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こまかい詩集

詩 残されたのは好きだった事実だけ

作者: 仲仁へび



 好きだった

 確かに好きだった

 証明できるほどに

 好きだった


 思うだけで頑張れた

 疲れなんてなくなった


 どこまでもいけると

 そう思えた

 無茶かどうかなんて

 気にならなかった


 憧れて

 その背中を追いかけるほど

 好きだった


 憧れて

 より近くへ行こうとするほど

 好きだった


 でも違った

 今は違った

 そうじゃなくなった


 好きじゃなくなった

 変わってしまった

 なくなってしまった


 あれほどの恋心が

 あれほどの熱量が

 あれほどの気持ちが


 残されたのは

 過去の事実だけ

 好きだった

 確かに好きだった


 その事実だけ



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― 新着の感想 ―
[一言] ぷつりと糸が切れて 動かなくなってしまった操り人形のように 突然失われて動かなくなる感情 残されたのは そこに人形がある その事実だけ 人形ならば 糸を繋ぎ直せば また動かせるかもしれま…
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