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第95話 お姉ちゃん始まっちゃいました

 題名の意味、ですか?

 帰ってみたら、妹が生まれていた。

で、主人公がお姉ちゃんって、事だなあ、と。

 作中でははっきりとは言えてない?!

 自分のの身はちい、という名の、とある村の子である。其の自宅。

 入りたくない、等と言うのはおかしいであろうか。

 だって………母がねえ………ヤなんだもん!

「さ、ちいちゃん♡おうちに入って、ゆっくり話そ?

今からだって、良いんだよ?」

「良くねえよっ!!」

 何がかって?訊くな!!頼むから!!

「ちいちゃんはね?今までずっと居なかったんだから!だからっ!」

 母サラは涙を一杯いっぱいに溜めて叫ぶ!

「一杯おっぱいを吸わなきゃいけないのっっっ!!!」

「恥ずかしがって?!!!頼むからっっ!!」

 今は家に入っていない。詰まり外であるっ!!

 ヤでしょ?!此んな母親!!

「子が母のおっぱいを吸う!何が恥ずかしいの?!」

態々(わざわざ)言葉にして口に出す事がだあああっ!!」

 自分、恥ずかしくて死ねるよ?!!!

「え?じゃ……じゃあ、おうちで、ヒミツの良い事しよ♡」

「いかがわしいわあああああああっ!!!」

「んもう!ままな子ね!」

「おかしいよね?!其れが我が儘って、絶対おかしいよね?!!」

 此の、嫌な親子のりを眺めながら、他人ヒトごとの様に……

いや確かに余所よその子なのだが!ワットとシャールが話す。

「ちいの奴、おかしく成っちまったけど、お母さんを見ると同じ事言うよな」

「っっふっふふっっっ!誰しも母親には敵わない、という事ですかね!」

 シャール!!吹き出し笑いしないでくれるっ?!!

「では僕達は帰りますので、家族(みず)らずで!」

「んな気遣い要らんわああああああああああっ!!!」

「ん?帰るのか?」

 ああ!今は一寸ちょっとボケた事言っているワットがいとおしい!

「今ちいとお母さんの間に家族以外が居たら良くないですよ」

「だからシャール!!其んな気遣い要らないからあああああ!!」

 居なくなったらなお恐ろしいわ!!

「じゃあ、あのちいに養われているオトナは?良いのか?」

 ライナとメイはすっかり、

自分に養われているオトナという認識に成ってしまった様だ。

「養われている以上、家族…と言っても良いのでしょう」

 シャールは物分かりの良い様な事を言い、

其の上(あわ)れみを少々含む視線を投げ掛けるのだから

ライナとメイはたまらない!…あ、いや。ライナは分かってないか。

「シャール様?!わたくし、一方的に養われている訳ではありませんよ?!!」

「うっ!…様を付けないで下さい」

 嫌がるシャールを見てメイはニヤリとした。確かにした!

一瞬ではあるけれども!

「シャール様?わたくしはちい様と家族として過ごしますが、

其れはお仕事でもあるので御座います!」

「あのー………」

「シャール様はちい様と親しくていらっしゃるのですね!

今後、わたくしともよろしくお願い致しますね!」

「ううっ…」

 シャールは賢い。るいない程に賢い。のだが。

 嫌がる事を積極的にしてくる相手は苦手な様だ。

してや表面上は丁寧な口調だからな!

 メイよ!シャールをひねくれさせないでくれよ?!!

せっかく純朴じゅんぼくで可愛いのだから!

「えー…っと。帰ります。では又明日」

 シャールはやられっぱなしでワットとピュアと共に帰っていった。

「メイ!シャールに陰湿なくち見せないでくれる?!」

 慇懃無礼いんぎんぶれいというヤツだろう!

 自分が苦言くげんていしたというのにメイは平然と。

「ちい様?慈愛じあいあふれるのは結構で御座いますが、子育ては甘くするだけでは

成り立たないので御座いますよ?」

「慈愛とか溢れちゃあいねえよ?!!其れに、何知った風な事言ってんの?!未熟だとか言っていたのに!!」

「ああ!初めておはなしした頃で御座いますね!!わたくしもちい様の大切な思い出に成れているので御座いますね♡

 其れは其れとして、で御座いますが、わたくしは幼い御子おこのお世話をさせて頂く知識は有るので御座います!仕事上、で御座いますね。

 更に申し上げますれば、ちい様と共に在った日々はわたくしにも経験と成って

御座います!

 あの頃とは今のわたくしは違うので御座いますよ?」

 ああ其うかよ!ホントに饒舌じょうぜつなメイドだな!

 と、其処そこで母は黙って居られなかったらしい。

「羨ましい!!メイちゃん!!わたしが知らないちいちゃんを知っている

のね?!!

 おはなししましょう!!とことんと!!!」

 母の関心がメイに向いて、一寸は助かった…のかなあ…

 放っとこう!!うん!楽だ!!

 其して、楽だった筈…の時間は過ぎ、夕食の時間に成った。

「では頂きましょう!!」

   頂きまぁ~す!!!

 相変わらず母の音頭で家族が挨拶し、夕食が始まる。相変わらず、途端にネネが母の元にターっと行くが。母はやんわりとネネをおさえる。

「ネネちゃん♡お姉ちゃんでしょう?」

 所で、料理の質、下がってるなあ。其りゃあ、二年以上自分は抜けて居たんだ

けどなあ?

 今日は自分が帰って来て母は張り切っていた筈で、コレじゃあなあ?

 自分、食材に火を通せば料理、という程度の感覚なんだけどなあ。其れは、

昔ながらの遣り方では現代日本の感覚の舌を満足させるのは難しいかも知れん

けど。

 自分はガスコンロ感覚で魔法を使っているが、此の世界からしたら反則チート能力

って、事に成っちゃうかねえ?

「お母さぁ~ん」

 ネネ、泣きそうな声だな。

「お姉ちゃんは妹ちゃんに先を譲って上げなきゃあね?」

 母がネネをさとす。んん?何を?

「ライナちゃん、メイちゃん。いらっしゃい」

 母がライナとメイを呼ぶ。んん??何する気???

「「はい?」」

 二人は疑問顔だが取り敢えず母の元に行く。んんん??母はニニを抱えて

いない。空身からみだ。

 ニニはナナが抱えて居る。ニニは相変わらず乳揉み職人です!とばかりに

胸いじりをする。詰まり今はナナの胸をだよっ!!

 ナナは平然としている。と言うより満更でもなさそうである!おい!一寸は

困れ!!

 と、母の元へ行ったライナとメイだが。ライナが少々先行しているな。

 母は。

 みずから上着をぐぁばっとめくげ。(??!)

 ライナの顔を胸に抱え込んだ!おぉい?!!

 其して。

「吸いなさい」

「何言っちゃってんのおぉぉぉおおお??!!!母親ぁぁぁあああああああああ!!!!」

 自分は絶叫しちゃった!当然だね?!しかし!

 直ぐに又、母は言った。

「此れで、あなたはわたしの子です」

 あー………ライナ、言われて直ぐに従っちゃったんだ………

 ライナは言われて直ぐ反応する所が有る。

 普通だったら恥ずかしくて躊躇ちゅうちょする所だがライナはおバカだからなー………

 …で、アレだね。日本が在る世界。其処の文明度低い…おっと発展途上な

何処だかの国で。

 犬に乳吸わせて家族の一員として受け入れる、なんてのが有ったが。

 ライナは犬の扱いと同等って、事だねっ!!

 所で、犬猫の前で、だが。男でも上半身裸になったりしたら大変だぞお?

 やっぱり畜生は恥知らずで本能で動くからな!まっしぐらに吸い付かれるぞ?!

 自分の経験じゃあないよ??!映像で見ちゃったんだよ?!

 別に見る積もりじゃあなくても目に入っちゃったって事、有るでしょ??!

 そもそも自分は男だってヒト前で上半身裸で平気っての、どうかと思うし!

 あー……ライナは頬を染めて、ぽーっとしてるな!

 いっくら実家では見捨てられたからって、母乳で酔っ払うなよっ!!

「メイちゃん!来なさい!」

 母はだ言っちゃってるぅうううううううう!!

「え……いや……あの………」

 流石さすがにメイは狼狽うろたえるよねー!

 だが母は立ち上がってメイの頭をぐぅあばっと抱え込む!!

「此れであなたもわたしの子です」

 うぉいっっ!!狼狽えた割には直ぐ従ったな?!!

 建前たてまえか??!ポーズだったのかよ??!!

「あなた達は吸った順番的にニニちゃんの妹、ね。其れで、ライナちゃんに先を譲って上げたメイちゃんが、お姉さん、かな?」

 頭がアレな母が何か言っちゃってますねー。頭悪いお話ですねー。

「えー?!!メイさんがお姉さんですか?!!」

 おバカなライナがどうでも良い抗議してるなー。

「嫌ですか?」

 メイは柔らかい雰囲気で尋ねる。下らないっての!!

「………えへへー♡」

 結局、ライナの顔はだらしなくゆるんだ。ほんっとおバカだなー。

 所で、現代日本では双子は生まれた順に上下が決まるけど。昔は後に生まれた方が上だったよね。後の子の方が母のお腹の上に入っていた、とかいう解釈で。いやまあライナとメイは双子でも何でもないけど。

「さーて、其れじゃあ愈々(いよいよ)!」

 母は今度はニニに吸わせながら何やら言う。

 其して自分の目の前の料理がひょいと取り上げられる。………?!

 其れをやっぱり当たり前の顔して母が食っている!

 だから何で態々(わざわざ)目の前から取って食っちゃうの??!

「ちいちゃん!いらっしゃい!」

「ご馳走様でしたー」

 自分はそそくさと食卓から去ろうとする!どうせ美味くもないし?惜しくもないし?!が!!

 自分はひょいと母に抱えられる!!えええ?!!未だひょいと抱えられちゃう

のお??!

「吸いなさい!!」

「嫌じゃあああああああ!!」

「ちいちゃん!まま怒るよ??!吸いなさい!!」

「何其の指示!?」

 自分は断固抵抗するのだが!!

「ちい!!早くー!!」

 ネネが催促する!!だから自分を抜かして好きにしてろよっ!!

「ちいちゃん!」

「ちい!」

「ふぎゃああああああああああ!!!」

 其の後どう成ったか?訊かないで??泣けてくるから!!






















「ふふふ♡姉妹で吸ってくれて♡可愛らしいなぁ♡」

「師匠が可愛く成っちゃってます!!」

「ライナてめぇえ!!」

「ほぉら!ちいちゃん♡」

「ふぎゅう………」

「ネネちゃん♡こういう妹ちゃん達を眺めるのも、良いものでしょう?」

「うにゅう……見てるだけ?」

「お姉ちゃんがお利口に待っててくれたら、後でいっぱいご褒美上げるよ♡

 ……あ!もうニニちゃんは良いみたいね♡」

「わーい♡」

「おいっ!ネネ!!こっちと替われ!!」

「だーめ♡言ったでしょう?ちいちゃんはいっぱい吸わなきゃ駄目なの♡」

「勘弁してええええ??!」

 火曜日の朝です!

日付と時刻は題名横で!

 日曜日は本屋さんに行きました!

 例の、片道徒歩三時間の所です!

 朝から夜まで潰れて

体力も残りませんでした!

 月曜日は普通に平日で、

やっぱり夜起きて居られませんでした!

 其して投稿が

今にまで食い込みましたです。はい。

 朝だけど大急ぎで!

 うおおっとね!

 投稿早々(改)が付いてしまいましたが。

 行を開けただけです。

 文字は全く変わり有りませんので

ご安心してお楽しみ下さい。

 最後の方、スクロールしないと

見えない様にして、

「コレ、オフレコね?見せないでね?

え?見ちゃった?ふぎゃあああ!!」

みたくしたかったのですが、

スクロール前にちょっと

見えちゃっていたので。

 其れで行を開けた訳です。

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