ダンジョン作り♪(出来るまでの間4)
朝だ。
日がまだ上る少し前といったところだろ。
勢いよくドアを開けたニナが俺のふろんを取り上げた。
「さあ、冒険者ギルドに行く前に魔法の練習をするわよ」
ニナは朝からとてつもなく元気だった。
朝にとにかく弱い俺にとっては、少し苦痛だった。
「あとすこし~」
そういって俺はふとんにうずくまった。
「だめー!早く起きるの」
ニナは何かの魔法で俺をふとんから離した。
「はいはいわかりましたよ起きますよ」
とにかく眠くてなげやりな返事で返した。
朝は、大体テンションが上がらないものだ。
この宿の裏にある庭にでた。
「まず魔法は、イメージ力と魔力がつりあわないとできないものよ」
「例えばイメージができてもそれだけの量の魔力がないとできないし魔力があってもイメージできなくちゃ失敗してしまうわ」
「ためしに小さな火種を作るイメージをしてゆっくり魔力を放出してみなさい」
俺は、言われたとおりにやってみた。
そしたら手も中に火種ができた。
「できたー!なんかしょぼいけど」
「できたからいいじゃない。できない物はたくさんいるんだし」
この世界ではあまり魔法を自由に使えないらしい。
理由としての大半はイメージ力がないかららしい。
「他にもいろいろやってみなさい」
そおうながされた俺はいろいろ魔法でありそうなのを試してみた。
その中で一番よくできたのが電気の魔法だ。
静電気をイメージしてやったらあっさりできた。
「すごいわね。電気系の魔法は、イメージしにくくて使える人が少ないから」
すごかったらしい。びりびりって雷とかいつかおこせるんじゃないか?
「なんか力が抜けてきたんだが」
それはそうだ休憩を挟まずやり続けたんだ魔力が持つわけがない。
「なら今日はここまでにしてギルドに向かいましょ」
宿に戻って朝食をとりギルドに向かった。
朝食はパンになんかの野菜が入ったスープだった。