アマアシ
僕が眠りについてる間に
しとしと
しとしと
こっそりと近づいてきて
しとしと
しとしと
すぐそばまでやってきて
しとしと
しとしと
ひっそり濡らすように
しとしと
しとしと
湯気を立てている
それって
ずるくないですか
近くまでは来るんだけれど
たまに通り過ぎるんだけど
ほんの時々
朝目覚めたときにだって
まだそばにいたりして
そうしたら気分は
一日中憂鬱だ
アマアシ
カケアシ
逃げるように
アマアシ
カケアシ
追うように
ビニールの傘を差しながら
君を眺めて今日も歩こう
ありがとうございました。