夢の繭「さようなら」
こんなにもキレイな青空にみつめられたら
このままどこかに行ってしまいそうになる
こんなにも胸が痛いのは
この心に感情が消えてしまったから
夢の繭は居心地がよくて
ずっとずっと寝ていたかったよ
だって私
ここが大好きだもん
私を私に戻してくれた
大切な場所
でも夢の繭は破けちゃった
目覚めた朝に金色の輝き
私の生まれた月の穏やかな風
見上げれば青白模様の牛が闊歩してる
実に穏やかで
このまま
このまま……、
こんなにもキレイな青空にみつめられたら
このままどこかに行ってしまいそうになる
私は救いを求めてここに来た
ここに来て言葉を紡いだ
沢山の言葉をネットに放った
楽しかった
本当に楽しかった
そう思うから
苦しくなる前に
そう
苦しくなる前に
「さようなら」を
言いたくなったんだ
また救いを求めるその日まで
少しの旅に出ます
今までありがとう
私が救われたこの場所が
いついつまでも人々の言葉を結い続ける憩いで
在りますように
2022年9月11日(日)




