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陰陽の技

次の日の夕方、わたしは星川神社の

社務所の中の一室で、

隠れ陰陽師と噂されている女宮司さん

と相対していました


「遠いところ、よく来てくれたわね

えーっと、楓ちゃんだっけ?

日向楓さんだよね?


一応自己紹介しますね

私の名前は須賀涼子


建前は宮司だけど、

陰陽の技を故あって受け継いでいます


ただ、こういうのは、一子相伝というか

壺の中の油を他の壺に移すように


一対一で伝えていくもので

めったやたらに教えられるものでは

ないのよね」


「・・・」


「でも、何かご縁を感じたので

陰陽の技をひとつだけ伝えることにしました


ただ、どうしても楓ちゃんの場合、

気というかエネルギーが足りない所が

あるの


だから、その点は陰陽の護符が

身代わりになって働くようにします


「・・・」


「まあ、よくわからないと思うんだけど

この陰陽の技を使ってあなたは夢見を

することになります」


「夢見?ですか?」

「そう、夢見を使って、

例の夢の中にでてくる女の子と

相対して、決着をつける必要があるのよ


そうしないと、延々と夢の中であなたが

相手しなくてはねらなくなるから」


「それは困ります・・」

「夢見、夢見の技は、要は、夢の中でも

意識を保って、夢の中でも思うように

行動できるようになる技のことをいうの」


「夢の中でも思うように行動・・・」

「もしそれができれば、なんで

例の女の子が毎晩夢にでてくるか

聞けるでしょう?


理由をハッキリさせたら

それで問題は解決するわよ(^o^)」


「そんな、かんたんにいくのでしょうか?(^_^;)」

「だいじょうぶよ!」


「だいじょうじゃ、なさそうな・・

あと、逆にこういう技は知らない方が

結局しあわせだったとか・・・」

「逆なのよ、いま学ばなくては

ならないときなの

でないと手遅れになるわよ!」


「そーなんですか、こわいけど

先生がそうおっしゃるのなら

学ばせて頂きたいと思います」

「楓ちゃん、あなた

『天地とひとつになれる!』

っていっていたよね」


「はい」

「もともと私たちは天地とひとつなのよ


はじまりのはじまり

これを【太極】というの


それが男と女に分かれて、

陰と陽ね、陰陽師の陰陽


それがまた分かれて分かれて

八つになった


天・沢・火・雷・風・水・山・地

(乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤)


その組み合わせで万物が生まれ、

万象があらわれるの


春が去って、夏来り

秋に更わって、冬と換り、

日暮ぐれて、夜に継ぎ


春の小川、小鳥のさえずり、

夏の蝉時雨、子供たちのはしゃぎよう

紅葉をたのしみ、山の幸が実り

冬景色、寒さに身が引き締まり、

地中の種は春の陽光待ち、芽吹く準備をする」


「(・・・)」


首乾腹坤 天地定位

耳坎目離 日月明光

口兌手艮 山沢通気

股巽足震 雷風動作

・・・

至誠為道 昭昭感応

・・・


急急如律令



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