ダンジョン作り♪(出来るまでの間)
「さてスライム達にダンジョン作りを頼んだからできるまで放置でいいよな?」
この後どうしたらいいかわからなかったからニナに話をふった。
「そうね、大体このくらいのスライムの数なら2~3日ぐらい放置しとけば大まかなダンジョンくらいはできるかしら?」
「待っている間はそこの村で待つけどいいかしら?」
とうとう俺は苦労ごとから解放されテンションが上がってきた!
それに俺まだ寝巻のままだし。
「そこの村には服屋とかはあるのか?」
「そろそろ着替えたいんだが、流石に寝巻がボロボロになりかけているし」
いつも家では、寝巻のまま一日すごすこともたまにはあったから気にすることなくいたが泥だらけでクタクタになっていたので着替えたい。
「確か、あった気がするわよ。私あまり村に行って何か買いに行くことが無かったから詳しくはしらないけど日用品ぐらいは、大体そろっているわよ」
良かった~このまま寝巻のままだったら嫌だったからな。
「わかった。それと申し訳ないんだが服買う金少しかしてくれないか?」
こっちの世界に来て寝巻のまま召喚されたから特にめぼしい物もなく無一文だったからな。
「いいわよ。西本の衣食住は約束したから気にしないで」
そういやそんなこと言ったな何気に覚えててくれてるし。
「あと俺の事もっと楽な言い方でいいから」
なんか名字で呼ばれると硬い感じするし。
「う~んそうねなんて呼ぼうかしら?」
「元の世界では、なんて呼ばれていたの?」
「大体は、ニッシーかナッキーだったけど主にニッシーが多かったな」
特にそれ以外だとろくなニックネームが無かったから無難なこれがいいだろう。
「ならナッキーで!名前ならわかりやすそうだし」
てっきり多い呼ばれ方のニッシーだと思ったらゲームとかでよく使っていたナッキーのほうになった。
「ならナッキーそろそろ村の方へ向かうわよ一応途中で野良のモンスターが出るかもしれないからこの短刀を渡しておくわ」
「でたとしても私の魔力量に怯えてそうそう襲って来る事はないとも思うけど何が起きるかわからないから」
そういってニナが俺に短刀を渡した。
初めて持つ短刀に興味津々だった。
これといって特徴は、無かったが心くすぐるものがあった。
「ありがとな」
一言、礼をつげ俺とニナは村へと向かった。