第411話 シャールきゅん♡メイザスと試合してみた!
「お早う御座います! 土曜日朝です!!」(実況風)
「天気は良いです。 が。 又忙しない時間帯ですね。
其れとも今日はゆったりな方が多いでしょうか」(解説風)
「今回はドキドキですね! 何が? って!」(実況風)
「手直し殆ど無しで急いで投稿、なのがですねえ」(解説風)
「あはは! 兎に角試合を観ましょう!」(実況風)
「メイザス選手対シャール選手です。 では」(解説風)
ランク昇格試合! ランク8同士の試合!
各選手にとっては本戦二試合目!
二回戦だ!
で!
二回戦も第三試合!
メイザス対シャールきゅんっ♡
シャールきゅんっ……♡
メイザスなんかとっ……! 試合なんだっ……!
自分は試合を済ませたまま
半控え室の前で仁王立ちしているがっ!
メイザスを睨んで言う!
「メイザス……!
ウチの子♡に何か有ったら……!
……分かっているな?(鋭い眼光!)」
「分ーってるよ!
今迄の相手だってどうにもなっていねえだろぉ?」
メイザスは面倒くさそうだ!
「自分が言って聞かせて上げているからなっ!」
「ちいよお? おれを何だと思ってんだよ!」
其処に入ってくるのはっ♡
「ちい。 過保護ですよ!」
正しく天使の声っ♡
シャールきゅんだっ♡
小学生位だと男子の声がもて囃されるが!
ボーイソプラノってな!
やはり子どもの声は綺麗だと! 誰もが思うのだな!
あれ? 女子は? って思うだろう!
女はな! 大人に成っても声は高いが!
第二次性徴が早いからな!
小学生で既に子どもの声じゃあないんだな!
で! 小学生では女子が目立てないというのは!
大人の声は汚いと!
……誰もが思っているんだなー!(超絶大爆笑)
酷い!(超超絶大爆笑)
と言っても事実其う成っているだろう?(超超絶大爆笑)
いや何か段々小学生男子でも
背が高いな? 声が低いな? ってのを
目にする様に成ってきたけど!(笑)
其れはどうでも良いけど天使なシャールきゅんだよっ♡
だって王サマだって
村の子達♡を「神の御使い」だって認定したし!(超超絶大爆笑)
んで自分が神サマな!(超超絶大爆笑)
笑っちゃうだろw?(笑)
けど王サマが言った!(超超絶大爆笑)
自分は責任持ちません!(超超絶大爆笑)
どんどん利用はするけどな!(超超絶大爆笑)
其んな天使でお利口で可愛いシャールきゅんが♡
自己主張するんだよっ♡
皆心して聞けえいっ!(笑)
「ちいが本当に
誰も怪我しない様にと気を付けているのは分かっています。
怪我をしてしまったら今だけではない、
後々迄大変な事に成る、のも分かっています。
けど其の上で!
メイザスさんと僕に任せてくれませんか?
ね、メイザスさん!」
「お?」
メイザス!!
折角のシャールきゅんのお言葉を
ボケ面して聴いているんじゃあねえっ!(怒)
メイザスがずっとボケたままなのは兎も角!
野太刀仕様の木刀を肩に担ぎ!
シャールきゅんは打刀仕様の木刀を左手に♡
納刀状態の様に
刃を上向きにして持ち♡
試合場の真ん中に立つ!
「名乗って!」
主審が促し!
「メイザス・アノホシw!」
「シャーロット但野です」
二人は名乗る!
……
シャールきゅんは
シャールというのが本来のお名前だっ♡
英語的には略称な様だけどっ!(汗)
此処英語圏じゃあないから!(超絶大爆笑)
シャーロットってのは!
マルゲリータのアホに
名前が長い方が偉そうに聞こえるからと
言わされているのだな!
ソレ女名だよ!
……って。 知らない方が良いんだけどっ!(泣)
メイドルックだしね?!(号泣)
「始めっ!」
主審が宣言して始まっちまうよ!
シャールきゅんは剣道式“正眼の構え”っ♡
メイザスは……!
やはり! フェンシングの様に!
右手だけで持ち右半身だ!
「……真剣では無理でしょうが……
片手持ちというのも厄介ですね……!」
シャールきゅんは其れこそ真剣なお顔♡で言うが♡
メイザスはバカ面で!
「んあ? 鉄の刀か?
持てるんじゃね?
ロングメイスだって持てるんだし!」
「……え……?」
シャールきゅん驚いちゃうよ♡
ま!
驚愕の事実だね!
「あはは……! 厳しいですね。 本当に!」
何がどう厳しいかは言わずに!
どがんっ
シャールきゅん突撃っ♡
何と言うか……!
刀版矢突ってか?!
攻撃したら隙に成るから
構えたまま突っ込むという?!
しかし!
攻撃が木刀に当たったは当たったが
メイザスは応えていないな!
武器が長いし固定されていないと!
威力が伝わらないのだ!
シャールきゅんが言う♡ 厳しいとは其ういう事だ!
やはり武器は長くて重い程強い!!
……強いというのは使い難い! って事でもあるが!
「んじゃあ軽く行くぜw?
ちいもうっせーしよお!」
メイザスには伝わっているのか見て分からんからなのだが!
煩ーとか思ってんだな?(怒)
「今はちいの事は気にしなくて結構です!
全力が出せないでしょう?(強気な笑み)」
シャールきゅーぅん?!(号泣)
が!
メイザスは笑い飛ばす!
「はっw! 元々全力を出せる相手なんて
其う居ねえよw!
図に乗っちゃってんのかw? お嬢ちゃんw!」
おあああああああああああああっ??!!
ヤベええええええええええええええっ?!
村の子達♡はみんなちびメイドちゃん♡だから
其う思っちゃうのも無理はないんだけどっっ?!!!(号泣)
「っ! 図に乗ってなんかいませんっ!」
っおあっ?!
シャールきゅんが聞き逃すとは思えないけどっ?!
悪口か挑発とでも判断したのっ?!(大汗)
……
何でアホゲリータの所為で
自分が焦らなきゃいけないんだよっ!!(怒)
みんなちびメイドちゃん♡なのは
アホの所為なんだからねっ!!
……アホ作の服は下手に着心地が良いから
止めさせるのも忍びないんだ……!(泣)
だって自分が……!
以前着ていた農民服に戻れないんだもの……!(悔し泣き)
着心地悪い服って……!
相当にストレスなんだ……!(悔)
んで?!
珍しくシャールきゅん♡は逆上? しちゃったんだが?!
「おいおいw!
タタカイは落ち着かなきゃいかんぜえw?」
……メイザスの面はムカつくなあw?(目が笑っていない)
いや当人は逆撫でする気も無いんだろうけど!
けどムカつくなw?(腸煮えくりかえる!)
「落ち着いてます!」
いや落ち着いていないよシャールきゅーん♡(泣)
シャールきゅんはメイザスに向かって行き!
がんっ
がらん
「……あ……」
シャールきゅん♡が……
木刀を。
メイザスに!
叩き落とされた……
詰まり……
「メイザスの勝ち!!」
と。
主審が宣言した様に……
……
シャールきゅんが負けたああああああ?!(号泣)
「落ち着いていないヤツが言うんだよなあw!
落ち着いてマスってかw?」
メイザぁぁぁぁぁぁぁぁスっっ!!(激怒)
テメエ!!
シャールきゅん♡を
ヨッパライみたいに言うんじゃあねえっっ!!(憤怒っ!!)
「……
あ……」
シャールきゅん♡のお目々からあ!!
涙がぽろぽろぉおぉおぉお!!(号泣)
「戦場じゃあ
落ち着いていないヤツから死んでいくんだぜえw?
じゃあなw?」
メイザス!!
ごらぁあぁあぁあぁあぁあぁあっっ!!(血涙)
メイザスはテキトーに
木刀を肩に担いで
半控え室に帰って来やがるっっ!!(歯噛み!!)
「おうw! ちい!
どうだw?」
何かメイザスはヘラヘラしていやがるがっ!
「ぶっ殺す!」
「何でだよっ?!」
シャールきゅんを泣かせたあ!!
理由は其れで充分だっ!(憤怒!!)
シャールきゅんは……
後から静かに帰って来る♡
自分はシャールきゅんを抱き締めちゃうよぉおぉお!(泣)
「……あはは……
負けました」
「あおぉおう! おぅおぅおぅ!(号泣)」
「ははは……
落ち着いて下さいよちい」
「おぉおぉおぅ! おぁうぁうぁお!(号泣)」
「……あのですね……
……ほっとしてもいるんです」
「ぅあ?(涙)」
「ほら……
僕が勝ったのは村の子ばかりじゃないですか?
ずっと気が重くて……」
……
其う言えば。
シャールきゅんは親善試合の予選からずっと
其んな感じだな?(涙)
「がわ゛い゛ぞう゛ぅうぅうぅ……!(泣)」
「ははははは……
ちいは平然と勝っているじゃあないですか」
「……
…… う゛?」
「さっきだって
恐い笑顔でユキに勝っていたでしょう?」
……
「……
おあああっ?!」
「分かっていますよ!
勝負は厳しいものだって!
僕が気が弱いんですね!」
「シャーリーはきゃわいいぞっ!!(涙)」
シャーリーってのは! シャールきゅんだけどっ♡
周囲を誤魔化さなきゃいけないのな! もう!!
「だから止めて下さいってば」(苦笑)
自分がシャールきゅん♡に背中ぽんぽん♡される!
どっちが慰めているのか分からなく成ったけど!
兎に角……!
シャールきゅん♡は負けてしまった……!
「勝負はメイザス選手の勝ちだああ!!」(実況風)
「其してメイザス選手は本気でもない、
ですね」(解説風)
「さあ! 後は?!」(実況風)
「今話は訂正無しで通せるか。
さてお立ち会い、ですね」(解説風)
「では又お会い致しましょう!」(実況風)




