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第110話 行き倒れ(?)見付けてみた

 お早う御座います!早過ぎです!(笑)

 水曜日の夜中です。めっさ(凄く)眠いです!

 しかし!

 先々週、週間二話を達成したのに

今週もう一話投稿しないといけない所です!

 平日はどうしても執筆が進みませんからね!

 気張らないといけない所なのです!

 村の自警団の詰め所で。

 自分は魔法を組み立てていた。

 今はもう刀鍛冶の弟子達が何をどう修業していくか一人一人決定し、自分の手を離れた。

 此方こちらとしても弟子達を練習台としてそれなりの診察の経験を積ませて貰った。

結局はみんな異常は発見出来なかったのだが。本人達から具合が悪いと訴えて来た訳ではないし、まあ、大丈夫、なのだろう。…大丈夫かな?

 しかし生活というものは問題が尽きないもので。今、大急ぎで魔法を

構築しなければならないのだ!

 と、言うのも。又子ども達が村の外の見回りをしているのだが。みんなばらばらに!なのだっ!!いや、子ども達は単独ではなく大人達と組に成ってはいるのだが。大人達なんか当てには成らん!!

 自分がしっかり確認して!かんしょうも出来なければ安心出来ない!!

 子ども達が何人か別々に行動していたら、結局は自分は本部というべき場所で皆を監督するしか、みんなを守る事が出来る方法が無い、と苦渋の決断をして自警団の詰め所、ショボいけど!其処に居るのだ!

 魔法千里眼では自身が遠くの風景を認識していたが。自分一人の頭で何カ所かの風景を処理する事は出来ない!!ラノベには可能な主人公が何人かは居たが。

現実的には自分もやろうとか出来そうだなんてうぬれは愚かのきょくだろう。極致という言葉の使い処が変?放っといて?

 其の主人公達のやっていた事を実現出来る能力は、並列思考、と言うのだが。

出来るだなんて思うヒトは数学の教科書の問題でも良いから三問同時に計算して

みて?無理でしょ?同時に、だぞ?

 まあ、自分だって出来るだなんて言う積もりは無い。其う成ると、別の手段を

こうじなければならない!結果を見据えて手段を考える、というのが実践の方法と

いうものだ!結果が出せるならば手段は地味でも格好悪くても良いのだ!!

 自動車の運転、というものは、前を見るのは最低限の当然だろうが、其の上でバックミラーとサイドミラーも見るだろう。このごろではカーナビも其れに加わるか?

 自分、自動車など大嫌いなのだが、間違ってはいないよな?

 詰まり、一般的な普通のヒトでも、何カ所かの風景を目でなら確認出来る、と

見込んでいる訳だな!頭では無理だけど!と、言う訳で!

「………何なんだ?其れ?」

 自警団の団長が気味悪そうに訊いてくる。

「魔法」

 自分は端的に過ぎる答えを返す。まともに答えてはいない、とも言える。

忙しいんだよ!

「そっか………」

 団長は諦めた様だ。良し良し!

 団長が尋ねたのは何かと言うと。

 自分の目の前に複数箇所の風景が映っているのだ!

 これぞ魔法遠隔視!!遠隔視ってのはテレヴィジョンの直訳だぞ!

 頭では複数箇所の風景を処理出来ないならば、目に見える形で現せば良いのだ!

 其して、何処どこの視点からの風景を映すか、というのが問題だ!子ども達を守る為に!!

 大人達はどうでも良い!!ヒドい?でも大人は自己責任でしょ?

 だから急いで視点を調整しているのだ!

 更に。此処ではない遠くの場所に攻撃魔法を飛ばす、というのを急いで

実現しないといけない!見ているだけでは守れないからな!

 其うして自分が四苦八苦しくはっくしていると。

 シャール、の組が倒れている人物と遭遇した。

 其の人物は…ほう?

 シャールは行動を起こそうとしている。詰まり、単独で報告に戻ろうと。

 自分は魔法(くち)せで声を飛ばす。

「其のまま其処に居て!」

「うわっ?!ちい、ですか?」

 初めてだったっけか?シャールは驚いた。

「其うだよ♡自分が其っちに向かうからね♡」

「わ…分かりました」

 しかし少々難しい事に成りそうだ。子ども達の無事も確認しつつ自分も無事に

現場に急行しなければいけないからな!

 自分が今行くぞ~!とか言いながら獣にでも殺られたらバカ過ぎるだろう!

「と、言う訳で。現場に急行しますから。後(よろ)しく!」

「何がだ?」

 団長はボケた事を言う!音声だって此処に届けて聞こえていただろうに!

「師匠!待って下さい!」

 ライナもやっぱりどんくさい!メイは流石さすがに黙ってスッと付いて来るが。

 うん。此の二人は自分に付いて居たのだ。図体ずうたいばかり大人で離れられない奴等め!

 さて、子ども達の映像を目線の一寸ちょっと上に貼り付けて。自分自身も周囲を

警戒しながら走る!

 流石に自身の周囲の警戒を主体にせざるを得ない。注意散漫に成ったら自分が

一番危ないからね!

「師匠!其れ、どうやっているんです?」

 ライナが走りながら訊いてくる。子ども達の映像の事だろう。

「思い浮かべれば実現はするんだよ。出力を上げるには工夫しないといけないけどね」

 其れから、映像というのは結局光を認識している事だ、と。光は物体が反射して其れが目に飛び込んで来るのだと。屁理屈ごちゃごちゃ捏ね回して此処まで作った訳だ。音声も、結局は空気を伝わる波で、其れが再現出来れば全く同じ音が

此処でも聞こえるのだ、と。しょう徳太とくたいじゃあるまいし、頭の中では子ども達みんなの音声を処理しきれないから此処に再現する事にした。

「しゅつりょく?」

「はっきり見えて、はっきり聞こえる様に魔法を作るって事!」

「わたしも其れ、やってみたいです!」

「本気でやれば出来るよ?」

 靴底魔法を使っていれば。基礎体力の様なもの、基礎魔力とでも言おうか?

其れが充分付く。

 ゲーム的に言えば最大MPが増えるって所だ。しかし魔法はレベルアップで自動的に覚える訳ではない。ゲームでも魔法を買ってプレイヤーがキャラに持たせる

なんてタイプも有ったな!現実的には買う訳ではないが、自分でやりたい事を

決めて手段を考える、という事だ!

 何事も発想力と実行力が大事なのだ!

 其う此う話している内に現場に着く。

「よ!シャール♡」

「はい。…って、目の前の其れ、何です?!」

「魔法!」

「ははは…ちいは何時いつも驚かせてくれますね!」

「みんなが心配なんだよぉ♡」

「僕達だって自分で気を付けられますよ!」

 シャールの映像も有る、と気付いた様だ!が!

「気を付けたからって絶対安心って訳じゃない」

 と言う事だ。

きもめいじておきます。

 其れより、ヒトが倒れているのですが」

 さて、其の人物だが!

「シャールはどう見る?」

呑気のんきですね!緊急性は無いって事ですか?」

「うん♡」

 ヒトが倒れているのに、シャールにじっくり観察しろ、と言っているからな!

「僕に観察させるって事は危険性も無いと?」

「うんうん♡」

「早い所観察結果を出すのが此のヒトの為の様ですね…」

 怪我は無さそうだが、そろそろ冬が近い山林に転がしっぱなしだからな!

「ふむ、此のヒトは…一見、弱々しいですが、実は体が大きいですね。

 …ひょっとして、村の誰よりも大きくありません?!」

「うんうん♡」

 誰かと出会ったら、ず真っ先に体格を把握しろ!と、

子ども達には教えてある。戦闘が発生した場合、重要な要素に成るからだ!

「其れに、倒れて意識を失っている割には服装が綺麗ですね。何故なぜか荷物は

持っていない様です。

 服が綺麗、と言うか…見た事無い服ですね?!材質が何か、判りません!

 何処どこか、偉い家のヒトなのでしょうか?!」

「ふふふ♡どうだろうね?」

「ちい…僕をからかっています?」

「いーやー?良い目の付け所だと思うよ♡」

 ゲーム的な作り話だったら。鑑定!とか其んなコマンド選んでボタンポチッで

済むだろうけど。現実的には此う言う所を良く注意して見ようね♡って事!

「…其うですか…

 此のヒト、髪が真っ黒ですね?珍しいです!其れに…!!」

 其うなのだ!黒髪なんて、しばらく村を出ていた自分ですら目にしていない!

「其れ!漢字!!ですよね?!!」

 倒れた人物の服のえりに。金属の紋章が付いており、文字が一つ書いてある!

「さて、何て字かな?」

 自分は意地悪く質問する!シャールは即座に答える!

「高いって字…ですよね?!!」

「其の通りぃー♡♡シャールお利口♡可愛い♡♡♡」

「ですから、其れめて下さい!」

 シャールを抱きしめてなでなでして上げるがシャールは平然と返す!

シャール超くーる♡

 ああ流しちゃいけないね!「高」の字なのだ!

 そろそろ倒れているヒトの人物像、見えて来たかな?

「んじゃ、自分、此のヒト起こすからね!」

「大丈夫ですか?」

 シャールは心配そうに訊いてくる。もう即座になでなでしちゃうよ♡

「心配してくれて有難うね♡

 大丈夫!此奴コイツ、弱っちぃから!!」

 確信をもって答える!シャールが推測した通りに、だ!

 倒れたヒトの肩を緩く揺すり。

 一寸巫山戯(ふざけ)た事を言ってみたくなった。

「おにいちゃん♡朝だよ♡」

 と。日本語で(・・・・)

「おわああああああっ?!」

 其の人物は驚いて跳ね起きた。さらに、挙動不審きょどうふしんな程キョロキョロと首を回す。

 シャールと村人達が警戒態勢に成ったのだが!自分が後ろに両腕を広げて抑える仕種しぐさをして、村人達を止めたのだ!此の人物、周りが全く見えていないな!

「良いから、先ずは落ち着け!」

「あ………うん」

 素直かよ!まあ面倒無くて良いか!

 其の人物、ひらいた目はやはり黒だった。…いや、厳密に言えば真っ黒ではなく

極めて濃い茶色なんだけどな!

「取り敢えず確認しよう!

 君、は…

 日本人…かな?」

 いや、正直決まり切っている、とは思うのだけれども!

 大雑把おおざっぱな想定では

百話位に成るかな?と思っていた

新展開開始なのです!

 ずれてる!十話も!ずれ過ぎてるよ!!

 其れまでにやっておかないといけないかな?と

思っていた事を積み重ねたら、

此処まで掛かってしまった訳ですね!

 日曜日午後まで掛かった前回が

あれぇ~?って感じでしたからね!

 今週中にもう一話!頑張りますよ!

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