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痣印-アザイン-  作者: まいくーはん
十一章
47/50

草薙の剣

いつもより長くなっていますが、珍しくエログロなしです。

(とし)くん……ごめんね。ちょっと起きて」


妻の声でまどろみの中から引き上げられる。寝ているときに起こすことなど滅多にない妻には珍しい事だったので一気に目が覚める。


「どうした八重(やえ)ちゃん? 産まれそう?」


遂にその時がきたかと若干興奮ぎみに問いかける。


「うん……ちょっとお腹張ってきて、今トイレ行ったらちょっとお(しるし)みたいなのがあって……」


時計を見ると午前二時。ここから産院までは車で十五分程だ。

先生も「初産だし、お印出てからタクシーを呼んでも車中でということにはならないだろう」とは言っていた。


「一応先生に聞いてみよう。電話できる?」


「うん。まだ大丈夫。私が話した方がいいと思うし」


枕元に置いておいた母子手帳等が入ったケースから診察券を出して夜間外来用の電話番号を確認しながら八重はそう言った。


「すぐに出れるように準備しておくよ」


俺はREVO(レヴォ)のタクシー配車アプリを立ち上げて近隣の状況を確認する。五分以内に来れる妊婦可タクシーは割りと多かったので、画面操作をロックして着替えるためにベッドを降りた。

後ろでは八重の説明する声が聞こえる。どうやら病院には伝わったようだ。


一通り用意を終えて寝室に戻ると八重がREVO(レヴォ)の陣痛チェックアプリを立ち上げてお腹に当てている。

俺の方を見ると空いている方の人差し指を口許に持っていき、静かにするようにジェスチャーで伝えられる。


アプリを通して心音をモニターしているようで、ドッドッドッドとお腹の中の音がスピーカーで静かに、そして力強く響くのを聞いて何とも言えない気分になった。


父親は一年近くお腹の中で一緒の母親と違い産まれてくるまで実感が湧かないと言われていたが、我が子の心音(しんおん)を耳にして俺の中に込み上げてくるものがあった。


『うん。心音も安定しているし陣痛も三十分程前とのことなので、十五分感覚で陣痛が来るようになったら病院へ向かってください。心配ならもう向かってもらって大丈夫ですよ。但し、まだ焦る段階ではないのでゆっくり事故の無いようにね?』


先生の声がスピーカーから聞こえる。


「先生! もう産まれるんですか?」


『旦那さん。まだ大丈夫ですから落ち着いて。転んだりしないように奥さんにしっかり付き添ってくださいね? こちらでも入院の準備しておきますので、夜間外来用の裏口で診察券をかざして貰えば入れるようにしておきますので』


「分かりました! 有難うございます! よろしくお願いします!」


そう言って音声通話のみの先生にその場で頭を下げる。


「まだ早かったみたいね。ごめんね起こしちゃって。もう少し寝てていいよ」


八重がお腹を擦りながらそう言う。


「八重ちゃんの方が大変なんだから横になってな! 俺はもう準備万端だから!」


そう言って安心させるように笑顔を見せる。


「ありがとう……ふふ。チャック開いてるわよ」


八重は横になってこちらを向くとそう言って笑った。


「あ、あれ!? いや、急いで着替えたからつい……」


そう言ってズボンのチャックを閉めると二人して笑いあった。


「八重ちゃん。俺がついているから頑張ってね」


「うん。手握っててね?」


***


『そのまま突き当たりの診察室へ向かってください。歩けますか?』


夜間外来用の裏口で診察券をかざして中にはいると、当直の看護師の声が聞こえた。

八重の方を見ると大丈夫と頷いたので「大丈夫です」と答えて診察室へ向かった。


「草薙さん。じゃぁ内診しますんでこちらへ。旦那さんはそちらでお待ち下さい」


診察室に入るとすぐ先生に言われて八重は横の小部屋へいき、俺はそのまま診察室で待っていた。

すぐに横から先生の声が聞こえてきた。


「うん。もうちょっと子宮が降りてくると陣痛の間隔が短くなって来るからもう少し様子見かな。分娩室の脇に小部屋があるから、少しそこで様子見ましょう。おーい案内お願い」


そう言うと中年の看護師が一人現れ着いてくるように言った。


「じゃぁ草薙さんちょっと大変だけど歩けばそれだけ陣痛も進むからエレベーターまで頑張れるかな? 無理する必要はないからダメなら車椅子使うから言ってね」


八重をチラと見ると汗をかきながらも笑顔で「大丈夫です」と答えたので、手を握り腰を支える様にして寄り添った。


「八代さんはね……最初の出産の時、中々子宮下がらなくて、階段上り下りさせられたんだって。ふふ」


そう笑いながら大きく息をして歩く八重。


「昔はそう言うのもあったね。階段は危ないから本当はダメよ? 因みにトイレでいきむのは注意してね。トイレで出産て割りと多いんだけど、産湯が……って考えるとあなたも避けたいでしょ?」


ニヤリと笑って恐ろしいことを告げる看護師に八重と俺はブンブンと首を縦に振った。


エレベーターに乗って二階に着くとナースステーションと新生児室があり、一足早くこの世に産まれてきた赤ん坊達がすやすやと眠っていた。

他人の子供ながらその寝顔を見ているだけで泣きそうになった。自分の子供と対面したときにちゃんと顔を見れるか心配だ。

八重の方を見ると同じ事を思ったのか目尻に汗とは違う(しずく)を浮かべ、お腹を擦りながら「早く出ておいで」と呟いていた。

その手に自分の手を重ねて「頑張れ」と小さく伝えた。


「さ、じゃぁこの奥が分娩室ね。陣痛が五分間隔になったらこっちに移るから、それまではこっちで横になってて良いわよ。食べられそうなら何か持ってくるけどどうする?」


タイミングを見て看護師が案内を再開する。

待機部屋に通されるとパーテーションで区切られたベッドと椅子が五セットほどあった。入り口に近い所へ通され食事を尋ねられる。


「私はちょっと食べれないや。飲み物だけ下さい」


「体力勝負だから本当は食べた方がいいんだけどね。一応持ってくるから食べれたらでいいから食べな」


どうせ持ってくるなら聞かなくて良いのではと思ったが、経験者からのアドバイスと思って言うとおりにした。


「じゃぁ五分間隔になるか破水しちゃったりしたらそこのナースコール押してね」


そう言い残して中年の看護師はナースステーションに向かって行った。


「どうせ持ってくるなら、聞かなきゃ、いいのにね」


「俺も同じことを思った」


浅い呼吸を繰り返しながらそう呟く八重に同意を示して笑った。


「あははは、いたたたた……ちょっと腰を擦ってもらっていい?」


言われて慌てて立ち上がり腰を擦る。


「もっと強くお願い、もっとしたの方、そうそこ! いたたた……」


「だ、大丈夫?」


言われるままに腰をさすり月並みな言葉をかけると、思わぬ反応


「大丈夫な訳ないでしょ! メチャクチャ痛いわよ!」


「ご、ごめん」


「いたたた、大きな声だすと、余計痛いわ……ごめんね、当たっちゃって。余裕ないのよ」


「いや、俺の方こそ」


そう言ってしばらく無言で八重の腰を擦り続ける。

少し痛みが和らいだのか呼吸が落ち着いてきた。

暫くすると先ほどの看護師が食事をもって入ってきた。


「お、やってるね。そうそう、旦那さんはしっかり奥さんのやってほしいこと聞いて力になってあげな。食事ここに置いておくから食べれそうなら食べてね」


八重は返事をするのも億劫といった様子で無反応だったので、代わりに俺が「ありがとうございます」と応えた。


看護師は返事がなくても気にしていない様だった。そんな余裕がないことは分かっているといった感じで去り際に「お母さん。頑張れ」と声をかけて出ていった。


「お母さん、だって。変な感じ。でも、嬉しい、かな」


「うん。頑張ってる八重ちゃんにこんなことしか言えないけど、頑張ろう。俺もついてる」


「うん。いたたた! あーもう! 出るなら早く出てきて! 」


再び陣痛がきたのか、玉のような汗を顔全体に浮かべ、シーツをギリッと握り、マットレスをバンバンと叩き痛みに耐える八重をみて腰を擦る手に力をこめる。


「頑張れ! 頑張れ! 八重ちゃん!」


「んーーー! うーーー! はぁっ、はぁっ、はぁ

……」


そのまま一時間が過ぎた。陣痛の間隔は確実に短くなっている。

そろそろナースコールをするべきか迷っていたところ


「あ! あーなんかどばって、はぁ、はぁ、ちょっと破水しちゃったかも」


「えぇ! あの、すいませーん!」


突然の八重の発言に気が動転してナースコールを押さずに大声で呼び掛けてしまった。すぐに気付いてナースコールを押す。


『どうしました?』


すぐに先ほどの看護師が出た。


「あの! なんか、破水しちゃったかもって!」


チラッと横目で八重を見ると再び痛みに耐えている姿が目に入る。


『分かりましたすぐいきます。大丈夫ですよ』


大丈夫と言われて少し落ち着いた。


「八重ちゃん! 看護師さん来るから! 頑張って!」


「ふぅっ、ふぅっ……あり、がと」


息が荒く応えるのも辛そうだ。

直後に車椅子をもって先ほどの看護師ともう一人若い看護師が現れた。


「はい。じゃぁゆっくり身体起こして、足こっちに向けられるかな? 旦那さんちょっとこちらに避けてもらっていいですか」


「あ、はい」


言われてベッドの脇から避ける。


「ふぅっ! ふぅっ! あー! 今無理! ちょっと待って!」


「収まってからで大丈夫ですよ。先生もう準備できてるから安心してね」


中年の看護師が声をかけ続ける。


一旦激しい痛みは収まったのかゆっくり身体を起こす八重。

若い看護師が背中を支えてゆっくりと身体の向きを変える。

ベッドと同じ高さの車椅子は、脇が倒れてそのままスライドするだけで座れるようになっていた。


無事に車椅子に移動が終わり分娩室へ向かう。

その間も八重は浅く短い呼吸をはっはっとしている。


「草薙さん早かったね。こりゃ安産かな? 頑張ろうね。よし、じゃぁ移動するよ」


分娩室に入ると先生はそう言って笑いかけて壁のスイッチを操作した。


マッサージチェアのような包み込むタイプの椅子が車椅子と同じ高さで止まり、看護師達の手で分娩台に移動される。

移動のために避けていた器具がセットされて分娩台の完成だ。

ゆっくりと少し斜めの状態まで倒されて足を器具に通す。


腰回りにはシートがかけられ足はちょうどアルファベットのMの様になっている。


「ちょっと。旦那さんはあっち。奥さんの横で汗拭いて。いくら旦那さんでも見られたくないものはあるんだよ」


先生に言われてハッとなり慌てて八重の横に移動する。

若い看護師が汗拭き用の布を手渡してくれた。


「はぁ、はぁ、怒られて、やんの、ふふ」


「ごめん」


笑顔でそう言う八重の言葉にその場にいた俺以外が笑い声をあげた。


「よし、じゃぁちょっとみてみようか。どれどれ……んーもうちょっとかな。心音スピーカーで出すから聞いてみようか」


そう言うとお腹に聴診器のようなモノを幾つか張り付けて腹巻きのようなバンドで固定してからスピーカーを操作する。


ドッドッドッドと早く力強い音が室内に拡がる。


「うん。良い音だ。力強い心音だ。やんちゃかもね」


笑顔で先生がそう話す。


***


そこから更に一時間後、陣痛の間隔がほとんど無くなってきた所で先生が現れた。


「そろそろかな。じゃぁ少し上に上げるよ」


そう言うと足元のペダルを操作して腰の位置から胸の高さぐらいまで台が上がる。


「えーと草薙さんは初めてだっけ? 年齢は……二十九才か。会陰切開(えいんせっかい)は同意もらってたっけ? よし。じゃあね、草薙さん!イチニノサンでいきんでね?」


「はいぃぃぃ……」


息も絶え絶えで応える。


「はーい、イチ、ニノ……サン!」


「んーーー!!」


掛け声にあわせて力をいれる。握っている手に凄い力が加わる。


「はい! 息吐いて!」


先生の声でブハッっと息をはく。


「旦那さんは息止めなくて良いからね」


「え? あ、はい」


言われて自分が息を止めていた事に気づく。


八重を見ると少し笑っているが苦しそうだ。


「はい、呼吸整えるよ。吸ってー……吐いてー……吸ってー……頭見えてきてるからねー。もう少し頑張ってー行くよー……イチ! ニィ……サン!」


「うーーーー!! あぁぁぁぁぁぁぁ!」


「もうちょっと! ほら! 頭出てきたよ! もう少しだ! それ! はいでたぁ!」



『んぎゃ……ふぎゃ……ふぎゃぁぁぁ! ふぎゃぁぁぁ! ふぎゃぁぁぁ……』


室内に拡がる泣き声に八重を見る。

短く息をしているが先程までの苦悶の表情はなく呆然としている。


先生が取り上げ看護師が素早く赤ん坊の身体を拭き、真っ白のタオルでくるんでこちらへ歩いてくる。

まだふにゃふにゃと泣いているが天使のようなその姿に頬を伝う涙が止まらなかった。


初めての呼吸で産声をあげ八重に抱かれる我が子の顔を見る。


「ふふ。お猿さんみたいね? 本当に赤いのね。私の赤ちゃん……私がママだよ」


笑顔で語りかける八重がほらっと赤ちゃんの顔をこちらに向けて「パパですよ」と言って俺に抱くように差し出す。

恐る恐る手を伸ばして看護師の言う通りに首もとに手を当てて抱きかかえる。

泣きつかれたのか目は閉じているが、どことなく八重に面持ちがにていると感じた。

壊れそうで長く抱いていられなかった俺は看護師に目で助けを求めた。

声を出してこの子の眠りを妨げるのが怖かった。


「じゃぁ身長と体重計りますね。お父さんこちらにいらしてください」


そう言われて慌てて着いていこうとして八重を振り返る。


「八重ちゃん。お疲れさま。ありがとう」


「利くんもお疲れさま。ずっと手を握っててくれてありがとう。痛くなかった?」


八重が申し訳なさそうな顔でそう言ったので


「全然! 鍛えてるからね! じゃぁちょっといってくる」


「そうね。お願いします」


「いやー初産にしては安産だったね。お母さんは後胎盤とっておわりだよ。へその緒はコレ。後で桐の箱にいれてあげるからね」


先生がそう言ってニコニコ微笑んでいる。


「先生! ありがとうございました!」


深く腰を折って礼をすると我が子のところへ向かった。


***


体重は二九八二グラム

身長は四七センチ


看護師が言うには標準サイズらしい。


一通りのチェックを受けた後、今は八重に抱かれて初めての母乳を必死に飲もうとしている。

八重は胸が大きい方ではあるが中々母乳がでなくて四苦八苦していた。


「初めはそんなもんよ! 一回出だしたら授乳中に逆側が染みてくるから気を付けてね。病院から渡したセットのなかに母乳パッドも入ってるけど退院したら様子見ながら買い足した方が良いわよ」


そう言って励ましてくれる看護師が八重には心強い様だった。


「さてと、じゃぁこれが心音モニターと無呼吸チェックのスイッチね。抱き抱えるときはこのスイッチを切らないと呼吸停止って検知されてこっちに連絡来るから。で、戻すときはちゃんとスイッチいれないとモニターされないから注意ね」


母乳を吸おうとしゃぶりついていた赤ん坊はいつのまにか寝ているようだった。

看護師が抱き抱えて透明なケースで囲われたベビーベッドのようなものに寝かせて機器の説明をしてくれた。


「一時間くらいしたら赤ちゃんをナースステーションの横に移動するから、それまでは少し休んだ方が良いわよ」そう言って部屋を後にする。


家族三人になると八重が口を開いた。


「名前決まった?」


「……うん。泣き声を聞いて顔を見たときにすっと頭に浮かんだのがあるんだ」


「へぇ……どんなの?」


「……《あまね》 あまねくすみずみまで気遣いが出きる様にという願いを込めてと言うのが後付け。本当は天使の音色のように俺が聞こえたからなんだけど、漢字で天音はちょっとあれかと思って平仮名で……どうかな?」


照れながらも真剣な眼差しで八重の目を見つめる。


「《あまね》……《草薙(くさなぎ)あまね》か。うん。画数も多くないから苗字とのバランスも悪くないわね。《あまね》ちゃん……」


そう呼び掛けたときに微かに微笑んだような気がして驚いた。


「ねぇ! 今笑ったわよ! この子も気に入ったんじゃない? あーまーねーちゃん? ふふ」


今度は特に表情は変わらずすやすやと寝ている。サービスは一度きりという事らしい。

時計を見ると七時を過ぎたところだった。


それから暫く無言で産まれたばかりの我が子を眺めていた。

その時間はとても幸せで心地の良いものだった。

この二人を護るためならどんな力だって湧いてくるようなそんな気持ちになる。


コレから激しくなる戦いを思うと不安を感じないわけにはいかないが、それでも未来のために負けるわけにはいかない。


(仁王……二人にに力を貸してくれてありがとう)


【利。子供の生命力というのは何度見ても凄いな。私が逆に力を分けて貰ったような気がするよ】


(あまねがお前を見ていたよ。やっぱ俺の子だな)


【子供というのはそう言うものだ。利も心持ちが変わったからか雰囲気が変わったな? (まも)るという意志が以前より強く感じられる】


(あぁ。それは自分でも感じるよ。今なら核ミサイルすら防げそうだ)


【過信は禁物だが自信は力になる。今の気持ちを忘れるな】


そこでゆっくりとドアが開き先ほどの看護師が入ってくる。


「その様子だとずっと赤ちゃん見てたのね? まぁ気持ちはわかるわ。部屋の用意ができたから移動しましょう。お母さんは車椅子ね。赤ちゃんは預かるから部屋についたらあなたは少し休むこと。良いわね?」


ずずいと迫り来る看護師に八重は苦笑しながら「はい」と応えた。


***


部屋に入ると八重は少し眠ると言って目を閉じた。

俺は外の空気を吸うために屋上へと向かった。


屋上のドアを開けると太陽の光が目に差し込む。寝不足の目には堪えたが、大きく伸びをして全身に太陽の光を浴びると少しシャキッとした。

更に大きく深呼吸をして外気を目一杯取り込む。


昨日までの景色と何も変わっていない筈だが、自分の目に写る世界はどこまでも広く、大きく、輝きに満ちている。


「よし! 頑張るぞ!」


顔をピシャリと叩いて気合いをいれ、空に向かって新たな決意を口にした。


実体験と記憶を手繰りながら、出産シーンを書かせていただきました。

実際こんな簡単にとんとん拍子でいくことは稀とは思いますが、私の文章力の未熟さゆえに出産の大変さと素晴らしさを伝えきれていなければ申し訳ございません。


そして、遂に草薙の子供の名前が決まりました!

本編完結の暁には《草薙あまね》を含めた子供達の物語も書いてみたいなと考えています。



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