第90話 新たな靴を装備してみた
毎度ご愛読有難う御座います!
さて、自分の作品で頂いた
評価点ですが!
今まで四点平均で中々かな?と
思って居りましたが、昨日辺り
少々低めに成ってしまいました。
自分でもギルマスとの会話で
誰のセリフか分かりづらいかな?と
思って居りましたが、
其の所為でありましょうか?
今回は其れを踏まえて
誰のセリフか、成るべく気を付けて
執筆しました積もりで御座います。
如何で御座いましょう?
基本、誤字脱字でも無ければ
訂正はしない!と、自負して居りますが、
時間が許せばギルマスとの会話を
手直しするかも…がふうっ!(吐血)
そんなに本文の手直しは嫌か?で
御座いますか?
はい、身を切る思いで御座います…。
分かって居ります!
作品というものは、
読者様の読み易さ第一!という事は!
トナー・リーの町の宿で一晩を明かした早朝。
刀鍛冶の弟子候補達を宿の前で整列させる。
早朝なもので声は小さめで号令を掛ける。
「じゃあ今日は何としても村まで行くからね!張り切って行きましょう!」
弟子候補達は疲れ切っている感じだがな!休憩は長めだった筈なのだが疲れが
抜けきっていないらしい。
「先ず、上着を配りまーす!山は寒いからね!」
標高が高くなると空気が薄くなる。空気が薄まると温度が下がるのだ!ドラゴンに、空気を薄くする攻撃をかましたらダイアモンドダストが発生した。アレは一寸大袈裟でない?とは思ったが!それとも自分でも思った以上の事をしちゃったのかね?
「みんな上着は持ったね!其処で一つ注意事項が有りまーす!
凄く厚着をして、大汗をかいてしまうと危険なのです!どの位危険かというと、命に関わる程なのでよく聞いて下さい!
良いですか?体が湿ると冷えます!其れはお分かり頂けますね?で、凄く厚着をすると、何時までも乾かないのです!其れで凍えてしまうという事が有ります
から!
簡単で当たり前の様ですが、寒いなら沢山着込む!けど汗を搔くなら上着を
脱ぐ!其れは徹底して下さい!
言ってくれれば歩行は止めますからね!凍えたら誰にも助けては貰えないと
思って、各自体調はしっかりと管理して下さい!」
山では凄ーく厚着をするもの!そうなる危険が有るのだ!山を甘く見るな?
「じゃあ出発――」
「一寸待ったああああああああああああ!!」
ちょっと待ったコール!………何も言ってないですじょ?昔のテレビ番組なんか何にも知りませんですじょー?
取り敢えず、早朝にでかい声張り上げるのは迷惑ですじょぉぉぉぉ?
ちょっと待ったコー…呼び止めてきたのはティーエだった。職人さん達を
ぞろぞろと引き連れている。
何をしに来たのか自分が訊く前に、ライナが声を掛ける。
「やっほーお母さん♪」
「お母さーん♪」
ティーエは示し合わせたかの様に挨拶(?)を返し、ハイタッチを交わす。
「「いえーい♪」」
更にメイともハイタッチ。
「「いえーい♪」」
…
「何言ってんの?」
つい言ってしまった!注意!言った内容を訊いているかの様に聞こえるかも
知れないけど、違うからね?何イカレた事言っているんだ?という非難だからね?
だが其処は流石のライナである!
「師匠が余りにもお母さんだなあ♡という挨拶です!」
溌剌と言った!ドや顔で!!
「ホントに何言ってんのおぉぉぉぉ?!」
質問じゃないからね?!非難だからね?!!
「朝大きな声出すと周りに迷惑だよ?」
ティーエがしれっと言う!!!
「おおおぉぉぉぉぉぉい!!」
てめえぇぇぇぇぇ!!…あ!取り敢えず小声でえ!!!
「…で?!おかしな挨拶しに来たのか?」
「おかしくないよお♪ちいも一緒にどお?」
「するか!!其れで?!何の用だよ!!」
ティーエはニヤリと笑う。
「新しい靴、いらんかね?」
「靴ぅー??今ぁ??」
今日村に着くぞ、という所で、半端だな?
「騙されたと思って、試しに履いてみなよー☆」
「試しにって……」
試し履き程度にしろ他の誰かが足を通した靴って事か?嫌過ぎるぞ?水虫って、伝染るんだからな?
水虫って、完全に治す薬が出来たらノーベル賞モノだったぞ?古い知識だが、薬が出来たなんて聞かないから、未だに治せない筈だぞ?
「あー、ダイジョブ!!プレタポルテだよ♪」
プレタポルテ?既製服の事だよな?靴も衣服の一部…か?既製と態々言っているのは新品、作ったまま、誰も足を通していない…て事だよな?信じるぞ?此処で
裏切られたら二度と信用は得られないぞ??
所で、プレタポルテって、ポルトガル語か何かかね?一応大きな英語辞書には載っていたけど。既製服に対して完全注文製品な服はオートクチュールとか言うね?フランス語か何かかね?
職人さんの一人が早速巻き尺を出して自分の足を計る。あーうん。試し履きは
させないって事ね。其して、巻き尺、此の世界にも有るんだね。
職人さんは次いでの様に言う。
「顔出さないなんて水臭いじゃないかよ」
「あー…今は後ろの連中を引率している所だから。落ち着いたら改めて、と思ってね」
職人さんは基本ボッチだけど寂しがり屋な様です。
「………疲れ切っている様だな?」
刀鍛冶の弟子候補達をチラリと見て言う。ボッチって、対人関係は苦手だけど
顔色を窺うのは割と得意だったりするんだよな!自分の記憶に在る現代日本の
誰だかさんが友人関係極めて薄いので確かだ!………言ってて悲しくなんてないんだからね!!
「普通の町人さん達を何日も歩かせたからねえ。でも後一日だよ!」
「靴を替えれば少しは楽になると思う」
ぼそぼそとぶっきらぼうっぽく言ってはいるが。職人さん、気遣いはしていますよーってな!其れでも対人関係は苦手だからボッチなんですよね!分かります!
対人関係苦手でも分かってくれるヒトが居る世の中に成れば良いね!まあ、
誰もが先ずは自分の事で手一杯だから、ボッチは面倒臭い!と、思われてしまうのだが!
其して、丹念に計測してから茣蓙を敷き、靴を用意する職人さん。いや、計測を丹念にするのは試し履きをさせないって事でしょう?自分、茣蓙にも靴を脱いで
乗りたくはないぞ?
なので直接新しい靴に履き替える。
……………
ん?んん??おお!!
思ったよりも高品質だ!流石に合成ゴムは再現出来る訳無いが!なので少々は
スニーカーよりは履き易くないかな?
しかし!
単品では少々スニーカーに劣るかも知れないが!靴底魔法を併用すれば!!
アスリートの種目別専用の靴にも匹敵するかも知れない!!
「良いねえ!此れ!!」
「でしょ?でしょー!!お勉強しまっせ?」
自分は素直に賞賛し、ティーエは此処ぞと売り込んでくる。まあ、履いてみた
以上、やっぱり買わない、なんて言う奴は外道だが!
本は話が別、なんて思う方々もおられるとは思うが、売り物の本を汚して
しらばっくれて置いて行く奴は、場合に因っては盗むバカ以上の腐れ外道だと
思う!!本を手にとってみたら汚いなんて事になったら気分が迚も悪い
ではないか!!
大分以前に新品の本屋で立ち読みOKなんてのが在ったのだが。在ったのだが!!結局ビニールを被せる様に成ってました!!様悪い奴居るからねっ!!汚れて
しまったら、其れ、売り物に成らないからねっっ!!店は客には文句を言われる
だろうし、売り物は駄目になるしで大打撃だろ!!
あ、所で品物をすっぽり包むビニール袋をシュリンクって、言いますね。
ビニール帯をシュリンクって呼んじゃっているヒト居ますけどね。違うよ?
「適正価格で良いよ。頑張った職人さんに収入が無きゃあやってられないだろう
から」
売買で言う勉強ってのは、値切るって事。と、思って良いんだよな?
「ほー!ちいはやっぱり賢いんだねえ!」
ティーエが言うのは、客はいちいち売る側には気を回さないって事だろう。其うなると、普通の客は単純に安くさえあれば喜ぶもの、である。
「既製品って事は、サイズも何種類か作っている筈だし」
「其処は、他のお客様にお勧めすれば良いだけだけどね☆
其れは其れとして、ちいに払えるかなあ?一足、大銅貨七枚と銅貨五枚だ
ぞ~?」
「ほい」
銀貨一枚を渡した。お釣りは大銅貨二枚と銅貨五枚だな。
「え?あ……はい。毎度有難う御座います?」
「なーに狼狽えてんだよ!お釣り!」
ひょいと払うとは思ってもいなかった様だ。まあ、自分、幼児だしね!
大銅貨七枚と銅貨五枚で六千円位かな?という所だ。記憶の日本の誰だかさんは、スニーカーを買うと四千円は見なければならなかったのだ。此の世界、
大量生産に値段では敵う訳無いと思えば、1.5倍位は妥当な範囲だろうと思う。
トナーから商売を教わったというティーエは、正しくお釣りをくれました☆(笑)
…いや、笑っている場合ではないのだが。
機械が計算してくれる訳ではない此の世界では商人も客も正しく、成るべく早く計算出来なきゃあね!
「此れ一足買うお金で何日か食べていけるんだよ?其れをほいって……ほいって!!」
ティーエは何やらブツブツ言っているが。其れは、誰もが腹一杯食えない貧しい世の中では先ず食う事が第一だろうけど!
「ちゃんと買ったのに不満なの?」
「いえいえいえいえいえ!毎度有難う御座いました!!」
「此れ気に入ったからね、全員分買わなきゃあね!」
「はははははい!只今!!職人の皆さん!!お客様方の足をお計りして
下さーい!!」
自分以外19人分の靴だ。単純計算で大銀貨一枚銀貨四枚大銅貨二枚銅貨五枚だな。しかし使う材料は自分のが一番少ないか?しかししかし細工物は小さい方が
寧ろ高額か?等と考えると単純計算とどれ程違ってくるかね?
結果は単純に人数倍だった。やはり材料の量より作る手間の方が問題になる様だ。支払いの出所は自分のだけポケットマネーで後は国から貰ったお金だけどな!
靴だけで12万円近くという事だ。集団って、お金掛かるねえ。自分一人の金額でブツブツ言っていたティーエは…無表情で動いているが。思考放棄しているな!
ありゃあ!
「毎度有難う御座います!職人さん達も俄然やる気が違ってきます!!」
ティーエは商売ではお決まりな口上を述べる。
「支払いすっきり良いお客」
対人で機械的に売買が出来るなんて、実は中々洗練された体制なのだ!特に
文明度低い所でなんて、互いに気を張っていないと、間違いも有れば誤魔化しも
し放題だろう。
「自分で言っちゃう~?でも本当に其うだけどね♪お金は大丈夫だったの?」
「国から出ているし、護衛は自分一人だから人件費省けるし、村に着いちゃったら後使い所が無いし」
作り話では村でもお金の遣り取りをする所の一カ所や二カ所は出るモノだが。
ウチの村には店の一軒も在りません!作り話は作者の感覚が影響し、店が近くに
在るのは当たり前って思っているんだな!便利なお店ってか?
其れから、国から貰ったお金だけども。護衛は自分一人…なのに結構カツカツだな!もし、護衛が沢山付いているとしたら、服や靴等其のままだったろうし、宿代も迚もケチられた事だろう。運が良かったな!弟子候補達!!今でも充分ヘロヘロだけどな!
自分も中々運が良かった様だ。初日に四人減っていなければ、少々だが自腹を切っていた所だな!まさか日本人で意味が通じない奴は居ないかと思うが、
自腹とは自分の持ち金という事だ。まー、村では使い所が無いのだし、痛いって事も無いけどな!
「護衛かあ~!でも何事も無かったでしょ?」
「近くでヒト攫い集団を一つ、潰して来た。商人は情報が命ってんなら、直に
知れるんじゃない?」
「え?………あ……………そっ其うなんだ?流石だね?」
「じゃ、挨拶は落ち着いてから改めて来るから。又ね?」
「う、うん!又ね♡」
そうしてトナー・リーの町を出発した。靴は中々良好だった。
所で、ティーエがヒト攫い集団の情報を手にした時の事。
「ほげぇえぇえぇえ??!」とか絶叫が商人ギルドから響いたとか響かなかったとか。
ほげぇえって…ほげぇえって………ぶふっ!!笑かすなよ!
やっと隣町のトナー・リーの町(笑)を出発です!
あれ~?村には何時着くの~?と
自分も思って居ります!
次回、やっと村の子一人は登場か?次回を待て!
誰も待ってない?
これまった、失礼致しっまっしった~!
てけてんてんてん!
…其れ何?って?
昔有ったネタで御座います!
自分、昔のネタとか、
全く、知りませんけどね?
2019/05/23 0:45
本文を一ヶ所訂正致しました。
誤字です!
お店は一軒二軒と数えるのですが
事件の件に成っていましたので!
日本語って難しいですね!
只のうっかりだろー!(自分突っ込み)




