登場人物・その他用語集
※順次、追記していきます。
≪登場人物≫
ギルダス・ソルード
金で荒事を引き受ける傭兵。依頼主であるリゼッタについて、大陸各地を巡る。
とある事件で本来の肉体を失い、現在は十四歳の少年の体にその魂を宿している。燃えるような赤い髪と、額にある傷跡が特徴。
擦れた言動とは裏腹に、傭兵としてのプライドは高い。
精錬者。灰色の刀身に、黒の斑模様を散らした曲剣を使う。またそれ以外にも、器である少年の魂精装具も限定的に使用可能。
特殊な状況下の中で、多くの制約を抱えている。
リゼッタ・マルフィン
聖封教会の司祭にして、ギルダスの雇い主の女性。
良い意味での人間離れした容姿の持ち主だが、本人にその自覚はない。金髪碧眼で、表情によっては十代後半にも二十代にも見える。
大陸各地を回って、自身に与えられた役割を果たしている。
普段は感情を伏せているが、本性は激情家で、それを取り繕うように無表情でいることが多い。また、感情を抑え込む仮面を持ち、それを着用することもある。
ギルダスに新たな肉体を与えた張本人。そのことに責任を感じ、またそれ以外の意図もあってギルダスと行動をともにする。
リリーネ
『背信の町』フォルテンの出身で、リゼッタに秘めた力を見いだされスカウトされた十三歳の少女。
青みがかった黒髪と、伏せられていることが多い黒瞳の持ち主。
親に捨てられた経緯から、内向的で自虐的な少女として育ち、何か悪いことが起こると自分に理由があると思いこんでしまう性格をしている。
自分にはないものを持っているギルダスに、憧れに近い感情を抱いている。
現在はリゼッタとギルダスについて、聖封教会の本部に向かう途中。
道化師
自らを“道化師”と名乗り、人の苦しく姿を見て喜ぶ享楽家。
その姿は無地の仮面と黒衣で覆われ、性別や年齢すら定かではない。
フォルテンで策謀をしかけ、多くの人間を混沌の渦中に巻き込んだ。
ギルダスに興味を持つ。
≪その他≫
魂精装具
“人の魂が具現化したもの”とされる武具。特殊な形状や、個性的な色合いのものが多い。
また、通常の武具ではありえない特殊な能力を発現する物もあり、それぞれに多彩な性質を持つ。
精錬者
魂精装具を生み出し、操る者たちの総称。
聖封教会
リゼッタの所属する宗教組織。
魂精装具を“神から授けられた奇跡”と定義し、それを生み出す精錬者の管理と監視を目的とする。
創立されてからそれほど建っていないにもかかわらず、大陸各地に強い影響力を持つ。