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魔法師最強をめざしてます!  作者: 夏冬
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6/12

5話

「奏ちゃん!久しぶりー!」


「は……はじめまして、姫路雪奈といいます」


そう言って瑞希は、笑顔で奏でに手を振り、雪奈は、軽く頭をさげてあいさつと自己紹介をする。


「瑞希ちゃん久しぶり!

こちらこそはじめまして、お兄さんの妹の鈴木奏といいます」


奏は、瑞希には笑顔で手を振って、雪奈に礼をしるて自己紹介をする。


「奏も来たし飯を食べに行くぞ」


そう言って和斗は、歩き出す。それを見て後を追う、瑞希と、雪奈と、奏、の3人は話ながら足を進めている。

店についたので4人は店の中にはり席にすわる。

食事を注文した4人は、楽しそうに雑談をしていた。


「そう言えば、瑞希と雪奈は順位暴走はどうだったんだ?」


「私は、まぁ、普通だね。」


和斗が聞いたのに応えると、ランキングカードを見してくれた。

そのカードには457「7」とあった。

それを見た雪奈があわてて自分のランキングカードを出そうとする。


「私は、これです…………」


雪奈が見せるそこには、459「9」とあった。


「二人とも学年上位じゃないか、すごいな」


2人を褒めると雪奈は、照れて顔を赤くし。瑞希はなぜか何か言いたげな顔をしていた。


「……ありがとうございます。」


「学年トップの人に言われてもね……」


雪奈は、お礼を言ってくれたがどうやら瑞希は、皮肉に聞こえたらしい。

そんな、話をしていると奏が不思議そうに質問をしてきた。


「このカードはなんですか?」


どうやらカードが気になったらしい。


「このカードはな、学園の強さをランキングで表したもので大きい数字の方が全体のランキング、枠の中の少し小さな数字の方が学年別のランキングになっているんだ」


「お兄さんは、学年トップなんですか?」


和斗の説明を聞き、今さっき瑞希言ってたのが気になったのか奏がそんなことを聞いてくる。


「まぁ、一応新入生代表だしな」


「兄さん!すごいです!」


和斗の返答を聞き、抱き着きながら褒めてくれる奏の顔は笑顔でとても可愛かった。

4人は、食事がとどき食べ始める。


「そう言えば、和斗と雪奈は、いつから模擬戦を始めるつもりー?」


「俺は、明日から、模擬戦をするつもりだよ」


「私は、まだ先になるかと……」


瑞希の質問に答える二人。

瑞希は、その二人の返答を聞き少し考えたかとおもうと。


「わかった、なら雪奈、一緒練習してから2人で模擬戦に行こー!」


「はい!」


瑞希が雪奈にそう提案すると。雪奈は嬉しそうに笑顔でうなずく。


「和斗は、明日からするんだよね?はやくない?」


「まぁ、俺は実戦あるのみと考えているからな……」


「へー、どんなんだったか教えてね!」


「かまわないぞ」


瑞希は、和斗の返答を聞き笑顔でこっちをみている。

奏は、そんな話をしている中、1人笑顔で食事に集中していた。


食事が終わり解散となった。

和斗と奏は、2人で家に帰っている。奏は満足したのかずっと笑顔である。



次の日の1限かは4限は、普通の授業だった。

昼休憩になり、和斗と、瑞希と雪奈の3人は、昨日と同じ席に座っており。 昼食をとっている。


「和斗君は、この後に模擬戦をやりに行くんですよね?対戦相手は決まっているんですか?」


「いやまだ決めていない。対戦は、指名をしようと思ってな」


「指名って上級生を?」


雪奈が和斗にしつもんをする。その返答をききなぜか瑞希が驚いたような声をだす。


「まぁ、そうなるな」


「…………こわいものしらずだね……」


瑞希に軽く肯定する。すると瑞希は呆れた顔をしていた。


「あのー、指名ってどこでやるんですか?」


「俺が聞いたのは、どうやら実技場に、5限目から放課後には模擬戦管理委員会と言う委員会が受付をしているらしい。」


「そうだったんですね」


和斗は雪奈の質問に返答する。


5限目に和斗は、第1実技場にきていた。

実技場の中に入ると1人の男が受付の女性と話をしていた。

男もこちらに気づくと声をかけてきた。


「鈴木もやっぱり模擬戦をしにきたか?」


男は笑いながら聞いてくる。男の背丈は180前半と言ったとこだろう和斗より少し高い。また、髪は短髪の茶色である。


「まぁ、そうだ。えっと……名前は確か、渡辺だったか?」


「おう。俺は渡辺龍也(わたなべりゅうや)だ。龍也と呼んでくれ!」


「わかった。なら俺も和斗と読んでくれ」


「和斗だな。わかった。

和斗も模擬戦をするんだろ?相手は決めたか?」


龍也は、どこか楽しそうに聞いてくる。


「まだだ。今から指名して決めようとおもってな。」


「なるほどね。俺は決めたらかまぁ行ってくるわ!」


そう言って龍也は奥へと行った。

和斗は受付へむかう。


受付の女性に2年生のトップの人のランキングをきく。


「2年生のトップは、全体ランキング10位ですね。影山透(かげやまとおる)と言う男子生徒です。この方にしますか?あまりおすすめはしませんが…………」


和斗は、この答えを聞き驚く。この透と言う男は、ほとんどの3年や4年の先輩達よりも上ということになる。


「いえ、2学年のランキング2位の方はどなたですか?」


「少々お待ちください。

2学年のランキング2位の方は田中空(たなかそら)さんですね。全体ランキングでは、296位ですね。これもあまりおすすめはしませんよ?」


「その方で、大丈夫です。その方に指名します。」


「……わかりました。」


和斗の返事を聞いた受付の女性は、心配しながら模擬戦の準備をする。


「では、30分後にまたきてください。」


「わかりました。」


30分後に、第1実力にいく。受付に案内され奥に行く。

そこには、既に1人の女性と審判らしき先生が立っていた。


「君が私を指名したのか、見ない顔だが何年だ?」


たっていた女が、喋る。やはり、たっていた女が田中空らしい。


「1年の鈴木和斗と言います。今日はよろしくお願いします」


「1年で、私を指名したのか?私のランキング順位を知っているのか?」


「はい、知っている上で田中先輩を指名しました」


「……いい度胸だな……」


空は、和斗が1年でランキングの差を知っている上で挑んで来ていると知って驚きを隠せないでいた。

また、そのことについて少し怒っていた。

それもそうである、空は入学してから1年間頑張ってきて今のランキング順位にいる。それなのに、入学してすぐの奴が挑んできて勝てると思っているのだから挑んでき他のだろう。そう思うと、空が怒るのもわかる。


「両者準備はいいか?」


審判であろう先生が声をかける。


「「はいっ!」」


「はじめ!」



審判の合図で模擬戦がはじまった。

合図の後すぐに攻撃を仕掛けたのは、空だった。

空は、和斗に風魔法により。集めた風を丸くしそれを放つ。

さらに、放った魔法を風魔法により加速させる。

加速した魔法は和斗に直撃するかとおもうと和斗の横をとおる。

どうやら和斗は、の風魔法を使い魔法の軌道をかえたようだ。


「……ばかな…………」


空は、目を見開いて驚く。

そのあいだに、和斗は、炎魔法をつかい。

炎を小さい弾丸にした魔法を発動させる。

しかし、空は、弾丸をよけて水魔法、水が数体の大きい蛇のようになり和斗を襲う。

和斗はそれに雷属性魔法の雷魔法、雷の槍をつくる魔法を発動させる。

和斗は、その雷の槍を水の蛇にむけてはなつ。

しかし、水の蛇の1匹が雷の槍を飲み込み爆発する。その間に残りの蛇が和斗を襲う。


「どうだ!」


空が勝ったと言わんばかりの声を出す。しかし、砂煙の中から、服がボロボロの和斗がでてくる。


「思ったよりやりますね、田中先輩」


「あたりまえだ!」


和斗の言葉に強く反応する空。


「しかし、次で終わらします。」


和斗の言葉に空は、怒りを表す。


「舐めるのもいい加減にしろ!!!」


そう言うと空は、和斗に向けて走り出す。


和斗は、手を前に出し水魔法を発動させる。

炎を発射させる。水は、空を避けるように横に広がり空を囲む。

空、水に捕まると球体の水中に閉じ込められる。

空は逃げようと魔法を発動させようとする。

しかし、上手く魔法が発動できない。


「田中先輩、この水は、俺の魔力を大量に流してあるため田中先輩の魔力量では、魔法を発動させることはできませんよ。」


和斗はそう言い空の方を見る。しかし空は、苦しそうにもがいているだけで答える余裕が無いようだ。

和斗は球体の中に自分の手を入れ、雷魔法を発動させ気絶させる。


審判により勝者のコールがされる


「勝者は、1年 鈴木和斗!!!」


こうして和斗の、初の模擬戦は終わった。

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