始まりと死
主な登場人物
ー主人公ー
沖田 夢志 17歳
ー主人公の弟ー
沖田 清 (おきた せい) 10歳
ー主人公の母ー
沖田 未央 (おきた みお) 38歳
ー主人公の父ー
沖田 大成 (おきた たいせい) 39歳
ー天流会組長ー
青葉 藤史郎 (おきた とうしろう) 42歳
【1章 始まりと死】
ある日、家に一本の電話が鳴った。
病院の先生と名乗る人物からの電話だった。
話の内容は、10年前に家を出て行った実の父の死についてだった。
僕は現在17歳。当時は7歳だったが、父が出て行った日のことはよく覚えている。
少し大きめのスポーツバッグのようなものに荷物を詰め込み、車に乗って家を出て行った。
母は泣きながら、必死に引き止めていた。
あの時、なぜ父が母や弟を置いて出て行ったのか、僕にはわからなかった。
両親の仲は悪そうには見えなかったのに、なぜ出て行ったのだろうか。
幼い僕には理解できなかった。
なぜ家に電話がかかってきたのか不思議だったが、
病院の先生は「唯一残っていた連絡先がこの家だった」と言った。
父の死を知ったとき、悲しみよりも先に不安な気持ちが胸に広がった。
なぜなら、父の死因はどう見ても他殺らしく、銃で撃たれた痕が残っていたというのだ。
「……なにか嫌な予感がする」
その時、母が買い物から帰ってきた。
「ただいま」と言いながらリビングに入ってくる母。
電話に出ている僕を見て、
「誰からなの?」と尋ねた。
僕は
「病院の先生から……お父さんが……」
と答えた。
父の死に動揺していて、声が震えてしまった。
すると母は表情を一変させ、僕の手から受話器を奪った。
病院の先生は、先ほど僕に話したのと同じ内容を母にも伝えた。
父の死、そして明らかに他殺であるという事実。
母は少し悔しそうな表情で電話を切り、深く息を吸った。
僕と同じように動揺しているのだろう。
だが次の瞬間、人が変わったかのように母は言った。
「夢志、今すぐ清ちゃんを連れて出ていくわよ」
あまりにも突然で、僕は混乱した。
「なんでよ!」
思わずの不安から声を上げてしまう。
母は歯を食いしばり、涙を浮かべながら、
「いいから……準備して……」
と小声で言った。
初めて見る母の表情に、僕の不安はさらに大きくなった。
とりあえず母の言うことを聞こうと、
二階にいる弟の清のもとへ向かった。
「清、母さんが出かけるから準備してって」
そう伝えると、清は
「どこに行くの!!」
と聞いてきた。
僕にも行き先はわからなかったので、
とっさに
「楽しいところらしいよ」
と答えた。
すると弟は楽しそうに大きな声で歌を歌いながら、準備を始めた。
「これいるかな?!」
と、はしゃいだ声を上げている。
その時、一階にいる母の声が二階まで響いた。
「早く行くわよ!!」
弟は元気いっぱいに返事をし、どたばたと階段を下りていった。
僕は普段からバッグに荷物を入れているため、それを背負って一階へ降りる。
玄関へ向かうと、母は冷静な声で、
「……早く行くわよ」
とだけ言った。
皆様初めまして。
私Pen Nと申します。
普段は、散歩したり、ごろごろしたり、日向ぼっこを趣味とする。
おじいさんみたいな学生なんですが、ふと自分の思うイメージを
何か文や形にしたいと思い。このサイトを見つけて、
まずは、とりあえず的な感じで書いてみました。
僕はまだ学生という身なので、ところどころ文がおかしいところがあるかもしれません。
本当にごめんなさい。
こんな僕ですが、温かい目で成長を見守ってくれればとてもうれしいです。
さらに感想や評価をもらえたらさらに嬉しいです!




