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6話 派閥

〜???視点〜

「あの女の引き抜きはうまくいったのか?」


「すまない、ヘマをした…。あれはもう無理そうだ」


「チッ、あいつは利用価値の大きい存在だ…。敵に回られると計画に支障をきたすぞ」


「失敗したつけは払う。こっちでどうにかする」


「次はないからな」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あらそんなことが…。ごめんなさい、レナさん」


「頭を上げてくださいカレン様。あと私のことは呼び捨てでも…」


今日、カレン様に仕事の報告と、そのついでにお茶でもしないかと誘われ、彼女の自室に招待されていた。


「ありがとう。ところでレナ、あなたはどの派閥に入る気なの?」


「派閥…ですか。…申し訳ありません、これまで政治と関わりのない身だったもので…どのような派閥があるのか存じておりません」


「なるほど…、なら教えてあげるわ。…無理に入れとは言わないから安心してちょうだい」


「この国の政府には主に二つの派閥があるの。一つは革新派、昨日会ったという彼"柊木ハル(ひいらぎはる)"率いる派閥。もう一つは私たち憲章派」


「革新派は豊かになるための手段を選ばない。私たち憲章派はゆっくりと現状を改善し、周りとの協調性を重視してるの。簡単に言うと"早く現状を解決するためならなんでもする派"と"周りに迷惑をかけたりしないように気をつけながら徐々に現状を改善する派"よ」


説明し終えるとカレン様は"もしあなたが革新派の意見だとしても何も言わない。あなたの意思は否定しない"といって話を締めた。


「カレン様」


「……?まさか、もう決めたの?」


「はい」


「そんな急いで決めなくても…」


「考えるまでもありません。私は憲章派…、あなたに仕えます。どうか仲間入りを認めてください」


そう言ってカレン様の前で片膝をついた。彼女の語ったものは父と同じ考え方だった。何より、私は彼女の考え方を最も正しいものだと信じている。迷うわけがなかった。


「来るもの拒ままず…。私はとても嬉しいわ!これからよろしくねレナ!」


「はい、どうかよろしくお願いいたします」


晴れやかな笑顔で手を伸ばしてくれたカレン様のお手を取り、立ち上がった。そうして私は憲章派…、カレン様の直属の部下として向かい入れられた。


これは後から聞いた話だがヒヨリとアイリもカレン様の直属の部下らしい。これからは3人一丸となって頑張ろう。そう意気込んだ

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