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八話

どうも長元坊です。

前回の話で読者の方から指摘がありましたので、強引ですが辻褄があうように訂正しました。

また、各造船所主要設備の項目を消しています。


 相次いで起業させた恒暖だが、その源になった資金力はどこから来るのか。

 それは金運である。プロローグでの話を覚えているだろうか?


 恒暖は夏休み等の長期休暇で避暑地や別荘に行く。その時に川の中に入ったり山へ採集しに行ったりすると、よく金銀財宝(多くは小判と一分金)を手に入れていた。これが恒暖の能力の一つである黄金律であると思われる。また、悪代官が作ったと考えられる偽金も見つかっているが、貴金属として売れることが出来る代物だった。

 そこで少しずつ見つからないように持ち帰って貯めていき、今では千両箱二箱が収まらないぐらいだ。

 この資金力を活かして始めたのが大規模な造船所工事だ。

 しかも株価等を使って資産はまだまだ増える予定である。


 造船所の工事日程少し早すぎね?と感じた方もいるかと思うが、それは運が良いスキルの表れである。

 通常、ドック工事とは地下水や海水がドック床から溢れないようにするために、矢板や杭打ちをする。だが、恒暖の選んだリアス式海岸の立地では硬い岩盤のお陰で水漏れが起きず、ほぼ杭打ちをする必要がなかった。(コンクリート打ちはした)

 しかしその他の海岸では、やはり水漏れが起きるので杭打ち等が必要になり、完成までの工程に時間差が出てきた。

 また、全体の工期を短くするために作業員を大量に動員し、その人数をもって昼夜交代で勤務してもらうことで、このような早期建造を成し遂げたのであった。


 1914年1月末 広島県佐江崎造船所と大分県下ノ江造船所の船台完成

 同年3月 三重県雲出造船所、香川県詫間造船所、長崎県黒瀬造船所の船台完成

 同年6月初頭 佐江崎造船所と下ノ江造船所のドック完成

 同年12月 黒瀬造船所のドック完成

 1915年4月 雲出造船所と詫間造船所のドック完成


 拠点

 広島県佐江崎造船所

 A船台 140×25

 B船台 180×30

 ドック 280×49


 大分県下ノ江造船所

 A船台165×30

 ドック240×40


 三重県雲出造船所

 船台180×30

 ドック250×45


 香川県詫間造船所

 船台200×34

 ドック240×42


 長崎県黒瀬造船所

 船台 140×25

 ドック 217×40


※各造船所には加工や塗装などの関連工場がある

※クレーンも最低1基はある。


 となっている。(但し、230mを越えた大型ドックは偽装のために仕切りを置いたり書類上で230mとしている。)


 これらの造船所の運用だが、最初の内は一部を海軍に貸し出そうと考えている。

 内容

・佐江崎造船所の一部 280×49ドックを貸し出す

・上記を実施するに当たってこちらで雇っている工員をそのまま雇うこと

・技術指導のため工廠側はこちらに造船技官を派遣すること

・またこちらの工員を工廠側に派遣する

・期間は1920まで


この条件は第1次世界大戦が始まる前後に提案しようと考えている。実際に貸し出すドックが大戦勃発する1ヶ月に出来るからな。


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