3話 愉快な仲間
「よろしくお願いします、カレン様」
「来てくれてありがとう、今日からあなたには主に資金関連の書類のチェックだったり、議事録の整理をお願いしたいの」
「わかりました」
「一緒に仕事をする仲間たちもいるから挨拶に行ってきては?」
「すみません、では失礼します。また後ほど」
「えぇ、後ほど」
そうしてカレンさんの元を離れ、一つの部屋の扉の前に足を止めた。
「失礼します、今日から配属の…?」
部屋を開けると死んだ顔をしてだらけている2人の銀髪の子達を見つけた。多分、同い年くらいなのだろう。
「あの…大丈夫ですか?」
「「シゴトタノシイヨ-」」
「………」
完全に壊れちゃっている2人をとりあえずソファに寝かせて仕事の山を確認し始めた。
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「むにゃむにゃ…。………ハッ?!仕事やらなきゃ…?」
「あっ、初めまして…。今日から配属の橘レナです」
「神様だーーーー!!!」
机と私を交互に見るなり彼女はそう叫んだ。その叫び声によって隣で寝ていたもう1人も目を覚ました。
「アイリちゃん…、どうしたのよそんな騒いで………oh my god……」
「あの…、あなた方は一体…」
「あっ、自己紹介まだだったね!私は日下部アイリ、こっちは姉の日下部ヒヨリ!」
「日下部ヒヨリです…、よろしくです」
「ここに配属になった橘レナです。これからよろしくお願いします」
「カレンさんが言ってた新しい仲間ってすごい仕事できそうじゃない」
「わかるよ、お姉ちゃん」
2人は自己紹介をし終えるとお互いの顔を見合わせて何か相談し始め、2人でなんか盛り上がっていた。
「あの…、一体何を話して…」
聞かなきゃよかったと後から思うのだがこの時はまだ知らなかった。好奇心に任せて聞いてしまったのだ。
「「レナちゃんは絶対に手放しちゃいけないって確認してたんだよ」」
「え?え?」
「えい!もう逃げられないよ!」
「こっちも捕まえた…」
「えっ、ちょっ…!なんですか急にっ!」
「疲れてそうだから休ませなきゃだからね!あと…」
「私たちの分まで仕事してもらったんだからお礼しないとだし。それと…」
「「ちょっとばかりレナちゃんが可愛いすぎるの!」」
「ぎゃーーーーーーー!!??!!??!!」
それから2人に大好きホールドをされ続け膝枕だったり、頭をなでなでされて甘やかされ続けた…。この2人は私をダメ人間にする気なのか?!
この時以上に身長が小さく(140cm)、童顔だったことを恨んだことは今後の人生で一度もなかったのだった。




