第399話 試合の本戦始めました!
「お早う御座います! 水曜日朝ですが!
巻いて行きましょう!」(実況風)
「巻く、とは急ぐという意味ですね。 朝ですからね」(解説風)
「愈々始まりました! ランク昇格試合! 本戦です!」(実況風)
「まあ。 予選突破で既にランクが上がっていますが」(解説風)
「其うなんですよねえ! 予選を抜けられないヒトは連戦地獄!
いやあ……! 辛い予選でしたねえ……!」(実況風)
「ランク昇格のシステム上仕方ないのですがね。
人数も初めは不揃いでしたし」(解説風)
「兎角! 激戦を抜けた者の試合を観て参りましょう!」(実況風)
ランク昇格試合!! 三日目開始だ!
三日目からは本戦だ!
一度負けたらお終いな!
トーナメントなんかと違うのは!
組み合わせは毎回
抽選して! 決める! という事だ!
だって。
最初に組み合わせを全部決めちまったら
不公平感が有るだろうw?
だから!
組み合わせは!
勝ち進む迄分からない! としている!
どきどきだね☆(大爆笑)
……
ピュアたん♡と当たったら
其処で終わっちまいそう……!(微妙な笑み)
村の子達♡、
不味いヤツに当たらなきゃ良いな……!(心配)
不味いヤツも其うなのだが……!
村の子達はみんな本戦に残った……!
九人だ!
其して……!
一回戦は八試合!!
詰まり……!(汗)
どう組み合わせても
村の子達がっ!
必ず!!
かち合うのだ!!
必ず……!!
一回戦で負ける子が出てしまうのだ……!
ワットきゅん♡が♡
予選を抜ければ上々、と言ったが♡
一回戦で必ず誰かが敗退する! と!
其処迄読んだから言ったのだねっ♡
ワットきゅん実は天才肌なんだよっ♡
ワットきゅんったら♡
ほんっっっとに可愛らしいんだからっ♡
「……ちい……!」
「なあに♡」
「其の目止めてくれ!」
「どんな♡」
「話に成らねえ!!」
お~お~♡
どうしたんだい♡ ワットきゅん♡
落ち着こうよ♡
はい!
今! 試合場に
予選突破した選手が全員登場!
して居りますよ!
組み合わせを抽選! して
観客に見せなきゃいけないからねw!
……又王サマ観客席に居るぞお……?
試合は四日間有るのだが……!
全部見る気か……?(汗)
親衛隊の皆さんお疲れだよ!
親衛隊ってのは!
王族を守るヒト達だからねっ!
あいどるの追っ掛けじゃあないぞ?(大爆笑)
いざ!!
組み合わせは……!
第一試合!! ブジンさん対メイザス!!
……
余所のおぢさん同士が当たると……!
村の子♡対決が増えるって事だな……!(汗)
どちらが勝っても必ず
村の子に負ける子が出るって事だが!
余所のおぢさん相手よりは……
お互い気を遣ってより安全……かな?
安全第一、だよな!! やっぱり!
第二試合!! ワットきゅん対……
タッチ!!
おいおい……!(汗)
ピュアたんかメイザスに
始末して欲しかったヤツだよ……!!
大丈夫か?! ワットきゅんっ♡
第三試合!! エンバンさん対ネネ!!(笑)
……ネネ勝ったな……!(大爆笑)
ネネは武器持った奴相手より安心かも知れん!(笑)
第四試合!! タク対シャールきゅんっ♡
タク……
予選突破しただけでも充分な成果だよ!(大爆笑)
シャールきゅん♡
ウチの兄を宜しくお願いしますっ♡(大爆笑)
うん!
タクがシャールきゅんに
勝てるとは思っていないんだw!(笑)
タクは今、未完成だけど!
シャールきゅんはもう……!
初めから形が見えていたからねっ!
シャールきゅんは?
刀使いに決まっているじゃあないかっ♡
第五試合!! 列王対……ピュアたんっっ♡
列王……アホゲリータに
強さを見せ付けて来いって……
言われているんだけどな……?(汗)
……
ムリダナー……!(合掌)
アホゲリータに言っておこうか……
魔法口寄せ!
魔法口寄せとは!
特定の相手だけに音声を届ける魔法である!
自分の口を動かす訳ではない!(笑)
「骨振動」という技術を意識している魔法である!
「おうアホゲリータ!
列王負けるだろうけど責めるなよ?
ピュアたんは相手が悪過ぎる!!」
「其の呼び方止めて?!(泣)
……負けたって
レーナを責めたりなんかしないよ……!」
因みにマルゲリータは普通に喋っている!(大爆笑)
中空に向かって喋る
オカしいヒトだ!(超絶大爆笑)
現代日本ならねw?
見た目何も持っていなくても
歩ってて急に喋り出したりするが!(大爆笑)
此処では有り得ないからね!(笑)
所でレーナってのは列王の事なのだが!(怒)
アホゲリータの好き勝手にし放題だなあ……!(怒)
うん!
アホゲリータは
好き勝手な呼び方しまくってんだよ!(怒)
「……いや? 一寸待って?」
アホゲリータが未だ何か言っている?
「夜のオシオキとかやっちゃおうかなあ……
ふふふw?」
「おいエロ王女!!(怒)」
王サマは王妃、詰まり正妻一筋だって、
言っていたのだがな……?
何で娘が此んなエロなんだ?!(怒)
「エロって……! ヒドいなあ……w!(苦笑)」
「酷かあねえよっ!!
其のエロ何とかしろっっ!!」
因みに自分は喋ってはいないから
周りには本当に分からないだろう!
「王族はねえw!
子を残すのが義務だからねっw!」
確信犯だよコイツ!!(怒)
「庶民に手を出すのは義務じゃあねえっっ!!(激怒)」
「え? 義務じゃない?」
作り話の悪役か手前はっっ?!(憤怒!!)
……いや実際に居て腐るだろうけどっ!!
其ういうヤツっっ!!(怒)
「けど私の愛は本物だからねっ☆」
どの口がほざきやがるかっっ!!(憤怒)
ああ……(嘆)
アホの相手は疲れる……!(嘆息)
さて次は……?
第六試合!! ……アクド(笑)対ユキ!!(超超絶大爆笑)
安パイだな!(超超絶大爆笑)
ユキは一勝確定! と!(超超絶大爆笑)
第七試合!! ……コサク対自分っ!!
良ぉし……!!(獰猛な笑み!)
仕留めてやんよ……!!
くっくっくw! 運命を感じるぜ!(笑)
だって!
うるとらさんレオの飛行速度はっ!
うるとらなな(セブンです!)と同じく
まっはななだからだっっ!!(超超絶大爆笑)
……
だから何だ? って?
……
良いじゃなーいw!(超超絶大爆笑)
第八試合!! もう決まりだがホウマツさん対セツ!
セツが勝つだろw?(笑)
「……という八試合でお送り致します!」
……なーんて
魔法遠隔視の視点に向かって言ってみたりw!
自分も目の前に小さく映像を出して
映り具合を確認しているからね!(笑)
冒険者ギルド職員を含む余所のおぢさん達は!
何とも言えない顔? で眺めているが!(超大爆笑)
自分が何やっているか!
見て分かるよねw?(笑)
さあ一回戦第一試合なんだよw!
余所のおぢさん対決!(超超絶大爆笑)
ブジンさん対メイザス!!(超絶大爆笑)
おぢさんって言うなー(棒読み)ってかw?(超超絶大爆笑)
二人は!
「野太刀」を相手に突き付けるのに充分な距離を取る!
詰まりメイザスの「間」だ!
おいおいブジンさん……!
ソードなんかは列王に
丁度良い距離取らせてくれなかったぞ?
其れでも審判は文句言わないって事だぞ?
ブジンさんが気付いてないって事は無いよな?
「名乗って!」
主審はもう進めちゃうよ!
「ブジン!」
先に名乗っちゃうよ!
潔いヒト……なのかねえ?
「メイザス・アノホシw!」
メイザスはニヤニヤと……余裕の笑みか?
「始め!」
主審はもう始めちゃうよ!
メイザスは未だ余裕ぶって!
ゆったりと!
肩に担いでいた「野太刀」仕様の木刀を!
……フェンシングの様に構える!!
詰まり!!
右手だけの片手持ち!
もう横向き、という位の右半身だ!!
元々片手剣なブジンさんなら当然の構えなのだが!
ブジンさんは。
冷静……否
冷徹な眼差しで。
言う。
「……其の武器の本来の構えではない、
とお見受けするが?」
おおおおお?!
デキるオトコですか?! ブジンさん!!
其れで
あっさり負けたら大笑いするからね?!(超超絶大爆笑)
「まーイイじゃねえかよw!
試合なんて勝ちゃあイイんだろw?」
メイザスはユルくてバカっぽいよなあ……!
いやぽいじゃなくてバカか!(超超絶大爆笑)
「ほいw!」
当然武器が長い方からの攻撃!
メイザスだな?
かんっ
ブジンさんは当然の如く受け弾く!
野太刀の鋒は当然弾かれる!
メイザスは応えちゃいないが!
「ほいっほいっほいw!」
かん かん かん
まあ……
当たり前だけど武器が長いメイザスの
一方的な攻撃が続く!
ヒドいなあ……
巫山戯た態度のメイザスの攻勢たあなあ……!
刀で打ち合いは褒められたものではないのだが!
メイザスに本気でやらせたら……!
ヒトビトにお見せ出来ないモノに
成りそうだからなあ……!(涙)
一応加減はしていて
メイザスお利口(笑)! ってかw?(大爆笑)
けどブジンさんどうするの?
此のまま続けても見映えもしないぜ?(泣)
「先ずは組み合わせ抽選!
其れから第一試合が始まった! という所ですね!」(実況風)
「ええ。組み合わせは毎回抽選するのはちい選手の拘り処ですね。
選手の拘りで運営するというのも何ですが」(解説風)
「ちい選手は一部では神様扱いですからねえ……w!」(実況風)
「其れが笑い事でもないでしょう?
現に某国では
テンノウサマは現人神様だと言っているのですし?」(解説風)
「言っていますね!
ちい選手自身も利用する為名乗っていたりしますし!」(実況風)
「其ういうものです。
さて? 朝なので。 此の辺りに致しましょう」(解説風)
「あれ? 防犯のお話とかは?」(実況風)
「巻いて行くのでしょう? 急ぎませんと」(解説風)
「其れでは又! お会いしましょう!」(実況風)
「あ、一つだけ。
急ぎはしても慌てはするな! と」(解説風)
「どういう事です?!」(実況風)
「戦士たるもの、常に冷静であれ、です」(解説風)
「今言いますか?!
其れでは次回!!」(実況風)




