第98話 食休みしてみた
あれえ?
随分月曜日に食い込んでいるなあ?
けど頑張って執筆しました!
今週は多分後無理です!!
と言うか、今日だって
早起きしないといけない日でして
実はヤヴェエですっ!
其れでは此れにて!
トナー・リーの町に買い出しにやって来ました☆
此の町に住むティーエが仲間に成りたそうに見詰めるのでパーティーに加え(笑)、飲食店の標準を調査する為も有ってお店の一軒に潜入!クエストを達成
した訳であります!只食っただけじゃん!!(笑)
次は新装備を手に入れるクエストです!寸胴や中華鍋が装備かい!(笑)
村の子ども達、商人ティーエ、低空でふよふよと浮いているおバカなライナを
連れて、冒険の旅に出発です!…只の買い出しだけどな?ライナが浮いているのは腹一杯で動けないのを自分と、ピュアが協力してくれて魔法で運んでいる所なんだけどな?
道行くヒトビトはライナが浮いているのに気付くと皆ギョッとする。魔法は
一般的ではない為だ。
「みんな!良いかな?お腹いっぱいの時は、こういう格好をして1時間位は食休みをすると良いんだよ!」
丁度良いのでライナを見本にしてやる。
具体的には、手を後ろに突っ張って体を地面と平行、上向きにした姿勢だ。今のライナは手を地面に突っ張っている訳ではないが。逆向きの四つん這い、とでも
言おうか。
「師匠ぉー!!わたしを使って悪戯は止めて下さいよ!」
存在自体がネタな奴の癖に!(笑)一丁前に恥ずかしがってやがる!(酷い)
「悪戯じゃないよ?(すっとぼけ)お腹いっぱいの時にすると良いポーズだよ?(爆笑)」
「笑ってるじゃないですかっ!!」
「バレたか(大爆笑)」
「ホントに良い格好なのか?」
ワットはライナの事なんか構わず(大爆笑)訊いてくる。
「ホントだよ~♡」
具体的にはお昼の主婦向け番組で言ってた。自分は別に昼にヒマしている奥さんじゃねえけどなっ!!
「助けてぇ~!!」
ライナは悲鳴を上げるが、誰も気味悪がって近付かない。(超爆笑!)
「……やっぱ巫山戯ていねえ?」
「いや、本当に体に良いんだって!(笑)」
「どう言う理屈でですか?」
シャールもライナを放っぽいて(超大爆笑!!)訊いてくる!
「んー、多分ね、先ず、お腹いっぱいの状態で前屈みに成ると、お腹が潰れて悪いから態々上向きに体を突き出す格好に成る!
其れから、お腹いっぱいの状態で眠ってしまうのも良くない。だから眠れる訳が無い格好に成るんじゃないかな?」
「眠ると悪いんですか?」
「眠るとお腹も活動が弱まって消化不良に成るし、喉にお腹の中身が逆流して喉が焼ける。慢性に成ると、癌化する事も…」
「消化不良?喉が焼ける?癌化?」
流石シャール♡要点を余す事無く摑んでいる!!
「生き物は食べたモノをお腹の中で溶かして居るんだよ。いや、溶かしてから啜るタイプの生き物も居るけど」
溶かしてから啜る生き物は主に虫だ。消化器と呼ばれる内臓が狭い為だな。
タガメや、其れに似た水生昆虫なんかが其うだ。ミズカマキリとか。後アメンボも啜る生き物なので、多分獲物を溶かしているな!
「其れで、眠ると食べた物を溶かせなく成る、から消化不良、という訳ですか」
「喉が焼けるというのは正しく言うと自分を溶かしちゃっている、と言う訳だね」
「と、成ると、癌、と言うのは…」
「簡単に言うと、悪いおでき。身体中に転移、詰まりあちこちにできて、終いには食い潰されて死ぬ、という病気」
「食い潰されて?!」
「栄養という、詰まりは生きてゆく為の燃料や体の材料を、悪いおできは
奪い取っちゃうんだよ」
「悪いおできって、悪い奴だな!」
ワットが義憤に燃える♡無邪気だなあ♡
「所が癌というのは、元々体の一部だったモノが暴走して病原体に成ってしまう、という病気なんだな!コレが!」
「「え゛……………」」
流石に二人共絶句する。
「つ…詰まり…」
が、辛うじて真実の追求に余念が無いシャールは言葉を絞り出す。
なので自分は言葉を続けて上げる。
「詰まり、体に悪い事を続けると、体の一部が暴走して悪いモノに成っちゃうよ?、と。
だから体に悪い事はしないで良い事を続けようね、て事」
二人は凄い勢いでコクコクと頷く。可愛いなあ♡ピュアは何時も通り只ニコニコと此方を眺めている♡聞こえているのかいないのか、という程平然としているね♡
「た~す~け~て~!」
「ぶっふ!!」
ライナが放っておかれて居るのに抗議するかの様に再び叫ぶとメイが堪らず
吹き出した。
メイはメイドなので面白い物体が在っても職業柄笑ってはいけないのにね!変な物体には堪え切れないモノが有ったのだろう!
ライナも態となのか?叫び声に悲愴感が無いばかりか、笑いを誘う程に響きが変だぞ?コメディアンでも目指してんの??
「食べて直ぐに激しい運動をすると死ぬ可能性も有るし。だから1時間は休んだ方が良いんだよ」
未だ話は済んでいないので自分は言葉を続けるが!
「其れはどういった訳で?」
シャールが合の手を入れる。
「ヒトは本当の意味で全力、体の力を全て出すと其の場で死んでしまうのだけど」
「生き続ける為の力も使い果たしてしまうから、ですね」
「意識ではどんなに一生懸命に成っても二割までしか力を出せない様に成って
いる」
「十分の二、五分の一ですね」
シャール君はもう分数の約分が出来るのだ!お利口♡
「けども、無意識の部分は其うはいかない。食べたら消化器という部分が無意識に一生懸命働く。頭も生きる力を迚も使う部分。考え事をしたらもっと力を無意識に使う」
「冬なんかには、考え事をすると湯気が出る事も有りますねえ」
シャール!!さらりととんでもない事言っているな?!!其れは可能性は有る
けど、口に出す奴なんて、先ず考えられないぞ?!詰まり、頭を凄く働かせると
湯気が出る程だ、なんて、殆ど誰も知りもしなければ思いも寄らないという事だ!!
「詰まり、お腹一杯食べて激しい運動なんかして考え事なんかしたら、本気で
死ねる」
「意識では死ぬ程の力は出せない様に成っているけど、無意識の部分まで使うと
簡単に力尽きてしまう訳ですね」
多分プールでだったかと思うが。昼食で水遊びを中断したが食後直ぐに再開した小学生が其のまま死んでしまった、とか聞いた覚えが有るぞ?其れはヤワ過ぎる!と、思うが。少なくとも、食後に運動して腹ごなし、なんてのは、愚か過ぎる程の間違った行為だ!ダメ!絶対!!
「食べた後は、1時間位はぼんやりしてゆっくり体を休める、但し眠っては
駄目!っていうのが正しい体の使い方だね」
纏めると其ういう事に成る。
「其う成ると、良いんですか?」
シャールは言いつつライナに目を遣る。
自分とピュアがライナに搬送魔法を使っている事を気にしたのだ。
「其んな負担に成っている気はしないけどねえ」
「無意識的に、力を、使っている訳ですね?」
ドキリ!シャールは時々自分にも思いが寄らなかった事を言う!
「其れも其うだ!」
ので、内心慌てて魔法を解除した!
ドスン
「ぐえ!」
「ぶふふぅぅぅぅぅっっ!!」
当然ライナは尻餅をついて、メイが耐えきれずに吹き出しまくる!悪かったな!
でもぐえって………wwwww
「メイさぁぁぁぁぁん!!」
「くっ……くくっっ……だっ大丈夫で御座いますか?」
ライナはメイに縋り付き、メイは受け支えるが。メイは堪えるのが大変そう。
頑張って?(酷い)
「買い物の前に何処かに座って休もうかあ?!」
白々しいかも知れんが!!一寸恐かったのだっ!
其んな風に死んじゃったのが居るよお?とか、例を挙げながら、自分が実例に
加わってしまうかも知れない事をやっていただなんてっ!!
「師匠ぉぉぉぉぉう!!酷ぉぉぉぉぉい!!」
「御免ねええええええええええええええええ!!!」
やっぱり謝んなきゃあいけないよね!!
知ってるか?大人こそ謝れる奴なんか居やしないんだぞ!年下にはクソ偉そうに過ちを自覚したら謝るのが筋だ!なんて講釈たれるがな?
寧ろ世の中は、過ちを認めてしまったら負けだ!白を切り通せ!という遣り口が罷り通っているんだぞ!だから正直者は馬鹿を見る、と、言われるのだ!!
図々しい方がのさばって居るのだ!!
………自分は其んなの認めないけどな?
「悪かった!悪かったよ!」
「うえええぇぇぇぇぇぇ!!」
流石にライナは泣き出してしまい、自分は背中をぽんぽんする。拒絶されない
だけ、未だ嫌われてはいないのだなと安心する。
「何処か座れる所で休もうねえ」
声を掛けながら立ち上がらせる。
此の世界では、寧ろ其処等に適当に座った方が休める所が有る。現代日本では
公園にベンチが有るか、其うでもなければファミレスでドリンクバーのみ、かコンビニの食事場所って所かな?
「一寸行儀が悪い様だけど、座ったら両手を後ろに突っ張って体を少し反らせた
姿勢が楽かな?」
「本当にお行儀が悪く御座いますね」
メイは苦言を呈するが。
「ほら、前屈みはお腹が潰れるから」
「むむ…はしたなくは御座いますが………」
渋々なのはメイだけで。他のみんなは遠慮無く其の姿勢だが。結局メイは殆ど
上体を真っ直ぐにして座った。
自分は満腹でもないし、食休みも其んなに必要でもなかったかな?
ライナは放られ損か!慌てる必要も無かったか!!
悪かったってばよー!此ん畜生!
………全然謝ってねえ?御免ねええ?
又題名書き直しました。
結局、食休みしかしていない!
からです。
あれー?話が進んでないな?
けど、食休みは大事ですね!




