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魔法師最強をめざしてます!  作者: 夏冬
投稿辞めました
3/12

2話

講堂の中にはすでに多くの生徒がいた。


「うわー!思ってたより広い!和斗はどうおもう?」


「俺は今さっき見たからな、だがこんな人がいる前で挨拶すると思うと少し緊張するな」


鈴木和斗(すずき かずと)橘瑞希(たちばな みずき)の二人が話していると、


「和斗君!」


生徒会会長である葉月七海(はづき ななみ)に声をかけられる


「葉月会長、どうしました?」


「もうすぐ始まるから、舞台裏に来てもらってもいい?」


「わかりました」


葉月に短く答える。

瑞希には式の準備に行くことを伝える。


「行ってくるな」


「がんばってね!」


七海と舞台裏にむかう。


講堂では、基本的に席は自由と入学式の案内に書いてあった。そのため1人残った瑞希は、近くのそこら辺の席に座る。

席に座り式が始まるまで待つことにした。


式は順調に進み、和斗の挨拶も無事に終わった。

瑞希は、和斗のもとへ向かう。


「和斗、おつかれ!これから、クラス分けの発表があるみたいだから一緒に見に行かない?」


「ありがとう、クラス分けの発表って言っても俺は新入生代表だからAクラスだがな」


少しめんどそうに、和斗が言う。

卒業式後はクラス分けを見たら解散なため、Aクラスと分かっている和斗はすぐに帰りたいのだろう。

そんな、和斗の腕に抱きつく体勢になり、そのまま和斗を引っ張っていく。

クラス分け発表の紙は、2号館の前の掲示板に貼られており、瑞希が掲示板の前に着く頃には、もう既に多くの人が掲示板を囲んでおり見るには少し待つ必要があった。


「・・・瑞希、俺は帰っていいか?」


「だめだよ!和斗はわかっているかもしれないけど、私はわからないんだから!」


「もともと、和斗が、抵抗しなかったらもう少し早くついたのに!」


「俺のせいなのか!?」


二人が言い合っていると、掲示板の前が騒がしくなってきた。



掲示板の前には揉めている……いや、一方的に喧嘩を売っている男とそれに困ってオロオロとしている女の子の姿があった。

男は、180前半ぐらいあり、体のガタイが良く、髪は赤でいかにも俺様って感じをだしている。

女の子の方は、150前半で、童顔であり、眼鏡をかけえおり、髪は銀色であり。


「なんでお前みたいなのがAクラスで俺がBクラスなんだよ!」


「……そ…………そういわれましても……」


「テメーみたいなノロマの愚図野郎が…………クソが!」


「テメーを倒して俺がAクラスてことをみしてやる!」


「こ……校則で……学園内の魔法は実技場以外禁止されています……」


「いいこぶってんじゃねーぞ!」


と言った感じで

男のAクラスになれなかった八つ当たりである


それを見た和斗と瑞希は、揉めている二人の方へ走っていった。


「クソが!これでもくらえ!」


男が魔法を放とうとする。

放たれた魔法は火属性魔法で炎の塊を飛ば魔法だった、急に、ましてや校則で禁止されえいるのに魔法を発動させたことに驚いた女の子は一瞬固まる。

その一瞬の間に和斗は、女の子の前に飛び出し、水属性魔法で水の塊を放ち周りに被害が出ないよう男の魔法と相殺させる。

魔法を、相殺されたことにより男は驚きを隠せないでいた。


「お前、魔法の使用には、校則があるのをしらないのか?」


「チッ、邪魔すんな!」


男はどうしょうもないと思い、襲われた女の子に声をかける。


「大丈夫だったか?」


「……はい」


「出来れば今の内に逃げろ」


「でも、救ってくれた方をおいて逃げるなんて……」


「瑞希!この子を遠くに連れていけ!」


和斗は、瑞希にそう頼み、男の方を見る。

周りにいた生徒達も、あわてて逃げ始める。

その間に、男は次の魔法をくり出そうと魔力を集め練り上げていた。

男は、今度、自分自身に雷属性魔法をかけ身体強化をして、突っ込んでくる。

和斗は、攻撃をかわしながら魔力集め、練り上げ魔法を発動させる。

発動させた魔法は水属性魔法の捕縛魔法であり、男の両手、両足、口を水の塊で拘束する魔法だった。

動きが取れなくなった男に無属性魔法であるスリープを発動させ眠らせる。


こうして早々と倒した男を生徒会へとあずけに生徒会室へと向かう。生徒会室は、1号館にあるため少し遠いい、そう思いながら寝転がっている男を無属性魔法の浮遊魔法をかけて運ぶことにした。


生徒会室は、1号館3階の奥にあり階段をあがり生徒会室に行くまでに俺は、生徒達から奇妙な目で見られた。

それもそうである、自分より体格の良い男を魔法を使って拘束し、しかも、あまり使える者がいない無属性魔法を使って移動させているのだから。

和斗は、風属性魔法を使ってて移動させるべきだったかと後悔しながら生徒会室前で肩を落とす。しかし、後悔してもしょうがないと思ったようで、切り替えて生徒会室へと入ってった。


生徒会室では、生徒会室奥の真ん中にある生徒会会長の席であろう場所に葉月会長が座っていたため、会長の席なのだろう。

その左右にいかにも、待ってました感を出して立っている人達がいた。

左側には女性がおり160後半の背丈に紺色の髪で肩より少しながいとこまであり、顔は眼鏡をクールな感じがある、いかにも優等生と言った感じの女性だ。

右側には男性がおり、和斗と同じような体格をしており、髪は茶色で、顔はクールな感じがある、こちらも、優等生と言った感じを受ける男性だ。


「和斗君!話は聞いているわ!」


「初めまして、生徒会副会長の桜木薫(さくらぎ かおる)といいます。」


「俺は、風紀委員会会長の久我拓海(くが たくみ)だ」


と、真ん中に いる生徒会会長である七海、左の副会長である薫、右の風紀委員会会長である拓海の順に話しかけてきた。


「初めまして、久我先輩、桜木先輩。今日は、この男(和斗がとらえた生徒)について話しをしにきました」


「この生徒は、和斗君がとらえたんだよね?」


「はい」


和斗が、生徒会室に来た理由を話し、七海の質問に簡単に答える。


「鈴木、お前はこの男がなんで魔法を放ったかしっているか?」


「自分が知っているのは、この男がある女子生徒に対してなんでお前がAクラスで俺がBクラスなんだと八つ当たりしている所からでず。

女子生徒は気弱な感じの生徒であり、この男に絡まれてオロオロとしており、それに怒ったこの男が、魔法を発動させたと言った感じです。」


「なるほどな」


「七海会長、目撃者の証言とほぼおなじかと。」


拓海が、和斗に質問をしその答えに納得をすると、横にいた薫が七海に報告をしている。


「まぁとりあえずは、その男の身柄は預からせてもらいます。

和斗君には後から先生からお礼があるとおもうから。」


「わかりました。では、失礼します。」


七海から指示をされ、男をあずけると和斗は用事が済んだため生徒会室をでようとする。


「和斗君、君が無属性魔法の使い手というのは本当か?」


七海に言われて振り向く和斗


「はい」


短く答えて、生徒会室をあとにする。


生徒会室をでた和斗は、2号館へと向かう。

そこにはきっと瑞希と、女子生徒が待っていると思ったからだ。

2号館前にはやはり瑞希と女子生徒の姿があった。

瑞希は、和斗にきずくとこっちに向かって手を振りながら歩き出し女子生徒をつれてくる。


「かずとー!」


和斗は、呼ばれるのに対して軽く手をあげてこたえる


「…………あのー、……さ……先ほどはありがとうございました。」


「私の名前は、姫路雪奈(ひめじ ゆきな)といいます。」


そう頭を下げて、お礼と自己紹介を受けた和斗は、自分も自己紹介をする。


「俺は、鈴木和斗(すずき かずと)だ。

姫路さんは、怪我はなかったか?」


「はい、鈴木君が守ってくれたので」


二人で話をしていると……


「二人とも!私の事忘れてない!?」


二人に放置された瑞希が話に割り込む。


「すまない。わすれていたわけではないんだ。」


「わ……わすれてなんかないですよ!」


「ほんとうかなー?」


忘れてないと答えた和斗と、雪奈を、あやしく思う瑞希。


「ほんとうだよ。そう言えば瑞希と姫路さんはクラスどうだったんだ?」


「聞いて驚かないでよ!なんとAクラス!」


「私も、Aクラスです」


和斗の問に手をVサインにして答える瑞希と、照れながら応える雪奈。


「そうか。良かったな瑞希、それに姫路さん。」


「「はい!!」」


二人は笑顔で返事をする。


「クラス分けもわかったし、もう遅いからどっかで何か食べてかえるか?」


「いいねーそれ!」


「私も一緒にいっていいんですか?」


和斗の提案に、賛成する瑞希と、疑問で返す雪奈。


「もちろんだ。」


「ありがとうございます!」


和斗の返答を聞いて笑顔で返事をする雪奈。


「そうときまったら早く行こう!」


「あぁ」


「はい!」


瑞希の呼び掛けに和斗と、雪奈に答える。

こうして3人は、レストランに向けて歩き出す。

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