよ

  ろうにかげなく

      しんしんと

        ろうくろうろう

           うたいていたむ






夜空を見上げ  消えし星

地を見渡せど  無き花の

影残り香を   偲びては

やまざる思い  如何せん



よぞらをみあげ きえしほし

ちをみわたせど なきはなの

かげのこりがを しのびては

やまざるおもい いかんせん






悩み惑いて  疲れ果て

黙して去りし 君おもう

消ゆる泡沫  なろうとも

願いて祈る  また会わん



なやみまどいて つかれはて

もくしてさりし きみおもう

きゆるうたかた なろうとも 

ねがいていのる またあわん







短歌壱首、今様弐首

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― 新着の感想 ―
[良い点] 大人の恋愛のようで、少し病んでいるようで、 一途で……なんというか、恋愛の黒い部分を感じる一方で切なくなりました!Σ( ̄□ ̄;) ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
[良い点] 消えねー。 俺は、絶対、消えねー。 約束する。 少なくとも、 君より先には。
[良い点] 切ないですね。切ない。 しかし、感情を揺るがす出来事が、このような美しい詩を生み出すのだから……複雑です。 一期一会、ですな。
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