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第64話 里帰り…の前に鍛えてみた

 はい、勝手に区切りと決めている、16の倍数です。

 そんな算数みたいな言葉使うなあ!って?

 はい、兎も角ですね!

 話の流れ上、村の子たちが出られませんでしたね…

 そうです、ちいちゃん、言葉遣いは悪いですが。

 面倒見は良いんです!とっても良い子なんです!!

 言われたら拒絶するがな!!

 騎士達の訓練場で。

 もう休暇の日、というか、兵役へいえきの期間には含めてくれない日には入っているのだが。

 このまま帰って一週間放っておいたらダメな事が有ったのだ。

 どうせ一週間も帰りっぱなしにする気は無かったのだし。で、用事だが。

「武神殿?お休みに入ったのでは?!」

 騎士団の団長さん、お母さんだねえ。おっさんなのに!

「だって、一週間来ないでいたら、庶民兵さん達はもう任務に行っちゃうんじゃあない?」

 そう、折角団長さんがちょっぴり猶予ゆうよをくれたのが過ぎてしまうのだ。

「そうですな!

 しかし、其れで此処にいらっしゃるとは、御年おんとし四つにして、面倒見が宜しいのですな!」

 四つ、というのは数え年ならば、だ。念の為。

「いえいえ、それは団長さんこそ、でしょう!」

 自分は只、庶民兵さん達をこのまま放り出したら無責任だと思うだけの事だ。

庶民兵さん達にとっては命が懸かっている事なのだし。

「私は鬼団長で通って居りますが?」

「ぶふぁっ!!」

 鬼の様にお母さんな団長なの?鬼子母きしぼじんなの?おっさんなのに!

 ああ、鬼子母神って知ってる?人食い鬼だけど子どもが可愛くて可愛くて

仕方ないお母さんなんだぜ?

「何か?」

「いいええ、何でも!!

 それでですね、庶民兵さん達が任務に出る前に、仕上がりを見たい訳ですね」

 と、言う訳で庶民兵さん達、其れから騎士達の方を向き、言葉を続ける。

「それで、庶民兵さん達は五十人位、騎士さん達も一度に訓練場に来るのは五十人位!

 と、言う訳で、庶民兵さん達は全員が誰か騎士さんと勝負して下さい!」

  どよどよどよ!!

 庶民兵さん達、其れから騎士達もどよめいた。

「今日は自分、本当はお休みですからねえ。自分は勝負しません!まあどちらか

人数的にあぶれたヒトは自分の練習台に…おっと、勝負の相手してあげますが!」

「今何て言い掛けた?!」

 騎士が突っ込む。

「さあ?何の事でしょう?ふふふ…」

「「「「「恐ええわ!!!」」」」」

 冗談言っている場合でもないのでさっさと試合を組む。

「先ずレイジ、シッカクと勝負して?」

「ええええええええええええ??!!!」

「嫌がっても駄目!勝負して!」

 はっきり言ってトラウマだろう。が、此処で克服して貰いたい。

「ふっ!わたしは心を入れ替えました。が、此処は負ける訳にはいきませんね!

 本気で行きますよ!!」

 シッカクは不敵に笑んで勝負開始位置に着く。

「よーし!行けトランクス!!Zだかソードだ!!」

 レイジにアドバイスをあげる!

「意味分かんないよ!!それに、おれが持っているのは槍だよ!!」

 うーむ!!アドバイスに成ってなかったか!当たり前だー!!(笑)

「改めて名乗りましょう。シッカク・キョウカンです!!」

「おれはけんレイだ!!」

 ちょとまてえい!!!

「其れ冗談だって言ったろおおお!!!」

「そか!!じゃあそうレイだ!!!」

「そう言う事じゃあねえええ!!!」

 何で自分が突っ込んでいるの?

「えーと、レイジだ!」

「其れで良いんだよ!ヴァーリボーじゃあねーんだから!!」

「え?ばーりぼー?何??」

 バレーボールです!本格的に英語っぽく言ってみました!

 サーブする時そぉーれ!とか掛け声するやん!

「……もう宜しいですか?」

 シッカクに呆れられたぁ!!!レイジとアホな掛け合いやっているからぁー!!

「始め!」

 団長さんの合図が有り!

 がががががっ

 激しい打ち合いが始まる!

「くうっ?!」

 シッカクは苦しそう、レイジは余裕が有る!

 かぁーん!かららん……

「レイジの勝ち!」

 団長さんが宣言する!そういう事だ!

「なっ……」

 シッカクは絶句するが。レイジは其れ位の実力は付いたのだ!で、槍の方が有利だしな!

「お………おおおおおれおれおれ!勝っちゃったよよよよ!!」

「落ち着け!実力だから!」

 小心者だなあ。

「じゃあ次はショーン!マッケイヌさんと勝負して!」

「えええええええええええええ??!!!」

 同じくトラウマだろうが。克服して貰いたい!

 ショーンも勝ちました!と、言うか、軒並み庶民兵さん達が勝ちました!(笑)

「「「「「……………」」」」」

 騎士達、意気消沈!まあそうだろうけど。

 自分は庶民兵さん達に声を掛ける。

「自分が教える事はもう何も無い!

 これからは各自が毎日欠かさず精進する様に!」

 正確にはもう教える時間が無い、だが。けどある程度になったらやっぱり

本人次第になるだろう。

「「「「「「先生っっ!!!」」」」」」

 ノリ良いな君達!所で先生って、自分幼女だけど良いの?(笑)

 今度は騎士達に声を掛ける。

「今回は槍が剣より強かったから仕様が無い。

 けど、悔しいって気持ちが強く成る秘訣だよ。

 騎士さん達は定期的に訓練に来るんだから、たぁーっぷり、鍛えてあげるよ?」

「「「「「武神様!!!」」」」」

 あー…うん。其れ、呼ばれたくはないけど、今拒絶したら騎士達もっと落ち込んじゃうから、仕方ないなあ。次は全員に声を掛ける。

「勝っておごらず、負けて腐らず。みんな、生き抜く為に鍛えているって事は忘れずにね!!」

 現代日本の作り話では強く成っても、敵キャラを倒して平和に成った後は

持て余すんじゃあないか?とか言う議題がちらほら見られるが。

 文明度が低い所は物騒なのだ。持て余す事などあるまい。と、言うか、現代日本でだって、殺人事件も有れば交通事故でだって毎日死者は出ているだろうに。

平和ぼけし過ぎじゃない?って、自分は思う。

 車なんて簡単にヒトを殺せてしまう道具だぞ?忘れんな?

 況してや自転車が路肩を走るルールに成って、車が後ろから直ぐ脇をぶんぶか走っていたら恐怖だろ?そんなのに慣れるなよ?

 さて、未だ鍛えなきゃあいけないのが居るな。

「メイ、ライナ。魔法を覚えてもらうよ?」

「「えっ?!!」」

 其れから騎士達や庶民兵さん達の方を向き。

「此処で二人に教えるのは、みんなにも聞いておいて欲しいからだよ。

 みんなも魔法使える様になっちゃってよ!」

 ざわざわっ

 皆がざわめく。

「お…おれ、魔法騎士に成っちゃうの?」

「魔法で攻撃!!とか?」

 あー…此の後の反応が分かっちゃうなあ…

「その魔法と言うのは、靴底魔法だああ!!」

 ばああああああん!と効果音が付きそうに言ってみたが。

 ………

 はい!場がしらけました!!だろうねえ!!

 基本、自分は魔法というものを、文明度が足りない此処において文明の利器を

補うものだと思っている。

 けど大体のヒトは、日本の在るあっちの世界のヒトもだぞ?魔法と聞けば

超常現象を起こして攻撃だ!とか思うのだろうなあ!ってね?

「あの…発言を許可下さいますでしょうか」

 メイが言った。

「何で陛下の御前みたいな事言ってんの?!」

 言いたい事が有れば結構言っているやないの!メイドらしくもなく!!

「その……靴底魔法?とは、何で御座いましょう?」

「気疲れはするかも知れない!しかし!歩くのは少し楽に成るかも知れない!!

 そんな!極めて素晴らしき!魔法だあああ!!」

 ばばああああああん!!

 ……………

 はい!そんな反応だろうねえええ!!!

「えーと、凄くない様に聞こえるんだけど………」

 レイジが言った。

「わざと。けど、其れを使いこなせたら、色々、本当に色々出来る様になるよ?」

 何しろ、無意識に近い程、ろくちゅう使いっぱなしなのだ。魔法にも慣れるというものだ。呼吸だって皆、無意識にしていると思い込んでいるでしょう?けれども、本当は呼吸が足りなく成ると死ぬ程苦しいから追い立てられてしているのだ。

「色々………って?」

「そんなのは自分で考えろ!必要は発明の母!

 ヒトの手は、迚も器用な最高の道具だけれども、手では足りない。そう思った時に魔法で補うんだよ!」

 ココ、魔法を科学に置き換えたら、あっちの世界でも通用するからね?いや、

此処でも通用すると思うけど。

「自分だってずっとみんなの面倒を見ていられる訳じゃあないんだから、みんながそれぞれ必要な事を出来る様になって貰わないとね?」

「お母さんか!!」

 騎士の一人が突っ込んだ。

「其れは団長さんに言ってあげて?!!」

 切実にな!!自分、お母さんとか、御免だからああ!!!

「私は男だああああ!!」

 団長さんが絶叫していた。お母さんの癖に!!ぶふっ!!

 はい、投稿が月曜日になってしまいました。

 そうです!また行って来たのです!!

 例の、片道徒歩三時間の所です!

 あれ?もっと掛かってね?とは思いましたが。

 今回のターゲットは、敵は殺す!とか言っている

ヒトのラノベです。

 此れで分かったヒト!マニアだぜ!

 ではもうちょっと。

 二丁拳銃でガンカタのヒトです。

 これでも分かればマニアだぜ!

 固有魔法でレールガンのヒトです。

 はい、もうお分かりですね?

 だって、片道徒歩三時間の本屋さんには

其処だけのオマケが付いて来るんだもの!

 宣伝している訳じゃ、ないよ?

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