第401話 ネネが魔法対決やってみた!(笑)
「お早う御座います! 日曜日朝! です!」(実況風)
「お早う御座います。 充電と時刻の都合でですが。
急いで参りましょう」(解説風)
「天気は大荒れか?! と。 昨日は言われていましたが」(実況風)
「穏やかな方向に変更な様ですな。
荒れなくて良かったでしょう」(解説風)
「第三試合からお送り致します! 観て参りましょう!」(実況風)
「三日目は全八試合ですな。 では楽しみましょう」(解説風)
ランク昇格試合!! 本戦!!
トーナメント的には一回戦に当たる!
ランク7同士の試合!!
其の第三試合は!
……エンバンさん対ネネ!(超絶大爆笑)
ネネは予選じゃあ
試合らしい事していないし!
エンバンさんには
何するか分からないだろうなあ……!(笑)
ネネは自分の姉だが
バカそう……もとい幼いし!(超絶大爆笑)
さあ二人は普通に歩いて!
ネネなんかは
先導する冒険者ギルド職員とお手々繋いで!(超絶大爆笑)
試合場の中央へ行くぞw!
「名乗って!」
主審が促すと!
「エンバン!! ぬぅぅうう……!!」
エンバンさん又先に名乗って
魔法(笑)の為に力んでいるなあ……!(苦笑)
大人気ない!(笑)
対してネネは!(笑)
「ネネはネネだよ~(*^▽^*)」
「……は? もう一寸長い名前では?」
主審が聞き返してしまう!
アホゲリータにテキトーに付けられたヤツなあ……!(怒)
だがしかし! ネネは!
「ネネはネネだよ~(*^▽^*)」
うん……
バカそうだよね!(超絶大爆笑)
「あ……其う……」
主審諦めたあ!!(超超絶大爆笑)
ネネの名乗りが長く成り!(爆笑)
エンバンさんの力む時間が充分に成ったぞお!(超絶大爆笑)
「始め!」
って所で試合開始だあ!(笑)
「ファイアブラス――」
やっぱり開始早々
魔法(笑)を放とうとするエンバンさん!(爆笑)
一瞬炎に煽られるだけ、とは言え
遠慮無さ過ぎるだろお?!
しかし!!
「みずてっぽー(*^▽^*)」
どっぱああああんっ
いきなりエンバンさんは水を被る!!(笑)
「…… は……?」
審判達は事態を把握出来ない!(笑)
ネネの魔法は
相手に直接ぶっ掛かるからだ!
魔法を使い手の目の前から相手に飛ばすなんて
力の無駄なのだがねw!
其ういう先入観が有ると
其うとしか出来ないのかねえw?(笑)
此う成ると可哀想なのはエンバンさんでw!
更にネネに魔法を浴びせられるw!
「まほーみずてっぽー(*^▽^*)」
どっぱああああああん
「ごぶっ?! がばあっ っ !!」
けど。
因果応報、かねえ?(笑)
エンバンさんもいきなり炎浴びせようとしたんだから!
「みずてっぽー(*^▽^*)」
どぱあああ ん ……
けどそろそろ止めたげてえ?!(笑えなく成ってきた!)
「ネっ……ネフェネリアの勝ち!!」
やっとかよ!!
鈍いぞ審判共!
あ!
ネフェネリアってのが
アホに適当に伸ばされたネネの名前な!
ヒトを溺れさせるには
洗面器一杯水が有れば充分!
……とか誰か言わなかったっけ?(汗)
うーむ……!
無邪気に恐ろしい事をする姉だよもう……!
半控え室! 壁の一面が外! な所な!
其処に二人は帰って来たぞ!(笑)
ネネはやっぱり職員とお手々繋いで!(大爆笑)
「よっすお疲れw!」
自分の言葉に!
「つかれたー(*^▽^*)」
「う……うむ……!」
一応二人共が返事する!(笑)
ネネ……
疲れたって程の事やっていないだろう?(笑)
「お疲れ」ってのは只の挨拶だっつーの!(笑)
ネネが水をばら撒いちゃって!
試合場の整備がちと面倒に成ったかなw?
なので少し時間が空いたが!
帰って来たらネネは直ぐ
列王にべったりくっ付くぞ!(笑)
其して!
「あー……訊いて良いか……?」
エンバンさん、気になっている様だねえ?(笑)
本戦で負けたらもう其処で終わりだものなw!
今訊ける事は訊いておかねば! って思うよねw!(笑)
因みに!
希望制ではあるが
選手は負けた後に半控え室で観戦していても良いのだw!
まあ、余所のおぢさん達は恥ずかしくて
此処に居られないかなw?(笑)
「彼れは…… 魔法だったのか……?」
「常識で語れない事は
みんな魔法でしょうw!」
作り話によっては
「魔術」と何か区別するがな!(笑)
此処では「魔術」は見た事無いなあw!
況してや!
試合中ずっと
魔法遠隔視を使っているのだしw!
ネネが魔法使うとは思わなかった!
なんて言わないよな?(笑)
「何処で……教わったんだ……?」
おいおいw!
其んな質問は御法度なんでないw?
まあ自分は全く困らんのだがw!(大爆笑)
「自分が開発したw!」
「……は?!」
「世界其のものに身を委ね!
微細なものを感じ取り!
……で、上手く使ってみた!」
後は付け足すなら
現代知識少々、って所か?(笑)
だがエンバンさんは!
「……はあ……?」
要領を得ないよねえ!(笑)
「魔法水鉄砲」の水は空気中を伝ってくる!!
のは間違いないとして。
様々な物理現象を駆使すれば。
何とか。 可能! ……なのかなあ……?
位の認識なのだがね!(笑)
ほらアレだw!(笑)
ホースに空気が入らない様にすれば!
ホースの口を水から出すと水が出っ放しに成るよね?(笑)
って感じに説明して上げたがw!
「……ほーす?」
其処から伝わらないんだよな!(大爆笑)
確かに防水性の有る管なんか見た事無い!(笑)
まあ説明ってのは難しいモンだが!(笑)
「植物なんかは
「毛細管現象」で水を吸い上げるんだぞw!」
「分からん!」
だろうなあw?(笑)
だが此処で話に食い付いてくるのはっ♡
「其れは?!」
シャールきゅん♡でぇーす♡
だよねー♡
シャールきゅんは世の中の不思議が大好き♡
理科とは世の不思議を式にする学問だからね!
「細い管を水に浸けるとね♡
水が管に吸い込まれる力が働くんだよお♡」
「成る程!
魔法結界に「毛細管現象」が加われば……!
……水鉄砲の理解が一歩進んだ気がします!」
ほお♡
此れでシャールきゅんの魔法が進歩したりするのかね♡
一方エンバンさんは!(笑)
……駄目そうだわ!(大爆笑)
目が死んで……迄はいないけど!(超大爆笑)
話に付いて来ていないわ!(超絶大爆笑)
「世界を感じ! 世界に教わり! 世界を使うんだ!
分かったかなw?」
エンバンさんに念を押しておいて上げるw!(笑)
「ああ…… 何となく?」
まあ其んなモンだろう!(爆笑)
後は自分も訊いておかねば成るまいw!
「其ういうエンバンさんは何処で魔法を覚えたのw?」
此の世界の魔法(笑)の伝達の仕組をなw!
参考程度に! だがw!(笑)
「其れはまあ……
老師から教わった……のだがな」
老師キたああああああああ!!(超絶大爆笑)
因みに中国だと
老師は年寄りとは限らない! ……筈!(大爆笑)
「だが……!
今まで学んだ事が崩れ去りそうだ……!」
「気ニスンナーw?」
慰めないと路頭に迷いそうだよ!(大爆笑)
さあてw?
場は整ったのかなw?
第四試合は!
シャールきゅん対タクなんだよ!(笑)
はっきり言って!
タクには勝ちの目は無いなあ……w!
まあ頑張れw?
二人は普通に歩いて
試合場の中央へ行くよ!
ネネと違ってお手々繋がずに!(超絶大爆笑)
歩く最中!
タクが言い出す!
「シャーリー!」
「はい」
子ども達♡にもね。
村の外では此う呼ぼうねーって事で
徹底されちゃっているんだねー……!(泣)
シャーリーってシャールきゅんなのだが……!(泣)
其れがどういう呼び名か分からずにねー……!
どんな呼び名かって?
オンナノコ♡な呼び名だよ?
格好もちびメイドちゃん♡だし!(泣)
いやもう何かしっくり? しちゃってんだけど♡
で? タクは何用かって。
「……本気で。 やってくれ。
変に手加減しないでくれ」
あー……
タクももう
シャールきゅんには敵わないと思っちゃってんだなー……(涙)
「はい。 けど」
シャールきゅんは笑顔だ♡
「お互いに、ですね。
ターキーも、ですよ!」
ターキーって、タクな?
此処で「兄さん」とか付けたらヤベー!! んだけどね!(笑?)
二人共ちびメイドちゃんだからねっ!(……笑?)
部外者に聞こえたら
「えええっ?!」って成っちゃうよ!(笑えない!)
タクも笑って!
「ああ! お互いにな!」
と溌剌に言う!
オトコノコだねえ……!
格好は何とも成らんが!!(笑えない!)
試合場の中央に着き!
「名乗って!」
と主審に言われれば!
「タークイリア只乃!」
「シャーロット但野」
と二人は名乗る!
勿論正式名じゃあないからね?(汗)
「始め!」
と主審が宣言すれば!
二人は構える!!
タクの武器は片手剣なので!
右手だけで持ち右半身!!
シャールきゅんは木刀を“正眼の構え”にっ♡
……おや?
剣道式だ♡
詰まり♡
両手持ちにした手と手の間を
拳一つ分開け♡
右足が前に出てはいるものの
向きはほぼ正面♡
……剣道はどちらかというと……
ガンガンぶつかり合う競技だよ? 大丈夫?
しかし始まってしまったのだ!!
もう見守るしかあるまい!!
「……」
「……」
先ずは「見合い」から始まるよな!
……ケッコンじゃあないよ?(超超絶大爆笑)
相撲でだって「見合ってー!」って言うでしょう!!(超超絶大爆笑)
「隙」の窺い合いだよお!(笑)
しかし!
武器は長い程強い! のだから!
もうタクは不利だよ!
一応左手には軟革の籠手を着けているが!
左手を使うべきではないし!
刀相手だと本当に危ないからね!
むう……!
タクからしたら……!
攻めるしかないか?
受けに回ると一気に負けるだろう!
刀の技は!
一瞬でけりを付けるのだから!!
此れは試合で武器は木製なのだし!
短めでも厚みの有る片手剣でがしっとぶつかれば!
事態は動く! ……かなあ?
「第三試合は圧倒的に?! でしょう!
ネネ選手の勝利です!!」(実況風)
「まあ、此の世界で伝わっている魔法と
ちい選手が開発した魔法の差が出ましたな」(解説風)
「何が其んなに違ったのでしょう?!」(実況風)
「知識の差、ですかね?
ちい選手は火熾しに例えていますが」(解説風)
「成る程!
では急いでいるという事で?」(実況風)
「今回のお話は此れまで、という事で。
其れでは又、お会い致しましょう」(解説風)




