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腐女子観察日記  作者: 梅宮 姫乃
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7月17日

面白いのってどうやったらかけるんだろう

  今日は珍しく言い争いをしていた。

 「いや、ほんと意味わからんない!

  隼人(はやと)×(つばさ)でしょ!」

  「いや、翼×隼人だから!つばさを侮辱してんの?

  てか隼人×翼は美しくないし、BLには美しさが大切なのわからない!?」

 どうやら攻めと受けで揉めていたようだ、ちなみに×とは前が攻めで後ろが受けである。俺は最近よく用語がわかるようになった。つばさとはやと、彼らは有名なアイドルでこの日本でも不動の地位を獲得している。翼は細身で中性的な顔立ちからとても人気がある。

  また隼人は、the日本人というような顔立ちでアゴヒゲがトレードマーク、とてもがたいがいいのが特徴だ。

 「翼は受けでこそ本当の魅力を発揮するのがわからないの!てか、隼人が受けとかあの顔で恥ずかしがられても気持ち悪いだけだし」

 「は!?なにいってんの隼人が恥ずかしがるわけないじゃん、隼人は必死に余裕の表情を作って我慢する姿がかわいいんじゃん!

  それに翼があの顔立ちからは想像も出来ないほど獣のようになる姿がカッコいいんじゃんよ!」

  もはやここまで来るとわからない、ただ翼と隼人に失礼なことを妄想し、互いの意見の違いから言い争っているのはわかった。

  ほんとしょうもない、俺は心のなかで全世界の翼と隼人ファンに二人に代わって謝罪をしておいた。

 「あなた達何を騒いでいるの!」

先生である、よく見ると既に授業開始の時間となっていた。この先生は美人の新任だか、教師の中で一番怖い先生だった。

  「あなた達立ちなさい!!」

 あ~あ、怒られる。ドンマイ!俺としては授業が少し潰れてラッキーだったりする。

 「あなた達なにかいうことはありますか」

  「「ごめんなさい」」

 皆も呆れ顔で見ていた、そしてこれから地獄のお説教が始まると誰もがおもった。

  「違うでしょ!そうじゃない、翼×隼人でも隼人×翼でもない!」

 そんなことを言い出した、怒られると思い俯いていた二人は先生を見てポカンとしていた、二人だけではない。他のクラス全員が驚いていた。

 「あなた達忘れてないリーダーの存在を!」

 先生がそういうと二人は雷に撃たれたかのようにかたまると、直ぐに崩れ落ちてしまった

 「そうだ、まだリーダーがいたじゃないか!」

 「そうよ、私たちのリーダーが!」

 そんなことを二人は呟き始めた。

 「そうよ、やっと気がついたのね!

 隼人×翼でも翼×隼人でもなく翼&隼人×リーダーでしょ!

 リーダーは全てを受け止めてくれる海のような器の大きさで二人を受け止めてくれます。その事を忘れては行けません!」

 そのことを聞くと、彼女達は泣きながら席についた。

  その光景をみてクラス全員が思ったことはひとつだろう、

「「「「こいつらバカだ」」」」

そして俺は思った、この腐女子達に新たに強力な仲間が加わってしまったと

明日も投稿できるように頑張ります。

では皆さんお仕事頑張って下さい

最後に評価を頂けると嬉しいです

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