勇者物語②改
駄文にお付き合いください~
改訂しました~
光の塊が消えると周囲の光景は自分が見知ったものではなく、
周囲には映画で見たことがあるような姿をした
【騎士甲冑を来た人たち】、
【黒いフードを纏っている魔法使いのような人たち】
が自分を取り囲み正面には、騎士甲冑を来た人を左右に従え
右手に【光輝く剣】を持ち金の髪に髪と同色の髭を生やし豪華絢爛な装飾を施した服を着た
【王のような人】がいた。
「ここはどこですかっ」
「ようこそ勇者よ、我が城へ」
「ゆ、勇者?だ誰がですか」
「それはお主のことだ。お主は魔王討伐するための勇者としてこの聖剣に選ばれここに召喚されたのだ」
【王のような人】が右手に持っていた【光輝く剣】を掲げた。
は?勇者?魔王討伐?聖剣?召喚?
意味がわからない、いや意味はわかるが理解したくないっ
「俺はただの高校生だ!勇者や魔王討伐ってどういうことだよ!?それに召喚されたって俺は家に帰れるのか!!説明しろよ!!」
「貴様っ!王に向かいそのような口を利いてもよいと思っているのか!!不敬であるぞ!!」
【王のような人】の右に立っていた人が叫んだ
「良い、フェルム騎士団長。勇者は召喚されたばかりで戸惑っておるのだろう、勇者よお主の疑問は魔術師リルナに問うが良い」
「魔術師リルナ?」
「うむ、リルナは我が国でも屈指の実力者お主の疑問に全て答えてくれるだろう。」
「話の続きはお主の身に起こったことを理解してからにしよう」
【魔術師リルナ】その人なら何が起こっているか教えてくれるのか?
「その人は何処にいるん…」
その時、ゾクッと寒気を感じた。
騎士団長と呼ばれた女性が俺を睨んでいた。
「…ですか?」
「フェルム騎士団長に案内させよう、フェルム騎士団長構わぬな」
「了解しました。では勇者ついてこい」
そして、俺の前までやって来た。離れていたから解らなかったが、フェルム騎士団長と呼ばれた女性はとても綺麗だった。肩口で揃えられた銀色の髪に勝ち気な深緑の瞳その瞳に見られ、俺は見惚れていた
「何をしている、置いていくぞ」
「あ、ああわかった」
「では、勇者を魔術師の元まで案内して参ります。」
王がいた場所を出て騎士団長と共に歩き出した。騎士団長は俺のことを歩きながら見ていた。
「なんだよ」
「貴様のような剣を握ったこともないような者が勇者に選ばれるなど理解出来ぬと思っただけだ」
「何で俺のこと何にも知らないのに剣を握ったことがないって解るんだよ」
「貴様の立ち振舞いを見ればわかる…貴様のような存在がなぜレンティスに選ばれたのか理解できぬな」
「レンティスって何だよ?」「気になるならリルナに聞け、もうついたぞ」
「えっ」
気付けば目の前に木製の扉があった。
「リルナはこの中にいる中に入り貴様の疑問を問うがいい」
「フェルムは入らないのかよ?」
名を呼んだ瞬間、首に剣を突きつけられた。
「な、なんだよ」
「ほう、剣を突きつけられて腰を抜かさぬか、大抵の奴なら腰を抜かすか悲鳴をあげるものを、どうやら見込みはあるようだな」
「は?」
「一度しか言わぬからよく聞け我が名を呼んで良いのは私が認めた者のみだ。私の名を呼びたくば私に認めさせるのだな貴様のことを」
「わかったよ、あと俺の名前は貴様じゃなく「貴様の名に興味はない私に呼んでほしくば私に認めさせることだ」
「わかった。それで騎士団長は入らないのか?」
「私は魔術師という奴らが好かん、力があるのは認めるが正々堂々と戦わぬからな」
「そうか、じゃあどうするんだ?」
「話が終わるまでここで待っている、早くいけ」そして俺は木製の扉を開けた。
駄文にお付き合いいただきありがとうございます。