第105話 風呂処方してみた(笑)
今晩は!
本日は新元号“令和”最初の日、
で御座いますでしょうか?
日付は題名横でご確認下さい。
明けましてお目出とう御座います!
…何か違う気がする。
さて、初っ端から此んな話題も何なんですが、
投稿が此処の所遅れ気味で御座います。
申し訳御座いません。
世間様では黄金週間だと盛り上がって
御座いますでしょうか。
実は自分、全部休める訳では御座いませんので
著しく投稿数が上がるとは望めません。
其れでもいつもと比べれば
お休みが多いのは事実で御座いますれば
体調不良の分位は巻き返して
其れ以上にちょっぴり位は
投稿数が上がればなあ、と思っております。
無理は言わないのが
約束を守る秘訣ですね!
「大変申し上げ難いのですが…」
自分は沈痛な面持ちで言った。
「えっ?!」
相手の女性は驚きと恐怖と疑問に顔を強張らせる。
其の女性は刀鍛冶の弟子候補だ。
何時まで弟子候補なんだよ!って?
だって未だ村に連れて来て、一晩休ませて、昼にメシ食わせただけで、鍛冶の「か」の字すら見せちゃあいないもの。
で、次は弟子候補達を診察しなければいけないなあ、という所なのだ。
住む所を替えれば、其の土地特有の病気に気を付けなければならない。
何故なら、体には余所の土地の病気に対する抵抗力が無いからだ。
病気を免れる能力、免疫というものには、先ずどんな異物にも兎に角対応する、但し弱い細胞マクロファージが居て、マクロファージが異物を抑えている間に、
肥満細胞という免疫細胞がそれぞれの異物に特に効く抗体を作り出す。但し抗体は融通が利かない。一つの抗体は一つの異物のみを排除出来るのだ。
何だか初代三分間の巨人のお話の対怪獣組織…科学特捜隊だっけ?其れみたいだな!
確か巨人に変身する主人公の他にひょろい弱そうな男と、太い…とまでは
言わないがごつい見た目の割には武器開発担当だった筈の男が居た。後、男ばかりでは華が無いからであろう、女性隊員が一人居て…てのは兎も角!科学特捜隊って免疫能力を意識したのではあるまいな?!主人公はナチュラルキラー細胞に
当たる、とか!あ~、自分、昔の番組とか、全然知りませんけど!
兎も角!ナチュラルキラー細胞と言うのは、マクロファージ、肥満細胞とは又別の免疫細胞で、名前で想像着くだろうか、自分の一部以外、詰まり異物は皆殺す!癌細胞も殺す!!というヤツだ。
物騒?けど免疫という能力は言葉にすれば、自分以外は殺す!って、
成るんだぜ?異物は想像以上に体に入り込んでいて、抵抗しないとあっと言う間に食い潰されちゃうんだぜ?ピラニアみたいだな!
免疫不全の病気って、有るでしょ?其れ、勿論生きて行けないでしょう?
其れから癌細胞!健康なヒトだって一定数発生しているんだぜ?言うなれば細胞分裂中に発生するバグ、其れが癌細胞なのだ!免疫が排除してないとおできにまで成っちゃう、詰まり癌発症だな!其う成っちゃうんだぜ?
免疫が働いていてこそ生きて行けるのだ!物騒でもね!
一生に一度だけ罹る病気というもの、水疱瘡とかは、感染力は有るが免疫には
勝てないという訳だな!
対して毎年の様に罹る風邪は、細かい種類が多過ぎるとか進化、詰まり生物と
しての変化が早過ぎるとか言うな!詰まり過去に作った抗体が効かないヤツが毎年攻めて来る訳だ!
実は風邪を治せる薬を開発したらノーベル賞なのだ!出来ていないって事だな!
一寸考えれば分かるだろうが、風邪薬と呼ばれている物は只症状を抑えている
だけだ。もっと言えば、風邪の症状は自身が病原体に対抗している為に発生する
ものだ。
あまり薬を飲んじゃ良くないって言うでしょう?だって体の抵抗を抑えちゃうのが風邪薬だもの!
まあ、其れは其れとして、だ。
余所の都に住んでいた弟子候補達に取り敢えずメシを食わせて、部屋で待機
してろ!此れから診察を開始する!と言っておいた訳だな!
実は魔法を治療に使う為の実験台であり練習台なのだけれども!(酷い)
だって自分だって手探り状態なんだよ!此の世界、魔法が使えるのだけど
魔法使いは見た事が無い!!屁理屈捏ね回して自分で組み立てるしか
無いんだよ!!
一応弟子候補達には言っておいたんだ!自分、出来る様に成るのは此れから
だよ?とな!!
…一寸詐欺っぽい?其んな事無いよね?無茶はする気無いし!
君達相手に練習するよ?けど了解を得てからにするよ?と、確認しただけ良心的というものだろう!まあ、怖い寄生虫が居るかもよ?と、脅しとしか言い様が無い事も言ったが!
だってねえ!治験薬って薬はもっと酷いんだよ?
開発途中の薬だから使うとなれば実験台其のものだ!とは言ってもヒトに使う前には散々実験動物を使うだろうが。
其して一応本人の意思を確認はするが!
例え本人が強く其の薬を所望しても、半分の確率で薬でも何でもない物を
渡されるのだ!本人には内緒で!!
と、いうのも。
世の中には偽薬効果、カタカナで言えばプラシーボとかプラセボ等と言う効果が有るのだ。要は、薬を飲んだ気に成ったら其の様な効果が出る事が有る、という事だ。
詰まり、本当に薬に効果が有るのか?を確かめる為に、半分のヒトは薬を飲んだ気になるだけの実験台にされるのだ!!どんなに本物の薬を望んでも!!本当に
病人だから、実験でも実用段階に無い薬でも良いから其れが欲しいと思っても!!本人には内緒で!!
だから治験薬を使うという了解は、薬が貰えないという場合をも含んで、という覚悟が必要なのだな。半分の確率って、結構あり得るぞ?
自分が此れからやる事に当て嵌めれば、問題が見付かった弟子候補達を、半分は放ったらかしにする、とか、適当に誤魔化して親身に成った振りだけをする、とかいう感じに成るか。
酷ええええええええええ!鬼畜だ!!外道だろおおおおおおお!!
自分には其んな事出来ねえ!オレって優しいだろおぉぉぉ?!
…何の真似かって?何だろね?
兎に角、自分には半分見捨てるなんて行為は意味が無い。新薬の実験をしている訳でなし。
全員、出来る限り良い方向へ向かせようというのが正解だろう。
で、弟子候補達の仮初めの住まい、昔のアパートみたいな所に出向いた。共に
治療魔法を開発する事に成るだろう村の子達、シャール、ワット、ピュアを
連れて。
ライナとメイも付いて来てはいるが、此の二人は当てには成らない。年長さん
ではあるけどね!普通に純粋に此の世界のヒトだしね!ライナは特にお馬鹿
だしね!
先ずは女性達から診る事にした。女性を先に、が紳士的だろ?まあ自分、
ちいちゃんは女の子ですけどね!
其して最初の部屋。入室するなり自分は沈痛な面持ちに成ってしまったのだ。
部屋の女性だって驚くだろう。診察するよ、と言った自分が、入るなり深刻そうにすれば。恐怖も感じるだろう。診察とは専門的に問題を探る事なのだから。疑問だって湧くだろう。一寸部屋に入っただけで、一体何を察知したというのか?と。
自分は重い口を開かなければならない。
「……………くちゃいです」
「…………………………え?……………」
女性は理解出来なかった様だ。
仕方ない。自分は、億劫だが、更に言葉を続ける。
「臭いです。ばっちいです」
言い難いでしょう?面と向かってだぞ?沈痛な面持ちにも成るって
モンだろおお?!
臭いヒトって、本人には感じ難いってのも問題だけど、周りだって本人には中々言えないのが大問題だろお?!口臭を消す商品とやらで或る女性が語っていたが、余所に口臭いヒトが居た~とか家族に話したら、お前も口がドブ臭いとか
言われたって、ぶふぁっ!!…くっくっくっ………わっ……笑えないっ話が
有ったっ……て……笑ってんじゃないかよっ!!(自分突っ込み)
口臭で家庭崩壊とか、洒落に成らない話も……ぶふぁああっ!!笑わすなっ!!(突然ギレ)
「………………………………ふーん」
ほらあ!!女性は目が据わった!!怒ったよね?!!
「あのですね!ばっちいというのは大問題で御座いましてね?汚い所為で罹る
恐ろしい病気だって有るんですよ?」
有名…かどうかは知らんが黒死病だ!!恐ろしいだろ?!其れとか戦時中には
大怪我した軍人が傷口に蝿の卵を産み付けられて生きながらにして
蛆が湧いていたりな!!悍ましいだろお?!
「……………そーお」
女性はもうまともに聞く気が無いと、ありありと現れている!
其れは、女性は皆、臭いだの汚いだの言われたら怒るだろう!例え文明度が低い所だとしても!!其れは簡単に想像が着く!!だから口が重かったんだよう!
けれど悲しいかな!事実だ!!だって文明度が低い所では庶民に風呂って
言ったって、何ソレ?って返ってくるもの!本当に!冗談でも何でもなく!
「と言う訳で!お風呂を用意します!!王都の皆さんは全員此れから入るべきでしょう!!」
「はーあ?」
女性はお怒りだがやはり疑問でもある、と!其う言う反応だ!
「お風呂とはですね、全身を洗うとですね!其う言う事ですね!」
本当は触診、とまでは言わないが、相手の体をなぞる様に手を翳して診断する
積もりだったのだ。毒見魔法も其うだが、ダウジングを参考にして!詳細は…
実際に診察する時に子ども達にじっくり聞かせよう!
今は無理!!触れないとしても、くちゃいヒトに近付くのは辛い!!
くちゃいからって判断が鈍っても困るでしょう?(追い討ち!)
「此れからみんなで行きましょう!準備は…着替える前の服を持って来て
下さい!!」
以前に着ていた町人服とでも言うべき服な!風呂入る次いでに洗濯しちゃえ!
って事だ!
みんなで行く、と言っても風呂は男女は分かれている。当然!
大人とは認められていない子ども達は大抵年長の女性、母や姉と入るが。
村人達も元々は風呂等入る習慣は無かったので同性の前でも脱ぐ事を躊躇ったのだが、村人全員を風呂に入れるには細かい事言っても仕方がない!と、大人は男女分ける位に決めて風呂の建物を建てたのだ。
風呂の建物は大工の協力が必須だった。大勢が一遍に入れる湯船、浴槽だな!
其れに湯を満たすにはな?何十トンの重みが掛かるんだぞ!!自分個人では
造れないって!!使い終わったら排水もひと手間だしな!風呂掃除の事も
考えないと此処から病気が広まってしまう可能性も出てくるしな!!
何れにしても。診察する、という話が何故だか風呂って話に成ってしまった。あ、いや、弟子候補達がきちゃなかったからだった。
きちゃないって…恐いんだぞ☆(笑)あんまり言うと誰かにぶっ飛ばされそうだが。
「みんなに声を掛けるのを手伝って下さい。さあ!」
「別にみんなが知り合い同士って訳じゃないし」
其れは其うなのだろうが、怒っているってのが大きいな!渋られても困るのだが!
「此れからみんなで協力していくんでしょう!同郷だと親しみだって出てくるでしょう!!」
「はあぁぁ……其うだねぇえ?」
ねっとりとした口調だ。機嫌が直った訳ではないが仕方ないって感じ。
其して弟子候補達に声を掛けて回る途中。
ワットがポツリと言った。
「シンサツするとか言って、何で風呂って事に成ったんだ?」
シャールは苦笑いするだけだが。弟子候補達が居る所ではハッキリ言える訳無いよね!
此処は自分が上手い事言っておくしか無い!!
「良いかな、ワット。
今回の風呂は病気を防ぐ為って意味が大きいんだ!
だったら、診察の結果処方した、と、思っても間違いではないんじゃない
かな?」
「しょほ?」
「体の具合を改善する為の薬を出すって事だよ!」
「具合ってくふぁっ!!」
具合って臭い事か?と言いかけたワットの口を塞ぎ、次いでに撫で繰り回す事にする♡
「かぁぁわぅいぃいぃねえぇえぇえ♡」
なでなでさすりさすり♡
「なにゃぬぁにゃにすゅんだよ!」
「撫でてんだよ♡」
「やめりょよお!!」
ふふふふふ♡蕩けているぞ♡ワットくん♡
「あはは…口は災いの門と言いますよ?ワット」
ワットを窘めて諭す積もりであろう、シャールが言う。
「其うだねえ♡お利口だねえ♡可愛いねええ♡♡」
今度はシャールを撫で繰り回して上げる♡
しかしシャール、聞かせた覚えの無いお言葉をちょこちょこ言う様に成って
ないか?まさかとは思うが、日本の知識がシャールの頭に流れ込んででも
いるのか?
…まあ、今気にした所で答え等出るまいが!此の世界にも似た様な言葉が有ったのかも知れないし!
其れは其れとして!口は災いの門、である!
災いの元、と言うヒトの方が多い様に思うが。門の方が本来だよな!!
自分が主張したいだけだから深刻に受け止めなくても良いんだが!
「ああああああのあのあの!男というものは…」
シャールは狼狽えつつ訴えようとしているが♡
「可愛いと言われると嫌がるんだよね♡」
分かっておりますとも♡
「分かっているなら言わないで下さい!」
「かぁうぁいぃいなあぁあ♡」
なでなでさすりさすり♡
「ちいいいいい!!」
困ったお顔が可愛らしいぞ♡
「えっ?!男の子なの?!」
弟子候補の女性、さっき怒っていたヒトが驚いた。判っていなかった様だ。(笑)
「………」
シャールはもう言葉は無い様だが。不満そうなお顔が可愛いぞお♡
ドツボに嵌まっているんだけどねえ♡ぷふふ♡
さて、自分、いくら全部は休めない、
と申しましても、日曜日は休みだった訳で
御座います!
しかし投稿出来てませんね?
何をしていたかと申しますと
本屋さんに行った訳であります!
例の片道徒歩三時間の本屋さんです。
ええ?!二週続けて何しに行ったのお?!
其れは!!で御座いますね。
ポイントが付いていないのが
先週発覚したからです!!
次の週に証拠のレシートを持って
乗り込んだのですっ!!
七円分のポイントが付いてないぞ!
ごらあっ!!……………せこい?
良いんです!
一円を笑う者は一円に泣くのですから!!
其して…
無事に七点付けてもらい、
七千円近い買い物をして帰って来ました。
………
おおおおおおい!!
七点貰いに行って
千倍近い買い物したのかよ!!
良い客かっっっ!!(大爆笑)




