第391話 相手しちゃいけないのを見極めてみた!
「お早う御座います! 金曜日朝です!」(実況風)
「お早う御座います」(解説風)
「前話から多少間が開きましたでしょうか?
実は筆者が事件の被害者に成った様でして!」(実況風)
「まあ記事にも成らない規模ですが。
其れでも犯罪者! に関わってしまった、と」(解説風)
「筆者も流石に気が重かった様ですが。
取り敢えず、何とか、ですね……」(実況風)
「しかし今は試合を見ていきましょう」(解説風)
「事件の詳細は後程! では改めて
試合を観ていきますよ!!」(実況風)
ランク昇格試合! 第四戦!!
ユキ対メイザス!! ……なのだよ!(溜息)
「ユキ!」
「何?」
「メイザスに勝とうとするな!」
「えー……!」
いや其んな不満そうにしても! だな!
「いいか? 予選は二敗迄は終わりじゃあないんだ!!
三人目迄は相手を好きに選べるって事だ!」
「ぶー!」
「生き残りの鉄則はな!!
相手しちゃいけないヤツを見極めるって事だ!!
其れが今!! なんだ!」
「……うー……!」
「賢く成れ! ユキ!!
メイザスはテキトーに相手して
勝つ時の為に力を残しておくんだ!!」
「…… う……ん」
あ゛ー面倒くさいなあ!(汗)
「じゃあさ?
勝たなくても一寸試す位は良い?」
其の位だったら。
妥協した方が丸く納まるか。
「ああw!
試合は「試し合う」って書くからなw!」
日本語なら! だが!(笑)
村の子達♡には漢字を教えているから
通じるのだよw!
ただ!
「怪我だけはしない様になw!」
此れは言っておかないと!
「うん♪」
って訳で!(笑)
後はメイザスにも言っておかないとな!
「村の子♡に何か有ったら
只じゃあ済まさんからなw?(目が笑っていない)」
「ちいよお? おれを何だと思ってんだ?」
「うむ!
言語が通じない何かだと思っているw!」
「通じてんだろおがよ!」
いやなw?
通じている様で会話に成っていない!
って事も有ってなw?
寧ろ厄介だなw? 其ういうの!
其して。
ユキは出場の前に
大好きな列王に一生懸命話し掛ける!
言葉が通じないのは承知の筈だが!
第一に必要なのは兎角訴えるって事……なのかね?
「レーナ……行ってくるからね? 応援してね?」
レーナってのは。
列王の事だが……!(汗)
対外的にはレーナローザ(女)って事になっていてな?(汗)
列王は別に変にクネクネも声を作ってもいないのだが……
誰も分かんないもんだね?(汗)
いや声を作ったりクネクネすると
明らかにキモいのだが!(白い目)
仕事(笑)で女役やる女形だって
声はねえ……? 明らかに変だよねえ……?
日本の伝統芸能(笑)って、
お客も「暗黙の了解」をして成り立つ!
って所有るよね?(笑)
其れでもって!
列王は唯無言で!
しかし了解している様に見える眼差しでユキを見詰める!
唯了解しているだけではなく慈しみの籠った眼差し?
思わず「お母さぁぁぁん!」とか
言っちゃいそうな……?(汗)
で、ぎゅっ♡として。
あーうん。 お互いに抱き締め合ってな?(汗)
其れからユキは木槍を持って出場してゆくのだ!
「レーナ?(汗)」
「何?」
列王は抵抗無く返事するが!(汗)
仕方ないのだよ! 命懸かっているからね!
命懸けてメイドルックかよ! っては
凄く思うのだけど!(汗)
日本語で話しても
何処で誰に勘付かれるか分からないからね!
「ユキが何言っていたか分かったのか?(汗)」
「頑張るから見ていてね、って感じ?(微笑)」
「あーうん……
其んな感じだな?(汗)」
恐るべし! お母さん力!!(汗)
「ユキの相手のメイザスだがな?
ヤベえヤツだから勝とうとするな! って
言っておいたのだがな?」
「前もずっとちいが抑えていたものね?(微笑)」
「読んだのかよ?!」
文章を、じゃあなくてな? 状況をな?
難しいと思うだろう?
列王って時々恐ろしい事をポロッと言うな?!(汗)
程なくメイザスとユキは
試合場の真ん中に着き!
主審に促されて名乗るのだな!
「メイザス・アノホシw!」
「ユーラキネア惟延!
行っくよ~♪ あほあほ~!」
「止めろっつの!!」
ユキは当然左側が前!
左半身に構える!
槍の先端、穂先は下向きに!
所で名字? 初公開だね?(笑)
二文字合わせて
とことん思いを馳せるって感じかな?(笑)
其して長ったらしい個人名の方が
寧ろ正式名称ではない!
マルゲリータにテキトーに付けられたんだ!
対してメイザスは
野太刀仕様の木刀を肩に担ぎ!
「始め!」
と主審が宣言してから!
フェンシングの様に?
右手だけで持って右半身に成る!
真剣、詰まり鋼の刀では無理だろうが!
……いや。
まさかだがメイザスなら或いは……?(汗)
メイザスはニヤニヤと様子見をし!
ユキが先ず仕掛ける!!
和槍は先ず打つのに使う!!
「ふっ!」
かああん
「おっとw!」
メイザスはやはり気楽に受ける!
うん……!(汗)
ユキは長柄武器を持っているのに関わらず!
長さの利が全く無い!!
寧ろメイザス有利だな……!(汗)
体格差も有れば
元々長い刀を半身で構えているからな……!
「っええいっ!」
次にユキは!
石突き攻撃を放つ!!
石突き……槍の末端な!
後ろを余らせて持つ和槍は!!
石突き攻撃こそ遠距離攻撃なのだ!!
しかしい……!
「ほいw」
こん
「あうっ?!」
持ち手を其のままに石突き攻撃を放つという事は!
両手共上向きという事!
詰まり下から槍を持つんだな!
って事は!
下から槍を叩き上げてやると!
「あわ? あわあわあわ!」
槍をお手玉状態に!
落としそうなのを頑張って堪える! という状態に成る!
其して更に!!
「ほっw」
こぉん
「あわあああああ?!」
がららん っ
槍を下から叩き上げ! 落とさせてしまう!
「メイザスの勝ち!」
主審が宣言して試合終了! だな。
「もー!! もおおおおおお!!」
「はっはっはw! 軽く相手してやったんだからw!
怒んなよw!」
まあ、うん。
もーもー言っているのはユキなんだな?(汗)
「あほあほなんか!
ウチの子の誰だかがやっつけるんだからっ!」
「はっはっはw! 其いつはコエえw!
てかソレ止めろってば!」
うん……!
メイザスはユキをあしらいつつも
割と大人として相手している……か?
半控え室に帰ってきて……
「ぅー……! レーナぁー……!(泣)」
「……うん……」
ユキは列王に抱っこして
背中ぽんぽんして貰っているんだな……!
列王は何も言わないが
やっぱり慈しむ眼差しでユキの背中をぽんぽんする!
……列王お母さんだな……?(汗)
「どうだよちい!
おれだって気を遣ってんだろw?」
「まあ其うだな」
確かに。
「だが……
大の男が
童女に嬉々として報告する様はどうなんだ?(笑)」
自分、童女なの!(爆笑)
くっ……w!
周囲の余所のヒトや
冒険者ギルド職員がつい吹き出してしまうw!
「……何なんだよコレぁ……!」
結局笑いものなメイザスさんは
ご不満な様だ!(笑)
「暗い時にはピカピカの
真っ赤なお鼻が役に立つのさw!」
「誰の鼻が真っ赤でピカピカなんだよっ?!」
あっはっはっはw!
とうとう本格的に笑われた!(大爆笑)
本当に意味が分かる者は居ないだろうが!(笑)
「人気者だなw?」
「要らねえよっ?!」
あら勿体ないw!
さてw!
列王もずっとユキを抱っこしている訳にもいかない!
次は列王の番なのだなw!
相手が……!
ネネなんだけど!(汗)
「どうする気だ?」
「……うん……(微笑)」
返事には成っていないが……!(汗)
兎に角ユキをベンチに座らせて?
「れーなあ(*^▽^*)」
ネネとお手々を繋いで……ってオイ!(超絶大爆発)
此れから試合する二人がお手々繋いじゃうのかよ!(大爆笑)
……はぅ……
おいおい?!
誰だ?
其れ見て溜息吐いたヤツは?!
お母さん恋しいのか?!(超超絶大爆発)
其れから!
魔法遠隔視は!
半控え室のみんなで見ている映像は
ずっと列王が維持するというのだけど……?
顛末はどうだったかというと……!(汗)
「始め!」
と主審が言えば!
列王は!
身を沈め! 詰まり屈み!
長い槍、六合大槍を!
……
地面に置き。
立ち上がって両手を
肩の上でひらひらさせる。
きらきら星~……みたく?
「……」
何が起こったか分からず?
審判達も唯呆然と立って見ている?
あー…… うん!
魔法口寄せ!
主審に!!
「手から離れた武器が
地面に落ちたら終了!」
と。
伝えた途端!
主審はハッとして!
「ネフェネリアの勝ち!」
うん。
宣言するよ!
ネフェネリアってのは
やっぱりマルゲリータに
テキトーに伸ばされたネネの仮称な?(汗)
しばらく観客達も呆然としていたが。
状況が呑み込めると?
ざわ……ざわ……
ざわざわざわざわ……
……ブー!
ブー! ブーブー!
……ブーイングかよ?!
まあ。
一試合無駄に潰した
みたいなものだけどな?
如何に言葉が通じないとて。
列王にも状況は分かると思うが?(汗)
しかし列王は涼しい顔、か?
もう勝負は決まったからって?
ネネは武器、杖を放る!
おい?!
……と思ったら魔法で浮かせる!
うん。 まあな?(汗)
其して満面の笑みで
列王にまっしぐら?!
「わーい(*^▽^*)」
「ふふふ♡」
列王はしっかりと
ネネを抱き上げますよ?
ブー! ブ……!
…… はぅ……
おおおおおおおおおおおい?!(超絶大爆発)
列王とネネの仲睦まじい様子を見て
ブーたれていた観客が溜息吐いちゃうのかよ?!(超超絶大爆発)
えーっと……?
丸く納まって良かったな……?(汗)
因みに六合大槍も
列王が魔法で運んだ!
ネネを抱っこしたままな!(超絶大爆発)
「二試合済みましたね!
二試合目は何だか……ですが!」(実況風)
「予選は勝たないと
延々と試合しないといけませんからねえ。
幼い子にさっさと勝っては
鬼! でしょうね」(解説風)
「成る程! 兎角結果は
メイザス選手対ユキ選手! 勝者メイザス選手!
れ……列王選手対ネネ選手? ネネ選手勝利ですね?」(実況風)
「はははw 何をどもっているのです?
列王選手! で、良いではないですか」(解説風)
「其うですね?
では事件の詳細ですが!
詐欺!! ですね!
摘発も被害を取り戻すのも難しい犯罪と成ります!
皆様!! 毅然としてお気を付け下さい!」(実況風)
「其う!! おかしいと思ったものは
断固として突っぱねる!! のが肝心です!」(解説風)
「細かい話は……
短編と、連載と。
二つもエッセイに書いてしまっているのですね!」(実況風)
「短編の時点では落ち着いていなくて
より荒々しく成っていますかね。
どちらかは見ておくのが防犯上望ましいでしょう」(解説風)
「其うですね!! 防犯は!!
実例を知っていないとより難しいでしょう!!
唯!!
此処でも述べておくべきは!!
Google Playカード!! 犯罪に利用される!!!!
普通に買える!! カードです!!!!」(実況風)
「はいお店にも注意書きが有る程ですね。
海外のカードなので警察も犯人を追えないのです」(解説風)
「注意書きが有っても普通に売るのですね……」(実況風)
「海外の製品ですからねえ。
海外は何処も治安が悪い!! とはよく言いますが。
ネットでは平気で海外の犯罪者が日本に入って来ます!!
皆様ご注意下さい!
やはり。 日本人は平和ボケしております!!
もう一つ。
アメリカ、というか白人の陰謀も有りますが!」(解説風)
「此処で突然アメリカ! 白人! ですか?」(実況風)
「第二次大戦、日本は負けたでしょう?
アメリカは徹底的に日本人の牙を抜く! という
洗脳!! をやっている訳です。
洗脳は厄介ですよ?
現在も影響は全く終わっていません!!」(解説風)
「……恐いですね……
えっと、防犯の意識は……!」(実況風)
「敵を知り、己を知らば即ち百戦危うからず!
言うでしょう?
人生は戦いだ! と。
覚悟を決めねば成りません」(解説風)
「恐いですねえ……」(実況風)
「恐くても!! 目を逸らさない!!
鉄則ですよ。
実戦の練習でも有るでしょう!
反射でつい目を瞑ってしまう!! のを
矯正する!! とか!」(解説風)
「もう戦いの練習みたいですね?」(実況風)
「ですから人生は戦いです!!
皆様本当にお気を付け下さい!!
と、締めくくりましょう!」(解説風)
「えー……!
其れでは又次回!」(実況風)




