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強過ぎて虚しい魔王様  作者: カン
6/6

5話

魔王城の雰囲気はいつもに比べてピリピリしていた。

いや、理由なら分かる。

十中八九、昨日の俺の奪還宣言が原因だろうが、それにしても全員殺気立ち過ぎだろう。


何故侍女たちまでが殺気立つのか。


「我々魔族は元々、戦闘を好む種族ですし、魔王様が魔国の王となっての初戦です。

皆気合いが入ってしまうのでしょう。

私もそうですし」


そう言うセリナは確かにいつもと違い、目付きが若干鋭く笑みに艶めかしいものを感じる。


「あぁ!早く人間共が恐怖する姿を見てみたいですね魔王様!」


「・・・血の気の多い奴らだな」


このまま戦いになれば、ただの暴力になり兼ねないと感じた俺は、急いで戦いのこととその後について考えをまとめ始めるのであった。


「そういえばセリナ、リルはどうした?」


「彼女なら訓練しています」


「スライムが訓練?」


「スライムは栄養を吸収して強くなるそうです」


「・・・楽そうに聞こえるな」


「フフッ、確かにですね」


兵士たちを食べてるわけではないと信じているが、セリナの反応が怖すぎて断言出来ない。

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