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腐女子観察日記  作者: 梅宮 姫乃
15/18

8月17日前編

お久しぶりです。再開です!

 あ〜最悪である。最悪としか言いようが無かった。今日はひどい一日だった。

 

 ピッンポーン。ピンポピンポピンポーン


 はいはい誰だよこんな朝から近所迷惑な。

 そう思い誰か確認する


 「おっはよ〜」

 「ナニィ〜!おっはよ~じゃないだろ。なぜ家に来た!?てかなぜ家をを知ってる」

 「え〜ネットに乗ってるよ」

 「んなわけあるか〜!!

 ほんとの事言え、ほ・ん・との事を!」

 「つまんないなー聞いたんだよ」

 「誰に!」


 誰だ個人情報流したやつ!


 「・・・員長に」

 「あ・い・つ・か〜!!」

 「なんかテンションおかしくな〜い、マジウケるんですけど」

 「ウケねぇし、こちはコミケ終わって疲れてんだよ。で、要件を言え、ないなら帰れ」

 「おっ!やっさしい~聞いてくれるんだ」

 「あたしら、まだ宿題終わってないんよ、だから手伝ってちょ」


 ありえねぇ、もう始業まで二週間くらいしかないのに終わってないとは。

 それにそれを手伝えと、コミケあけで疲れている俺に、コミケを楽しみまくっていた彼女達が!


 「やだよ、宿題くらい自分でやんな」

 「へぇ〜いいんだ、じゃあ」

 「これを学校中にばら撒こうかな。仲西まさかの年上好き!熱愛発覚ってね」

 「・・・うそ」

 「嘘じゃないもんねぇー」

 「ねぇー」

 「どうするどうする」   

 「しょうがねぇな」


 こうして俺は朝から彼女達の家に行くはめになった。普段なら観察ができるって喜ぶのだが今回ばっかりはとてもそういう気分にはなれなかった。

 と、言うのもなんと宿題全く手がつけられていなかったのだ。


 「お前ら今までどうやって夏乗り切ってきたんだよ」

 「へぇ、友達に手伝って(脅して)もらってだよ」

 「あ〜そうだよな」


 こうして俺達は宿題を片付け始めた。

 午前中はしっかりと集中してできた。

 お昼は百合子が作ってくれたメニューはドリアとスープだ。これが凄く美味しかった。

 お腹も満たされて俺達は宿題という名の作業を始めた。


 「あ〜日も暮れてきたしそろそろ俺は帰るよ」

 「「え?」」

 「え?」

 「帰るの?」

 「帰っちゃだめなの?」

 「いいけど、泊まっていきなよ」

 「は?」

 「だから泊まっていきなよ」


 何を言ってるんだ彼女達は・・・

最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回の投稿もお楽しみに!

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