3話
レストランは、学園から歩いてすぐのとこにした。この街は建物はレンガ造りの家が多くあり、魔具によって発展した街である。
3人は決めた店に入り食事をしている、3人での食事は、楽しそうである。
「そろそろ、終わりにするか」
「そうだね、今日は、雪奈ちゃんと話せて楽しかったよ!」
「こちらこそ、瑞希ちゃんと話せて楽しかったです」
和斗の提案に賛成する瑞希と雪奈。
「じゃぁね!!」
「今日は、ありがとうございました。」
「あぁ、またな」
瑞希は手を振りながら、雪奈は深々と礼をして、和斗は簡単に、と3人はお互いに挨拶をして、解散する。
和斗が家の前につく、家はレンガ造りであり二階建てである。
家に入ると、部屋の奥から1人の女の子がでてきた。
女の子は、150前半の背丈であり、髪は腰のあたりまであり、長い髪は和斗と同じ黒である。
「兄さん、おかえりなさい」
「あぁ、ただいま。遅くなってすまない奏」
妹である、鈴木奏に返事をし、家に入る
「兄さん、今日の入学式はどうでした?新入生代表の挨拶は、成功しましたか?」
「成功かは分からないがミスはしなかったよ」
「なら良かったです!。こから、食事のしたくをしますね!」
「すまない、食事は瑞希達と食べてきたんだ」
「そうでしたか…………」
和斗が食べているとしって奏は、落ちこんだ顔をする。
「奏とも一緒に食べたいから、少しだけ食事を準備してくれ」
「はい!!」
「今度は、一緒に飯を食べにいこうな」
「はい!」
和斗の言葉を聞いた奏は嬉しそうにし食事野準備を始める。
2度目の食事を終えた和斗は、リビングで奏と一緒に紅茶をのんで話をしていた。
「私も来年に、兄さんと同じよう高等魔法技能学園の新入生代表になれるように魔力を鍛えていきたいです」
「なら今度、一緒に魔法の練習をするか?」
「はい!」
翌朝、和斗は奏と一緒に周りに何もなくゴツゴツとした地面がつづく荒野にきていた。
この荒野にはどこか破壊されたあとが至る所にみえる。
この荒野までは、和斗の無属性魔法である転移魔法をつかってやってきた。転移魔法とは、自分が行ったことある所には行くことが出来る魔法である。
「やっぱり兄さんの無属性魔法はすごいです」
「まぁ、無属性魔法だけは才能が無いと覚えられないからな
そういう意味では、俺は運が良かったよ。」
奏は和斗を、尊敬の眼差しで見て、目を輝かせている。
「さて今日は、魔力をしっかりと集め、制御する練習だ、暴走しそうだったら言うから大丈夫だぞ」
「はい!」
「よし、ならやってみろ」
和斗に言われ奏は、魔力をあつめる。
奏の魔力量は、正直に言って多い方にはいる。魔力量とは、その人が操れる魔力の量を示しており。多い方が強い魔法を放つことが出来る。
「奏、その魔力をつかって魔法を発動させろ!」
和斗に言われ、魔法を発動させる。
魔法は、奏が得意な水属性魔法の中の氷魔法であり、氷の塊の弾丸を誰もいない荒野に放つ。
何本もの氷の塊によって地面が破壊される。
破壊された地面をみて和斗は……
「前よりも格段に威力があがっているな」
「はい!毎日の魔力制御の練習はしっかりしていますから!」
「よし、なら今度は水の人形を作り操る魔法だ」
「はい!」
和斗は、褒めると同時に奏の頭を撫でる。
奏は、撫でられ頬を緩ましながら返事をする。
魔力の塊で出来た人形を操って魔力の細かい操作を練習するものであるが。和斗と奏は、魔力操作がさらに難しくなるようにお互いに人形を操って戦わせている。この戦は、どちらかの人形が消えるまでである。
和斗は火属性魔法の炎の人形を、奏でが水属性魔法の水の人形を操って戦っている。和斗が、炎の人形を操っているのは奏とのハンデを考えてのことだ。
この世界の魔法は、大きく分けると火属性、水属性、風属性、土属性、雷属性、そして無属性の、6つに分かれており。
無属性以外の5つは、
火属性は、風属性に有利で水属性に不利
風属性は、雷属性に有利で火属性に不利
雷属性は、土属性に有利で風属性に不利
土属性は、水属性に有利で雷属性に不利
水属性は、火属性に有利で土属性に不利
無属性には、有利、不利などはない
とった感じになっている。
そのため、水属性が有利になる火属性を使い奏にハンデをあげている。
人形同士なため、奏は和斗に遠慮なく仕掛けている。和斗の人形は、長い剣の形をした炎を両手でもっており。奏の人形は、弓の形をした水をもっている。
奏は、魔法で、水の弓の矢を作り放っている。しかも、放っている矢は、物凄いスピードが出ておりとても反応できるとは思わない。
しかし、和斗の人形は、それを全て剣で斬る。
「見ないうちに、だいぶ成長したな奏」
「兄さん今日は勝たせていただきます!」
そう言うと奏の人形は、武器の形が変えていた。
武器は刀のような形をしたものであり、一瞬で和斗の人形との距離をつめる、そして斬ろうとした瞬間に、奏の人形が爆発した。
和斗の人形が、奏の人形に先に触れて魔力を流し暴走させて、爆発させたのだった。
「もう少しで!もう少しで!兄さんに勝てたのに!」
とても悔しそうにする奏
「本当におしかったな、油断してたら負けてたよ」
奏は、和斗の言葉を聞いてすこし照れている。
「今日は、もうここまでにして朝食をたべるに戻るぞ」
「わかりました。
兄さん、また今度一緒に練習してくださいね」
「わかった」
そう言って和斗と奏は、家に帰る。
和斗は朝食をとり終わると学園に向かってあるいていく。
学園には、もう既に多くの人でにぎわっており、和斗は自分のクラスへと足を進める。
クラスにつき、指定された自分の席につく。
席につくと俺の席に近ずいてきた、瑞希と雪奈に話しかけられた。
「和斗おはよー!」
「鈴木君おはようございます」
「二人共おはよう」
瑞希と雪奈に挨拶をされたので挨拶をしかえす和斗。
「今日も寄り道して帰らない?」
「それはいいですね」
「それなら、妹も誘っていいかこの前一緒に行って約束したんだ。」
「なら、奏ちゃんの通っている学校に寄ってから行くか!」
「そうしてくれると助かる」
「和斗君、妹さんがいらしたんですね」
「あぁ、妹の名前は奏と言うんだ」
3人がそんな話をしていると、教室のドアが開く音がした。
ドアを開けて入ってきたのは、髪はボサボサあたまの淡黄色であり、身長が、180前半の男性だった。
男は教卓の前までいく、雰囲気からして先生なのだろう。
「今日から、このクラスの担任を勤める鴉羽透だ。俺のことは鴉羽先生というように!」
鴉羽がそう言うとクラスのみんなは驚いていた。
この学園は、1クラス30人の5クラスの4年制のため600人が通っている。
「俺がこのAクラスの授業を全て受け持っている。気軽にはなしかけてくれ!
これから学園の案内といいたいとこだが、それは昼休憩にでも各自で回ってくれ。
今日はこれから、入試で見せた魔法を皆の前で使ってもらい互いの実力を知ってもらう。それでは第1実技場へ向うぞ」
そう言って鴉羽は、第1実技場がある場所へ生徒達をあんないする。