第393話 セツがはっちゃけてみた♪
「お早う御座います! 日曜日朝です!
って?! どうしたんですか?! 一体?!」(実況風)
「ははは。 どうしたのでしょうねえ」(解説風)
「ええっと! 天気は晴れですね!
ニチアサは番組目白押しですか?!」(実況風)
「子ども向け番組ですがね。
子ども達も退屈するでしょうしねえ。
しかし! 目に悪い光は気を付けないとね」(解説風)
「ブルーライト、ですか?
テレビにも有るのでしょうか?」(実況風)
「ですねえ。 紙の本も良いものですよ」(解説風)
「始め!」
主審が宣言し!!
ランク昇格試合!
第七戦が開始される!
選手は村の子♡セツ!
其して相手は盾を持つ戦士!
名はタッチ!(超絶大爆笑)
巫山戯るなw!!(超超絶大爆笑)
名前は兎も角!(笑)
タッチは盾を持って武器は無い!
セツは硬革の防具を身に着けて武器は無い!
今回の試合はrule上!
盾、硬革の防具、武器を同時に装備してはいけないのだ!
とて盾は充分凶器に成るのだがな?
セツはどうするのか? というと!
ゆら~り、ゆら~りと!
体を左右に揺らし出す!
腕も大きく振りながら!
……振るというにはゆったりだが!
何と言うか!
陸上でゆっくりとアイススケートの真似!
……みたいだと言えば想像つくかw?
タッチ(笑)は気味悪そうでw!(笑)
「なっ……何だ其れは?!」
一方セツはお元気に応える!
「かぽえいらだよっ♪」
「は? 何だって?」
志村けんのネタ、神サマかよ!!(超超絶大爆笑)
あw! えっとねw?
「カポエイラ」!
南米の黒人の格闘技だね!
黒人種は現存の人類の大元と言われるが!!
元々アメリカ大陸には居なかったと!
じゃあ何で南米? って!
白人共が奴隷として連れて行ったのさあ!!
外道めが!!
其う其う。
以前思い浮かべた、
喋りが面白いと日本女性が結婚したら
暴力男だった! っての。
南米出身だったなあ……!
名字は白人に付けられた! とか言っていたし!
訂正しなくては成らない!!
ソレが暴力男だったのは白人の所為だ!
世の中では!
親に虐待された子は暴力的に成る!! って言うだろう?
白人共が親って訳ではないが!!
ヤツ等の仕打ちが暴力男を作ったという事なのだ!!
話が逸れたな!!
「カポエイラ」はな!
奴隷が白人共に抵抗する為の技なのだ!!
攻撃は足技主体だが!
其れな……?
手枷を着けられている事前提だから! なんだよ!
泣けるだろ?
何でセツに教えたかって!
音楽に乗せて技を練習するからだ!
セツは戦いは好きではないが音楽は好きだからな!
伸びたよ! やっぱり!
因みに音楽に乗せて練習するのも
「此れは踊りだ!」と誤魔化す為なんだ……!
泣けるだろう?
白人共罪深いよな……!
「はっ……! 何だか良く分からんが
子どものお遊びだろう?
其んなもの……!」
タッチ(笑)は其う結論付けた様だ!(笑)
其処へセツの攻撃!!
っ っどんっっ
「ごぁあっ……?!」
体を投げ出す勢いで蹴りを放つ!!
ぱんつ丸見え!!(超超絶大爆笑)
……ってのは良いんだけど!(超超絶大爆笑)
体ごと放る様に蹴ったというのに!
直ぐに体を引き戻す!!
横の動きって!
擬似的に支えを作り出す為なのだな!
ボクシングの“デンプシーロール”も同様であろうか?!
蹴りは盾に当てたのだが!
タッチは動きが止まる!
其処へ!
どんっっ どんっっ どんっどんっっ
セツは容赦なく蹴り込む!!
わっ っ っ!!
観客が沸く!!
遠目にも分かる蹴りであり!!
蹴りの衝撃も重く遠く迄響くからだろう!!
タッチはもう防戦一方だ!!
「行っくよぉおお♪」
セツは側転し!
逆立ち状態で両足蹴りだ!!
どむっ っ っっ
「ぐぁああああっ!!」
タッチは背中から倒れ込む!!
セツは……!!
逆立ちしたままで両脚を開く!
「ばなねいらっ♪」
いやバナネイラて……!
ぱんつ丸見えですやん……!(汗)
タッチは倒れたが!
蹴ったのは飽くまで盾なので未だ試合は終わらない!
が!
ぅおおおおおおおおおおおおおっっ!!
観客は大盛り上がりだ!
……ぱんつ見てじゃないよな……?(超絶大爆笑)
幾ら何でもセツも足で立つと!
「……スゲえな……?」
ベンチで自分の隣りに座る
ワットきゅん♡がつい零す♡
「なー……?」
「って! 教えたのちいだろう?!」
「あははw!
思った以上にセツにピッタリだったんだねw?」
「……其うか……」
うん!
他の子は此うは成らないね!(笑)
さあ?
タッチは起き上がってw?
どうするんだw?
「…… ぅおおおおおお!!」
盾を前面に構えて突撃!! ってかw?
“Shield charge”とでも言うのかw?
其れをセツは!
側転側転側転バク転バク転! と大回りして避けるw!
ぅわあああああああああああっっ っ
セツのアクロバットには観客も大興奮だw!
うーむ?
決着するには?
セツが盾以外の所を蹴るか
タッチが降参しないといかんか?
武器を落とすって決着が無いからなあ?
どんっっ
おっとセツが又両足で蹴ったぞ?
「……まっ……参ったっ……!」
「セティアウラの勝ち!」
ぅおおおおおおおあああああああああああ!!
……おう!
盾で受けても痛かったのかねえw?(笑)
兎も角無事セツの勝利だなw?
「んっふー♪ レーナぁ♪」
列王の膝はユキの特等席なので
セツは列王の隣りだが。
此れでもか! とばかりに
セツは列王に身を擦り付ける!
ネコの匂い付けかよ!(笑)
所でレーナってのは列王の事な?
防具はもう外してしまっている!
次の試合は余所のヒト同士なのだ!
お手並み拝見だよなあ?
と。
「オイオイオイ! 何だよ此れぁw?
大の男が
メイドちゃんに負けっ放しじゃあねえのかあw?」
此れから試合するヤツの一人が言う!
ランク6の集まりだというのに……
ガラ悪いな?
「だが其の子等は皆恐るべき力を持っていよう!
致し方なしだろう!」
もう一人、腕組みしたおっさんが口を開く!
おおw!
分かってるね!(大爆笑)
此の二人の試合は?!
「名乗って!」
主審が促すと!
ガラの悪い方は?
「アクド!」
と名乗る!!(超超絶大爆笑)
ブラックジャックの第一話の死人かよ!!(超超絶大爆笑)
マニアック過ぎる?(超超絶大爆笑)
兎も角な?
漫画の初期に有る有るな
主人公の画が違う!! って頃のお話!(超超絶大爆笑)
もう一人は?
「ブジン!」
はっはっは……!(乾いた笑い)
如何にも! なヒトだね?(笑)
ブジンは普通に片手剣!
アクドは……! 片手刀かよ!(笑)
さて……?
かぁぁん
「くぅあっ?! 参った!」
っつうか
武器落として負けだろうがよアクド!(超絶大爆笑)
何なの?!
ココ笑い処?!(超超絶大爆笑)
分かった!
ウケ狙いキャラだな?!(超超絶大爆笑)
という訳で!!
とうとう本日最終戦!
我が兄タクの出番だ!
今回のruleでは!
武器と盾は同時に持てないので!
左手には軟革の籠手を装備だ!
で! 右半身の構えだな!
相手は?
「ソード!」
……おぅ……! マヂかよ……?(汗)
相手は名前の通り? 片手剣!
タクだって得物は片手剣!!
……真価が問われる……のか?
「始め!」
やはり名乗れば直ぐ始めだ!(苦笑)
互いに木剣を突き出し右半身に構え!!
っかああん
「あくっ?!」
むうっ……!
タクが押されるよなあ……!
体格差で!
かっつ かん かかんっ
タクは懸命に戦っていると思う!
けどな……?
魔法使ったって……
良いんだぞ……?
Ruleからは外れないんだから……!
「くっ……ぅうっ……!」
だがタクは剣を交え続ける!
武器でけりを付ける気か……!
「おいおい!
おれ彼の子と勝負したかったな……!」
アクドが魔法遠隔視を覗いてほざく!
おい三下!
ホントにランク6なのか……?
いやタクも其の方が楽そうだけど!(爆笑)
「……くっ……!」
タクは踏ん張っている!
が! 段々押されてゆく!
むう……!
良い経験って所か……?
予選は一敗では終わらないからな……!
しかし……!
正直試合なんかどうでも良いであろう
セツが難無く勝ってしまって
本気そうなタクが苦戦とは……!
皮肉だなあ……? 切ない!
タクは……! もう来年には自立しなくては成らない!
いや。
モンストール王国の怪物退治で
もう一生暮らせる位稼いだよね?(超絶大爆笑)
まあ、遊んで暮らそうなんて思ったら
堕落しちゃうんだろうけど!(笑)
取り敢えず。
頑張ってみな?(微笑)
「とうとう本日の最終戦に突入です!」(実況風)
「此れ迄の結果は。
タッチ選手対セツ選手。 勝者セツ選手。
アクド選手対ブジン選手。 勝者ブジン選手。
其して
タク選手対ソード選手ですね」(解説風)
「タク選手! ちい選手の兄なのに苦戦! ですか」(実況風)
「ははは。 普通は体が大きい方が強いですからね」(解説風)
「まあ……其れが現実でしょうけど……!」(実況風)
「苦戦するヒトの方が応援したく成るものです」(解説風)
「プロレスファンみたいですね……」(実況風)
「其れで良いのですよ。
頑張りを見せて貰いましょう」(解説風)
「其れでは又! お会いしましょう!」(実況風)




