表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/32

ダンジョン作り♪(出来るまでの間13)

それからガッツリ朝食をとったあとギルドの裏にある訓練場に向かった。

そこは、学校の体育館程の広さだった。

もう何人かが来ていて素振りや筋トレをしていた。


「さあ、まずは体力作りの為走るわよ」


確かにまだ体力がついてないこの状態だと出来ることが少ないからな。

自分でもやるべき目標は、体力作りだと思っていたから特に文句をいうことはなかった。


「で、どのくらい走る?」


「昼過ぎまで」


「マジで?」


「マジで♪」


その後、俺はボロ雑巾になるぐらいはしらされた。

走る速度に強弱をつけなまけたら後ろから木剣でどつかれを繰り返していた。

それを見ていた他の冒険者は、ニナのスパルタ教育ぶりに少し引いていた。


「さあ、いい汗かいたことだし昼食にしましょ」


走っている俺どつきながら走っていたニナは、軽いジョギングをしたあとの息の荒さだった。

そして俺は......。


「ぜは....ぜは.....]


動ける状態では、なかった。

呼吸困難になって少し老けたような顔になっていた。


「なにそんなところで寝てるの?早く昼食食べましょ。お腹すいちゃった」


「ぜは....ぜは....」


「しょうがないわね。何か簡単に食べれるもの買って来るからそこで休んでいなさい。こんなんで根を上げていたらこれからやっていけないわよ」


こんな状態な俺に困った感じでそういってニナは訓練場を後にした。

俺は、待っている間少しでも体を楽な状態にしようと近くの木まで重い体を動かした。


「はあ.....ようやく楽になった...」


まだ息は、荒いもののさっきまでに比べると声が出せるまで回復した。

まさかあそこまでスパルタだと思わなかった。

それに俺をどつくときやけに笑顔だったから余計に怖かった。


「君大丈夫?」


いきなり黒髪の女の子に話しかけられた。


「ああ、一応な。休めば大丈夫だ」


「君が走っているのを見て大丈夫かなーって思ってさ。あんなのを見せられたら心配になっちゃって大丈夫なら良かった。あ、水飲む?」


訓練場に入ってきたときすでにいた冒険者だったらしい。あんなのを見せられたら心配するのも当然か。なぜなら青年が少女に追いかけられて特訓しているなんて他からみたら不思議に思うわ。

俺は木のコップに入った水を受け取り一気に飲んだ。


「は~~~しみわたる~~~」


のどがからっからだったから余計に水がおいしく感じる。


「ありがとうな。俺はナオキよろしくな」


「よろしくナオキ。ボクはリオ」


軽い挨拶をしたあとリオは、自分のパーティーに戻っていった。

その後すぐにニナがバケットを持ってこちらへ走って来た。


「今の女誰?」


やけに笑顔で怖かった。

後ろにどす黒いオーラが出ていた。

さっき会ったことを話すとすぐに機嫌を直してくれた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ