第395話 最終予選始めました!
「お早う御座います! ……と言うには早過ぎでしょうかw!
木曜日! 早朝……? ですw!」(実況風)
「お早う御座いますw 今日は予選二日目ですね。
ランク昇格試合、という仕組上、予選は負けると
連戦しなければいけません」(解説風)
「ランクが同じ者で試合をしないと
勝った方がランクが上がる、と出来ないのですね!」(実況風)
「言う成ればランク7に上がれば予選突破、ですね」(解説風)
「成る程! で! ランクには其れぞれ意味が有る感じですが
7だとどういう意味に成るでしょうか?」(実況風)
「はははw 此れから決める様ですね」(解説風)
「ですかw! では観て参りましょう!」(実況風)
えー……っと!(汗)
ランク昇格試合二日目!!
何に引っ掛かっているんだ? って?
いやー……!
唯……!
朝と晩、
乳母メイド達を満足させないと
飯に有り付けないだけさ……?
酷いだろ……?(泣)
乳母メイドを満足させるって何だ? って!
訊くなよ!(超絶大爆笑)
兎角!!
今日は!
予選を抜けられないと! 詰まり勝てないと!!
連戦しないといけない!! 辛い日だ!!
昨日一敗して今日連戦じゃあ!
辛いぞぉお……?(汗)
プロレスと違って連日連戦は辛いってば!
詰まりプロレスはー……!
本気の勝負じゃあないって事な?
いや。
本気の勝負も無くはないが!
其の場合はやっぱり
一試合を何ヶ月か掛けてやるだろう?
本気の勝負は連戦は無茶なんだよ!
……いや……!
本気の試合だと! 連戦は無茶! だな!
何が違うか? って!
実戦の想定だと
連戦の為に
力は常に残しておかないと成らない!! のだ!
「常在戦場」!! という考え方だな!
其の場合!
見栄えは全く気にしない!!
当たり前だろう?
生き残る事第一だ!!!!
じゃあ試合は? というと!
やっぱり見世物なのだな!
見下している訳でも大変じゃないって訳でもないが!!
何ヶ月も掛けて準備して!
最高のぱふぉーまんすを見せよう! ってんだろ?
誰に? って!
観客に! だよ!!
此処等辺が
「実戦」と「試合」の区別の一つなのは間違いない!!
此処が分かっていないと!!
「実戦で勝つ!!」と謳っている筈の「武術」が!!
「試合」の「最高のぱふぉーまんす」で
伸されてしまうのだな!!
例えるならば!
武術家が「試合」すると!!
「持久走」の技術で
「短距離走」の勝負をやらされる!! という所か!
……分かるよなw?(ニヤリ)
って訳で!!
観客が見ている「試合」だ!(超絶大爆笑)
ぅおおおおあああああああ!
今日も盛り上がっています☆(大爆笑)
……
ヲイ!
今日も王サマ観てんぞ?(超超絶大爆笑)
ヒマなのか?(超絶大爆笑)
本戦出場を懸けて試合する九名は!
エンバンさん! ワットきゅん♡ ホウマツさん(笑)
ユキ! 列王! ゴッツィさん(笑)!
タッチ(笑)! アクド(笑)! ソード! だな!
やはり予選突破した余所のおっさんは
一人も来ていない!
冒険者故か?
無駄な事は一切しない!! のだろうな!
昨日で一応
全員に目を通したのだし!
予選落ちするのは二名だが!
……アレとアレかな?(超超絶大爆笑)
なんて酷い予想はしないよ?(超超絶大爆笑)
先ずは組み合わせ抽選だ!
此の催しは予選も本戦も
其の場で組み合わせを決める様にした!!
トーナメントの様に最初から
勝ち進んでも組み合わせが決まっていると!
不公平が生じると思うのだな!
相手が分かると
どうしても対策しちゃうし!!
「ヤマを賭ける」ってヤツだ!!
現代日本じゃあ定期テストなんかで
誰でも! やるだろうw?(大爆笑)
……まるで自分が
試合の構成を決めたみたいだが!(超絶大爆笑)
本当に其うだな?(超超絶大爆笑)
冒険者ギルドに口出ししたまんまだもの!(超超絶大爆笑)
ランク7以上にどんな権限を設けるかも
あいであ求められているが!(超超絶大爆笑)
ランク高い程
ギルド運営に口出せる! ってどうだw?(大爆笑)
自分は既に口出しているのだが!!(超超絶大爆笑)
取り敢えずランク7なら
ギルドに意見を出せる! って所かw?(笑)
何かを決められる、迄はやり過ぎだろう!
おっとw!
組み合わせなw?(笑)
九名なので!
一敗の者一人は待機で
二敗の誰かと試合するのだな!
其れは。
疲れた者との試合で幸運か?
必死な者との試合で不運か?
実際の其の場に成ってみないと分からないが!
二敗だとそろそろ後が無いのは確かだ!!
さあ!!
組み合わせはっ?!
……
取り敢えず!!
村の子達♡はカチ合わなかった!!
……いや……!
列王が待機に成った!!
故に未だ確かとは言えないな!!
組み合わせが決まった四組はっっ!!
アクド対タッチ!!(超超絶大爆笑)
ソード対ワットきゅんっ♡
ユキ対ゴッツィさん!
エンバンさん対ホウマツさん!
と成った……!!
二日目第一戦!!
アクド対タッチ!(大爆笑)
どんっ っ
「ほぎゃあああっ?!」
やっぱりいいいいいいいい!!(超超絶大爆笑)
アクドは
盾を前面に構えたタッチにぶちかまされた!!(超超絶大爆笑)
おっとw! 魔法エアバッグ結界だよw!(笑)
コレで
無事に明日以降もアクドは生きています!(超超絶大爆笑)
武器は……!
手放してんな!(超超絶大爆笑)
「タッチの勝ち!!」
主審が宣言して試合終了だ!(大爆笑)
此れ又……!
危険な奴が勝ち残ったな!
コサクなんかと合わせて……!
ピュアたん♡がどっちか始末してくんないかな♡
でなければメイザスが当たれば良いのだが!
第二戦!!
ソード対ワットきゅんっ♡
「……!!」
ソードは!
もう憎んでいる?! という目で!!
ワットきゅんを睨む!! 此の野郎……!!
……しかし!!
「……」
ワットきゅん♡は……!
静かに……! 只静かに
見返す……!
ワットきゅん♡……!!
「名乗って!」
主審が促すと!
「ソードっっ……!!」
……力入り過ぎだぞコイツ……w?(失笑)
「……アントワネット多打能……」
良し……!!
落ち着いているぞワットきゅんっ♡
アントワネットってのは……!
ワットきゅん♡良く分からないで名乗らされているのっ♡
知ってしまったら……!!
もうずっと引き籠っちゃうだろうな……♡
「始めっ」
此の試合は「構え」が無くて
イキナリ始まっちゃうのだがっ!!
ワットきゅんはもうっ♡
“蜻蛉の構え”が身に染み付いているよっ♡
なので東郷示現流“蜻蛉”に♡
すっと構えてっ♡
「っらあああああああっ!!」
……狂った様に……! いや狂ってるな!
即座に突っ込んでくるソードを!
静かに眺め♡
ソードが「間」に入った瞬間!!
「きええええええええええええっ!!」
ワットきゅんの“猿叫”が響き渡りっ♡
がんっ っ っっ
どっ
ソードの木剣は打ち落とされるっ!!
更にっ!!
ワットきゅんはっ♡
既にソードと擦れ違っているっっ♡
此れでっ!!
ソードはどさくさ紛れに
体ごとぶつかってくる事も出来ないっっ!!(失笑)
「……なっ……?!」
ソードは此処でようやっと反応!!(超超絶大爆笑)
遅えええっ!!(超超絶大爆笑)
ワットきゅん♡はもう
ソードの方に向いて構えているぞっ♡(超超絶大爆笑)
「……っ?!
アっ……アントワネットの勝ちっっ!!!!」
主審も反応遅いっ!!(超超絶大爆笑)
けどもう誰がどう見ても
ワットきゅん♡の完全勝利だろっw?(超超絶大爆笑)
っっ うおおおおおおおおおおおおおおお っ っ !!
観客も沸きに沸く!!
誰もが認めざるを得ないのだっっ!!!!
今!! 凄まじいものを見た!! と!!!!
「……
強え……
本当に強え……!」
我が兄タクが。
呆然として見ている。
例によって
列王が使った魔法遠隔視で。
魔法の視点はやっぱりマルゲリータだから。
もうバッチリな映像なのだ!
「……おれ……
年上なのに弱いよなあ……!」
タクはもう!
自信喪失も良い所だな!
いやタクだって
未だ未だ小学生位だからなっw?(大爆笑)
だから自分は言わねば成るまいよw!(笑)
「「隣の花は赤い」
若しくは「隣の芝は青い」ってえ言うんだよw!
試合が終わったら又別の技教えて上げるぞw!」
タクには……
空手を教えて上げなければ成るまいっw!
「別の技かあ……
……頼む!」
「おーうw!
次いでに自分の試合も見ておけえw!
参考に成るぞw?」
何しろ!!
うるとらさんレオごっこだからなっ!!(超超絶大爆笑)
「けど……!
一体幾つ技が有るんだよ!
割とみんなバラバラだろう?」
お兄ちゃんは其んな事訊いてきます☆(超大爆笑)
「数えちゃあいないなw?」
名前だけ知っている技を
テキトーに教える訳にもいかんがw!
……魔法ネット検索(笑)で調べれば
もっと行けるかw?(笑)
とは思っているのだ!
余所のおっさん達は自分等を恐ろし気に見る!(超絶大爆笑)
予選を抜けた者は此処に居ないので
極一部が、ではあるがw!
やっと村の子達♡の凄さが分かった様である!(超超絶大爆笑)
「ワット選手さすがです!! 時間にして!! ……
えっと! 秒殺です!!」(実況風)
「はははw 実況解説は片方に肩入れする様な事を
言ってはいけません。 ……しかし。
ソード選手は少々見苦しい所が有りますな」(解説風)
「此の試合はプロレスなんかと違って
役作りはしませんからねっ!
嫌な態度なのは其のヒトの精神の問題です!」(実況風)
「いやー…… プロレスラーでも
役ではなく嫌なヒトも居ましたが。
其のヒトは……
プエルトリコという……アメリカの一部で
刺されて亡くなりました」(解説風)
「え゛っ……?!」(実況風)
「まあ……相手もおかしなレスラーの様ですが。
「インテリジェンスモンスター」なんて呼ばれていたおヒトが
相手のおかしさを見抜けずに
我を通してしまったのですねえ」(解説風)
「どういう事です?!」(実況風)
「プロレスというものは。
まあ。 言葉を選ばずに言えば
勝負みたいな形の「ショウ」なのですが。
インテリジェンスモンスターさんは
我を通してしまう。 詰まりショウをぶち壊す
困ったおヒトだったのですね。
で!
刺した相手が。
其の地域でのスターと言いますか。
メンツを潰されたから刺しちゃった! のですね。
しかも酷いのが地域のスターだったからって。
周囲もソレに味方して。
インテリモンスターさんに治療すら受けさせず。
亡くなってからの裁判すらも酷いもので。
ソレは無罪に成ってしまいました」(解説風)
「えっと……? 実話、ですよね?」(実況風)
「ええ。 ソレは日本でのインタビューでも
泣けば誤魔化せる、といった態度でした。
まあ日本にしたら他国の事件ですからねえ。
誤魔化されれば其れ以上はどうにも成りません。
結論は。
モンスターさんは
ちっとも利口じゃあない。
酷い人物でも地域を味方に付けると
酷い判決も罷り通る、という事です」(解説風)
「え゛っ……? 救いが無いですよ……?」(実況風)
「まあご本人方はね。
今生きている者は教訓にすべきですね。
相手しちゃいけない者は避ける!
治安が悪いという所では本当に死ぬ!
……という所ですかね?」(解説風)
「えー……あ、はい……」(実況風)
「今回も予定していた話が滞ってしまいましたね。
取り敢えず。
予選二日目第一試合は
アクド選手対タッチ選手。 勝者タッチ選手。
第二試合ワット選手対ソード選手。
勝者ワット選手ですね」(解説風)
「ワット選手本領発揮ですね!
昨日ワット選手はシャール選手との試合だったので!
シャール選手だって強いんだぞ! って事ですね!」(実況風)
「其ういう事です。
今回は外のヒトとの試合なので
対外的な強さが測れた、という事ですね」(解説風)
「凄まじいのですね! と或る村の子達は!」(実況風)
「ですねえ。 「東郷示現流」!
伝説の技ですからね」(解説風)
「え? あ? 伝説なんですか?
其れから予定だったお話というのは?」(実況風)
「防犯のお話ですよ。
未だ未だ語り尽くせておりません」(解説風)
「未だ未だ、ですか?」(実況風)
「筆者とてねえ。
思い出すと心穏やかでは居られない、ので。
どうしても小出しに成りますかねえ。
其して。
世で言われている防犯対策?
実際被害に遭った立場から言えば
全然駄目だ!! ……と、主張しておりますよ。
筆者は」(解説風)
「駄目ですか!」(実況風)
「例えるなら。
スティーブンイワサザイ、ですね」(解説風)
「いや分かりませんて!」(実況風)
「絶滅した小鳥なのですが。
言い伝えが誤解等と言い訳しているものの
白人の所為で滅びた、のには違いないですね」(解説風)
「……ですか」(実況風)
「まあ問題なのは。
天敵が居なくて全くの無能だった小鳥が。
外から持ち込まれた敵に
全くの無抵抗で虐殺され滅びた、という所です。
白人は何処でもかしこでもやらかしています。
「大航海時代」と言われる頃にねえ」(解説風)
「……進撃のナントカですか……?」(実況風)
「正に!! です!
無能だと外敵に滅ぼされますよ、と」(解説風)
「……恐いですね……!」(実況風)
「前にも言いました。
恐くても目を逸らしてはいけない!!
敵に遭遇したら自身が決断しなくてはいけない!!
のです」(解説風)
「決断、ですか?」(実況風)
「其う!
攻撃しろ、とは言っていない! のがミソですね」(解説風)
「……えと? どういう事でしょう……?」(実況風)
「あんまり長く成ると聞き手の方々が嫌がるので。
其れは又後程、と申しておきましょう」(解説風)
「え? いや! 気になる所で止められても……!
では次回もお見逃し無く! と締めます!」(実況風)




