第415話 “対の先”始めました!!
「お早う御座います! 土曜日朝! 遅めです!」(実況風)
「お早う御座います。 天気は。 晴れでしょう」(解説風)
「まあ、土曜日はゆったりなヒトが多いでしょうが」(実況風)
「又無茶な時間帯ですね。 皆様お気を付け下さい」(解説風)
「今回イラスト掲載です! 苦手な方は?」(実況風)
「画面右上、表示調整挿絵表示中をクリックして下さい」(解説風)
「其れでは試合が終わった所ですが! ご覧下さい!」(実況風)
「お楽しみ頂ければ幸いです」(解説風)
ランク昇格試合!! 準決勝!!
終わった!(超絶大爆笑)
うん、終わった所!(超超絶大爆笑)
決勝進出はなw!
列王と自分だ!!
おっと!
今は主審が自分の勝利を宣言した所なんだよw!
挨拶しなきゃ! 「押忍!!」ってな!(笑)
両手をグーに握って
両腕を交差させ!
ゆっくり両拳を腰に引きながら
大きく、深く息を吐く!
準決勝は!
対メイザス戦だったのだが!
薬丸自顕流! 対空手! の対決でもあったのだ!
歴史的因縁の対決だったんだぞ!
此れで見えたものが有った!!
……けど良い子は真似しないでね☆(超超絶大爆笑)
刀対素手! なんてやっちゃ
素手の者が死ぬ!!!! のが当然だから!!(本気)
んで見えたものだが!!
“対の先”だ!!!!
今迄触れなかったね!
今回は!!
攻撃射程距離!! リーチに差が有り過ぎる!!!!
故に見えたのだ!!!!
さて先ず自分は攻撃射程が短い!!
極めて短い!!!!
対して相手は攻撃射程が極めて長い!!!!
体格も上なら武器も超長い!!!!
此う成ると“先の先”は不可能だ!!!!
況してや刀の技は一瞬なんだから!!!!
射程距離が長い方が先に攻撃出来るに決まっている!!!!
“先の先”は相手が動けない内の先制攻撃だからなっ!!!!
じゃあ“後の先”は?
刀の技には良く有るよな! “後の先”!!!!
しかしぃ!!!!
其れは!!!!
相手の動きを利用する要素は有る!! が!!!!
どちらかと言うと?
相手の動きを利用するのが主体で
自身の動きは成るべく省く! 方向性だな?
だからこそ!!!!
身体能力が劣る者の戦い方!! とは成る!
……
ん、だけどぉ……!
其れはな?
武器の長さが有れば届き易い!
刀使いなら有用も有用だよな!!
けどな!!
今回自分は素手だったんだよ!!
自分だけが!! 素手だったんだよっ!!!!
相手の動きは利用しても
自分の動きを省いては!!
此方の攻撃だけが届かねえぇえっっ!!!!
此方の攻撃も当たる様に動く敵なんて
居る訳ねえしっっ!!!!
っつうか
此方の攻撃が当たる程近付いたら
相手の攻撃が当たらんわw!(超超絶大爆笑)
だって
攻撃射程距離が違い過ぎるんだからw!(超超絶大爆笑)
よって“後の先”も駄目だったんだ!
残るは!
相手の動きを利用した上で!!
自分も最大限動くしか無い!!!!
だって届かないんだから!!
相手は!!
動きを決定してしまった故
変えられない!!!!
其処に!!
自分のみが都合が良い様に動きを加える!!!!
両者が同時に動いて
自分のみが先手を打つ!!!!
よって
“対の先”!!!!
其う!!!!
“合気”の極みこそが
“対の先”!!!! だったのだな!
えー?
合気道じゃあ
打撃は使わねえって?
ふんw!(嗤)
愚か者がw!
ま! 取り敢えず!
試合は勝って
「押忍!」と挨拶はした! とw!
「ちいちゃん一人で飛んで行くのかい?」
「ちゃん付けするなと言うにw!」
声を掛けてきたのは
冒険者ギルド職員だw!(笑)
選手を先導するヒト達なw!
「メイザスを何人か掛かりで運んでやってw?」
時間を置けば治るだろうがw!
今は動けません! ってなw?(笑)
「えっと……
魔法で威力を出しているのかい?」
おいおいw!
余分な事訊く職員も居るなあw?
自分にはどうでも良いのだけどw!
「武器や素手の威力を上げる魔法なんてちと無いなあw?
威力上げたら生身の手足が危ないしw!」
「ふうん? 其うかい!」
あw!
此の職員分かってないわw!(大爆笑)
其んな軽い返事で
良い訳がないお言葉なのだが!(笑)
まあ分かっていない奴は放っておくだけだw!
さあ帰るんだぞ☆
半控え室の方向の空を見上げてw!
「だあっ!」
と声を上げつつ
空飛ぶぽーずでトランポリンじゃんぷw!(超絶大爆笑)
半控え室の前で浮いている状態に成る! とw!
正確には魔法の結界で吊られているのだが!(笑)
肉眼じゃあ分からないのなw!
うわああああああああああっ っ っ !!
観客も大喜びだなw!
だって
自分程のshowを見せられるヤツなんて居ねえものw!(笑)
「……うるとらさんレオごっこか……!」
「真似は迚も出来ませんよね!(苦笑)」
ワットきゅん♡とシャールきゅん♡が
お出迎えしてくれりゅ♡♡
さては二人共自分を大好き♡なんだにゃ♡
「……ちいが又オカしく成っているぞ?(呆)」
「はははw(苦笑)
ちいは村のみんなが大事! なんですよ」
自分は態勢を入れ替え着地!
微妙な力加減で成り立つ
結界で吊られた状態なので
姿勢を変えれば直ぐ落下するのだ!
「わっほー♡」
はいたっち♡の積もりで両手を挙げたんだけど♡
ぎゅっ♡
シャールきゅんに抱擁されたよっ♡♡♡
あれ?
良くお子様がやる「抱っこ」のぽーずも
バンザイだから???
「あおー♡
おー♡♡♡」
此れが抱っこされる感触かっ♡
「……シャーリー付き合い良いなあ?(呆)」
「ははは。
忘れがちですけど
ちいは年下なんですよ?」
シャーリーってのはシャールきゅんなあ……♡
村の子達♡は分かっていないけど
メイドルックなのを対外に誤魔化す呼び方なんだにゃ♡
さてメイザスがベンチに運び込まれてきて!(笑)
準決勝が片付いた訳だがw!
メイザス、ネネがランク9で決定したのだなw!
後は!!!!
決勝戦を残すのみ!!!!
もう選手は二人なんだから
抽選も無し!!!!
多少試合場を均し!
入場が!! 始まる!!!!
……
のだが……!(汗)
「セツ! ユキ! ネネ!!
レーナを放してやれ!」
レーナってのは列王の事!! なのだが!
列王は……
さっきの試合の後からずっと!!
三人を抱えて
三人から胸弄りをされていた……!
ずっと!!!!
だぞ?(汗)
だから列王は男だっつーの!!!!
ん?
セツが挑発的に?
「シャーリーに抱っこしてる
ちいに言われたくありませんー!」
……
は?!
「……違うよ?
此れは違うんだよっ?!(赤面)」
だからはいたっちしようとしたんだってば!(汗)
セツの爆弾発言は続く!
「だったらシャーリーのおっぱい揉めば良いじゃない!」
「何言ってんですかあああああああ?!(赤面)」
即喚いたのはシャールきゅんだよ♡
だよねえ♡
男の子だもんねえ♡
……列王はもう
揉まれまくっている? 訳だが……!(涙)
頑張れ列王!!
……
何をどう頑張るんだよっ!(汗)
「……あー……!
もう決勝戦始まるからな?
レーナも困るからな?」
いや今迄も困っていた……よな?(汗)
「うー……!」
渋々。 不承不承。 だが。
三人は離れる。
列王は……!
アレ?
何か名残惜しそう? まさかね?(汗)
「レーナ! 決勝戦だぞ!」
列王は村の外ではレーナ呼びされるのを承知している!
メイドルックで列王呼びされたら羞恥プレイだあな?
いや!!!!
メイドルックなのが既に羞恥プレイだよな?(汗)
な?(必死)
「うん」
此れから試合に臨むとは思えない程
穏やかに。
列王はベンチから立つ。
「いやあw!
アホには面目立ったなw?」
「……え?(微笑)」
相変わらずニブいなあw!
「アホが試合で勝ってこいとか言っていたろw?
通じていなかったかw?」
まあ列王はまんま日本人だから仕方ないんだがw!
「……お姫様の事?
酷いなあ……!(苦笑)」
アホはお姫様というか!
王女なんだよな! 一応!
酷いのは列王を今の有様にした
アホだろうに!
……後兄達も被害に遭っているし!!(怒)
抑も自分もだったあああああああああああ?!
忘れてないんだからねっ?!(大汗)
……気にするのを止めよう……
うん!
「じゃあレーナだけ先に行っていてくれw!」
まあ選手はギルド職員に先導されるのだが!(笑)
列王にとっては異世界の遣り取りだからね!(笑)
言っておいて上げないとね!(笑)
「又アレやるの?(微笑)」
「やるともさw!」
何? って!
うるとらさんレオごっこだよ!!(超超絶大爆笑)
「此れから決勝戦が始まる! という所ですね!」(実況風)
「まあ話の展開は其うですが。
“対の先”をご覧頂ければ。 極意ですよ」(解説風)
「もう言葉を知っているヒトが居るかどうかも
怪しいですけどね!」(実況風)
「戦いの技は見たくない、なんて方もいらっしゃるでしょうか?
しかし人生は戦いだ! と、思って欲しいですね」(解説風)
「恐ろしい国が近所ですしねえ。
更にA米利件には日本は洗脳されていますし!」(実況風)
「ご存知でしょうか? 小麦粉は昔
「メリケン粉」! と呼ばれていた事を!」(解説風)
「A米利件というのは国を表しています!
小麦粉はグルテンという成分が悪い!!
と散々言っていますしね!」(実況風)
「まあ。 恐いものから目を逸らさない! と助言して。
今回は終えておきましょう」(解説風)
「此の場でお話したい事というのは?」(実況風)
「今の時間帯じゃあしません。
では皆様お気を付けて一日お過ごし下さい」(解説風)
「えっと!
急いでも慌てず! 冷静にお過ごし下さいね!」(実況風)




