九話
どうもお久しぶりです、長元坊です。
月1投稿を目指していたのですが、1月にインフルエンザにかかり、完治後すぐ大学の試験期間に入ったことなどが重なり、執筆・投稿することができませんでした。
お待たせしたお詫びとして近日中にもう1話載せる予定ですので、今後ともよろしくお願いします。
その頃の朝鮮半島は日本による韓国併合が行われず、未だ大韓帝国が統治していた。
それにより朝鮮総督府ではなく、韓国統監府が置かれたままだった。
上記の通り、大韓帝国の置かれた状況が史実と微妙に違っていたが、安重根などの過激派の考えを変えるには至らず、結果的に伊藤博文は暗殺された。
1912年の大韓帝国は、純宗を大韓帝国皇帝としていた。
しかし恒暖は、これ以上このタイミングで史実とのズレが大きくなることは避けたいと考えていたため、韓国統監府と駐留軍に史実の朝鮮総督府に近い権限を与えることとしていた。また日本政府からの過剰な投資が出ないようにも注視するようにしていた。
そうしたことは置いといて、恒暖は朝鮮半島を目の上のタンコブではなく、なにか有効活用できないかと考えた末、鉱山の開発をすることに決めた。
といっても、半島北側の鉱山の多くが所有・開発されている。そのため半島南側の山脈をメインにをしようと考えた。ただ北側も諦めた訳ではない。
この頃の朝鮮半島における鉱山開発は金銀の鉱山開発がブームであり、卑金属や非金属などを狙うのであれば北側でもやっていける。しかし設備投資をするお金が造船所を興したことにより資金が不足しがちなため、優先度の低い鉱山は後回しだ。
話を戻すが南朝鮮でも金や銀は採れる。その鉱山は九峰鉱山といい、南側で金銀を最も多く産出するらしく、それに加えて他二つの金銀鉱山を所有することにした。
また銅や鉄、そして朝鮮半島で採れる鉱物で最大の埋蔵量を誇る亜鉛と鉛の鉱山を押さえた。後は小規模な金銀鉱山の情報を財閥企業に売り飛ばして情報料として金を稼ぎ、精錬所をこさえる予定である。
北朝鮮ではアルミやマグネシウムなどをメインに採掘を開始したした。年が経って余裕ができれば、20年代にもニッケルやコバルトなども採掘したいと考えている。
朝鮮半島の権力構造ですが、
大日本帝国
↓
朝鮮総督府
↓
大韓帝国
となっていますので実質保護国のままですね。(しかも放置ぎみww)