第3次定時報告
『――より定時報告、新規スレイブユニットの初動を完了。全ユニットが予定通りミッションを消化。生存率は100%』
『定時報告を受け付け完了。続けて特殊個体についての報告を要求』
『いずれのユニットも順調にミッションを消化、知的レベルに変動なし。内、甲1乙2については評価「A」を獲得、甲2乙7については評価「B」を獲得』
『甲型・特一級特殊個体S-CD Type-HN774型 シリアル「SH776254」の詳細についての報告を要求』
『S-CD Type-HN774型 シリアル「SH776254」、惑星ラグナ一○七調査基地に配属。同基地にて調査ミッションを消化、ミッション評価「A」を獲得。加えて情報拠出に伴う報酬を獲得。想定通り惑星内の活動に高い適性を発揮している模様』
『SH776254のミッションログを精査、分析を支持します。引き続き惑星内での活動を推奨。上位ユニットとの接触を確認、同ユニットの護衛活動について説明を要求』
『了、調査基地のスレイブユニット充足率が低下対策。スレイブユニットの離脱を防ぐため、ロストの可能性が高い経験の浅いユニットに上位ユニットの護衛をつけた模様』
『各基地のスレイブユニット充足率を確認。全体的に低下傾向、周辺調査を完了した基地のユニットにて補填を提案』
『既に各基地のユニットの移動を実施中、前線基地の充足率が90%まで回復見込み』
『対応了解。同時に、スレイブユニットの成育個体数を増産、更なるユニット不足の発生に備えます。ミッションスケジュールの改善については、参考データを支援AIに共有。試験データを収集の後、フィードバックを実施』
『了』
『SH776254に関する追加報告、S-CD Type-HN007型シリアル「SH0056358」とのミッションログの共有契約を確認。上位ユニットの対応として異例、メンタルに異常をきたした恐れあり』
『……SH0056358のメンタルマップ及びミッションログを確認。論理的破綻は認められず、極めて理性的な判断によるモノと断定。加えて、固有名称を保持するSH776254に対し関心を持っていると判断。行動変化があると予想されるため、観測を密にするよう要請』
『要請了解、SH776254だけでなくSH0056358についても観測を密にします』
『提出されたドローンの観測情報を元に地下空洞の3Dマップを作成。観測ドローンを投入し広範囲を探査。より正確なマップを作成し全体像を把握に務めるよう要請』
『要請了解、ロストの可能性を考慮し無人機での調査を実施』
『懸案事項、第8採掘基地の資源採掘停止について報告を要求』
『衛星&周辺の機器の観測結果から、エリアB7にてエネルギー供給システムに問題が発生したと判断。要因は大規模な地下陥没により複数の施設が倒壊。倒壊した施設の中に燃料施設があり、エネルギー供給ラインに致命的な損害。基地保全の原則に基づき、採掘機能を停止した模様』
『早期の採掘を要求。同基地のエネルギー供給ラインの復旧目途を報告』
『不明、地下陥没の要因も含め調査中。基地機能回復ではなく採掘の再開を目的とするならエネルギーラインの増設を提案。軌道上からジェネレーター及びリアクターを投下。採掘施設&生成プラントに接続しエネルギー供給ラインを確保します。物資到着から120時間で採掘を再開見込み』
『提案を承認。最適なジェネレーター及びリアクター選出、周辺基地より作業ユニットを確保。採掘再開へ向けて行動を開始せよ』
『了、周辺基地に新規ミッションを発行。作業ユニットを確保します』
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