8月17日中の中編
すいません、終わりそうになかったので変なサブタイトルになりました。笑笑
「なにしてんだっ!」
俺は即行で首を180度回転させて目を反らす。勢い余って少し首を痛めてしまった。
「な、何を勘違いしてるの!?」
俺は恐る恐る顔を戻してみる。するとそこにはビキニを着た大原さんの姿があった。
うん、室内で、しかもこんな狭いところで水着はヤバい。凄いエロい。
「で、なんで来たんだ?あと視線を上に戻して」
「な、何を言ってるのかな?かな?」
「めっちゃ動揺してんじゃん。それでなんのようだ」
「あのね、しゃくなが手伝ってもらったし背中流してあげなって言うから」
終始視線は俺の股間に向けて話していた。もちろんタオルで隠してはいるが俺も男だ。女子の、しかもかなり可愛い部類に入る子の水着姿をこんな狭い空間で、みればそれが例え腐女子だとわかっていても反応してしまう。
俺はそうならないように必死に抑えているのだ。
「あのさ、股間をみながら話さないで。あと別にそんな気を使わなくていいから」
「うんうん、別に気を使ってるとかではなくて━━━」
「それにさ、好きでもない男にそうゆう事はしない方がいいと思う」
そのときだった。
「なに?仲西君は私が尻軽女だって言いたいの」
「いや、別にそんな事は言ってないけど、変な気をもたれるからやめた方がいいと・・・」
「私だって誰にだってこんなことする訳じゃないだよ。今だってすっごい恥ずかしいんだよっ!」
「なら━━━━」
「でもね、私がそうしてあげたいからするわけで━━━」
そこまで言って出ていってしまった。俺はその後何か嫌な感じがしたのですぐに風呂から上がった。
「仲西、ちょっと来て」
「なんだよ」
俺はこれから何を言われるか大体予想が出来ていたので少し不機嫌だった。
「こう言うことはよ本人から言った方がいいと思うんだ。だからあたしは何も言わなかった。でもあれはさすがにかわいそうだ。お前気がついただろあいつの気持ちくらい」
「・・・」
「あいつはな、やっとわかってくれる奴が見つかって喜んでたんだよ。だから今回だって家に呼んだし、泊める事にした。
ああ見えてゆりは不器用だからよ、あれで精一杯だったんだ。
あいつは今買い物に行った。帰って来るまで待ってもいいし、あとは好きにしろ」
そういうと松原さんは話は終わりだとでも言うように宿題の片付けを始めた。
はい、読んでいただきありがとうございます。
別にこれが終わりに近づいてるわけではありません。
と、いうか私も想定外でした。まさか彼女がこんなふうに動くとは思わなかったんです。
では次回もお楽しみに!