第414話 琉球唐手始めました!!
「お早う御座います! 金曜日朝です!」(実況風)
「お早う御座います。 雨は上がりましたね」(解説風)
「昨晩は風も強かったですが!
まあー良かったのですかね?」(実況風)
「所でお知らせです。 前々話ブックマーク
300に到達致しましたが」(解説風)
「前話で300を切りましたwww!
……やると思った……!」(実況風)
「筆者も何時もは少し様子を見るのですが焦りましたね。
まあ気を取り直して試合を見ましょう」(解説風)
「メイザス選手対ちい選手! 観て参りましょう!」(実況風)
ランク昇格試合!! 本戦準決勝!!!!
第二試合メイザス対自分!!!!
其う!!!!
此れに勝てば次は決勝戦だ!!!!
えw?
次の事を考えるヤツは
手前の試合を落とすってw?
余裕が無いヤツならなあw?(二ヤア)
って訳でw!
先ず名乗る!
主審が言ってから!(大爆笑)
「名乗って!」
はい言った!(超絶大爆笑)
「メイザス・アノホシ!」
メイザスが先に名乗ったあ!(爆笑)
自己主張激しいなw?(大爆笑)
じゃあ自分の番だとw!
「武神ドラゴンスレイヤー只乃山椒!!」
どだw!(超超絶大爆笑)
試合を始める前にと思ってか?
メイザスが更に口を開く!
「ちいよお?
ヌンチャクだかいう武器は使わねえのかw?」
あー。
其れは始まってからは
訊くだけ無駄に成っちまうな?(笑)
「ヌンチャクはだなw!
拘りが有って
槍使いに使ったw!!」
反省はしない!(超超絶大爆笑)
一応言っておくと!
うるとらさんレオごっこだから!!(超超絶大爆笑)
だなw!(爆笑)
「安心しろよw!(ニヤリ)」
此れも言っておこうかw!
「素手で「薬丸自顕流」に抗う技を
見せてやるw!!(獰猛な笑み!!)」
要するに空手!! なのだが!
其れを聞いたメイザスも!
獰猛な笑みを浮かべる!!
「ほぉーおw?
面白えじゃねえかw?(ギラリッ!!)」
何しろ!!
メイザスに教えたのが「薬丸自顕流」!!
だからなw!(獰猛な笑み!!)
「楽しみに食らえw?(ギンッッ!!!!)」
「くっくっくっw!(ギラッッ!!!!)」
……
周りの審判達や
選手を先導する冒険者ギルド職員達が
戦いているぞw?(超絶大爆笑)
「ははっ始めっっ?!」
大丈夫かよ主審さんw!(笑)
ゆら~り……と。
メイザスは。
左脚を伸ばしたまま
右膝をしゃがむ程に曲げ腰を落とし。
野太刀仕様の木刀で天を衝く!!!!
「薬丸自顕流」!!!! “蜻蛉の構え”!!!!
どよっ ……っ
周囲の者達は響めく!!
メイザスが“蜻蛉”に構えるのは!!!!
此の試合が初!!!! だからなっw!!
なら此方も構えないとなw?
レオお決まりのぽーず其之一!!
右拳を腰に引き!!
左掌を照準として突き出し!!
左半身!!!!
で!!
気合一閃!!!!
「え゛や゛あ゛あ゛あ゛ああああああああっっっ!!!!」
レオの主題歌も奏でなきゃな!!
しゅごおおおおおおおおおおおおおっ
と、何かが噴き上がる音と共にっ!!
ずずん…… ずずん…… ずずん…… ずずん……
だだっっ だだっっ だだっっ だだっっ だだっっ
っっ
ちゃあああらあああらあああ
らあああああああぁぁぁぁ……
「ほおーw?
ホントに鳴ってんだな? 此の音w!」
メイザスが面白がって言う!
「イイ曲だろw?」
自分は余裕を以て返す!
さて!!
前以て言っておかねば成らないが!!
武器持った相手に素手で挑むのは無謀である!!!!
況してや迚も長い刀「野太刀」を相手にするのは
もう……
何とも言い様が無い……!(大爆笑)
いや笑えないからね?
では何で「空手」が「薬丸自顕流」に抗う技か!!
……昔。
沖縄は琉球王国という別の国で。
本土、日本は敵だったのだ!!
まあ。
白人支配者共と比べれば
ずっと人道的ではあろうが。
武器は取り上げられちゃった! のだな!
其れで素手!!!!
でなければ農具!! を武器として使ったのだ!!
武器は取り上げられても
農具は取り上げられまい!! ってんだな!
琉球に元々有った武術“手”に!!
中国武術を組み合わせたものが!!
“琉球唐手”!!!!
“空手”の源流だ!!
空手武器としては!!
鎌!! 使うぞ!!
ヌンチャクはウマの轡だったと!!
トンファーは臼の取っ手だったと!!
……後船の櫂だよな? ってのも有る!!
沖縄だし!!
まあ其ういう訳で!!
自分は素手で空手を見せ付けなければ成らない!!!!
其して。
うるとらさんレオでは、だが!
一番刀使いっぽい相手は……
ツルク星人というのだが!!
対ツルク星人戦を
再現は出来ないな!(超絶大爆笑)
だって……!
腕を硬質化させて
刃を受ける!! とかやっていたもの!(超超絶大爆笑)
現実的にはな!!
武器は当たってはいけない!!!! ものだ!!
素肌で触れるなんて
以ての外だっっ!!!!
相手の攻撃を外す!!!! しか無い!!
更に相手を一撃で斃すしか無い!!!!
でなければやっぱり殺られるからだ!!!!
故に!!!!
空手は一撃必殺!!!!
でなければいけないのだっっ!!!!
実現するにはっ……!!
「……いくぜえ……?」
メイザスが。
来る!!!!
「っきええええええええええええええええっっ!!!!」
メイザスの“猿叫”!!!!
其して突撃!!!!
自分はっ!!!!
思考が加速する!!!!
其れでも!!!!
厳しく狭い「機」!!!! を狙って!!
どんっ
メイザスの打ち込みは!!!!
土を打った!!!!
其して!!!!
自分はっっ!!!!
メイザスの腹に逆突き!!!!
勿論!
腕力で突いても!!
効きはしないっ!!!!
先ず当てるのから至難の業だが!!!!
“合気”!!!!
である!!
合気とは何ぞや? と!
合気道家さん達に訊いても!!
明確な答えは返って来ない!!
なんて言う!(超超絶大爆笑)
まあ!
武道家さん達に言葉が上手いヒトなんて
早々居ないのだろう!(超超絶大爆笑)
日本は昔から
言葉が無くて伝わるのを
美徳としていたし?(超超絶大爆笑)
言ってしまえば「なあなあ」だな?(超超絶大爆笑)
じゃあ自分が言ってやるw!
「合気」とは!! 「克」!!!! 事である!!!!
説明に成っていないw?
じゃあ細かく言ってやるw!
「合」の字が有るのだから!
相手が在って自分を「合わせる」のだ!!!!
とは分かるなw?
其して!!!!
「実戦」は自分は無傷で相手を斃すのが最上!!!!
というか
其れ以外は有っては成らない!!!!
よって!!!!
一方的に自分だけ攻撃を当てる!!!!
「克」!!!! って事だろうw?(笑)
でだ!
実際問題!!
自分は年齢に対して小柄な童女!! で素手!!
相手はまあ。
発育は悪いとしても
大人と看做される男!! しかも野太刀使い!!
普通に考えて
自分の手が届く訳がねえんだよw!!
じゃあどうするか!!
メイザスの動作が決定する瞬間を
「見極める」!!!!
“気配察知”!!!! だな!!
其の「決定した動作」に自分が「合わせて」!!!!
「一方的に攻撃が当たる」様に動く!!!!
言い換えれば
「相手の動作」を利用して「自分だけ当てる」!!!!
ほらw!
「合気」は「相手の力を利用する!」って!
何処かでは言っている筈だぞw?
「相手の力を利用」して
「自分が一方的に当てる」のだから!
「合気」とは「克」!! って事で良いだろうw?
まあしかし!
只当てても
其れだけで勝てる程甘くないんだよな!
体格が勝る相手には
“叩拳”は効かない! と!
予てから言っている!!
よって!!
当てた拳は“鎧徹”だw!
「……ごぶっ……!」
メイザスの吐きそうな呻き声!!
効いている証拠だ!!
が!
主審が
勝敗を決する判定をする様子は無く!
ギラリッ
メイザスがもう一行動起こす気満々だ!
「ごぉおおおっっ!!」
メイザスは左肩辺りから
伸し掛かってこようとする!!
まあ。
自分は懐に潜り込んでいるからなw!
其れが一番の攻撃だあなw?
しかし!!
自分はメイザスの左肩に左掌を当て!!
左掌を回転軸にして!!
右拳で殴り倒す!!!!
“当て身投げ”!!!!
“当て身”とは“打撃”の事だ!!
詰まり“打撃”と“投げ”の合成技だ!!!!
「ぐっは!」
どおっ
メイザスを倒すのに成功したが!
やはり主審は勝敗の判定をしない!!
まあ攻撃で倒れたのか
勝手に転がったのか分かり難いからなw?
じゃあw!
バク転バク転バク転!!
とメイザスから離れ!!
レオのお決まりのぽーず其之二!!!!
左拳を腰に引き
右手刀を大きく横に振り払う!!
レオお決まりのぽーず其之一!!!!
右拳を腰に引き
左掌を照準として突き出す!!!!
踏み切り板結界で跳び!!!!
右足を赤く光らせ!!!!
レオキック!!!!
「えいやあああああああああああっっっ!!!!」
どふっ
「があっ!」
まあ見世物として
「攻撃当てましたよー」って
あぴーるしているだけだからw!
効く様な蹴りはやっていないw!
……筈!(超超絶大爆笑)
其して実は着地こそ
注意しないと危険だ!(笑えない)
しっかりと着地して!
「武神ドラゴンスレイヤーちいタダノの勝ち!!」
きっちり空手を見せ付けて!
勝ちを頂きましたとさw☆
「ちい選手の勝利!! ……ですが
空手? って言って良いんですか……?」(実況風)
「ええ良いでしょう。
“合気”やらとは言っていますが。
まあ相手が居る勝負なら
相手の力を利用する位は有りますよ。
どうやってもね」(解説風)
「況してやちい選手は
素手な上に体格も不利!! ですからね!
立派な勝利ですよね!」(実況風)
「立派と言うよりは……
真似してはいけないもの、ですね」(解説風)
「ははは……
死ぬ方が当たり前ですよねー……!
恐ろしい!!」(実況風)
「えー。 もう一つお知らせですが。
発展途上な世界で外伝、
『ジョーの不思議な冒険』が投稿されました。
家紋 武範様の「隕石阻止企画」参加作品です」(解説風)
「お一方短編一本のみ! 受付のご企画ですね!
其して? ジョー……ジョゼフの略称です!
ジョゼフと言えば……!」(実況風)
「はっはっは。 意識しては居りますね。
後もう一つ。
ポケモン映画で流れた曲で。
父親視点で我が子がフシギなイキモノだ、なんて。
有りました」(解説風)
「ヒドくありません?!」(実況風)
「未だ子どもを意識しているだけマシ、でしょう。
今でも子の面倒を見る父親は
少ないんじゃあないですかね」(解説風)
「どうしても高圧的だったりねえ……!
其んなのを見掛けましたが」(実況風)
「子どもに高圧的でもバカ丸出しですね。
気を付けて頂きたいです」(解説風)
「ははは……
今回は此処迄で?」(実況風)
「其うですね。
又忙しない辺りなので。
此処迄という事で。
本当は此の場でご紹介したい事も有るのですが」(解説風)
「ははは……
其れは後のお楽しみ、という事で!
では!
又お会い致しましょう!」(実況風)




