第214話 試合場を下見してみた
今晩は! 火曜日の終盤! の、夜中で御座います。
此処の所、晴れても寒い! ですかね?
春は三寒四温、なんて言いますけどね!
雪降るのって、春先が多い気もしますしね!
あ、関東では、です。 東北のヒトとか怒っちゃうね。
道程は残り半分以下、との事だったが! 親善試合の試合場に! 走った!!
仕方ないが、午後に成って! 到着した!!
さて。 成るべく試合の為の会場入りはギリギリにしたいのだが。
開催側は連絡も無くギリギリ迄来ないじゃあやきもきするだろうから!
話も付けなきゃいけないのだよな!
其れで試合場だが。
一寸した町の様だ。 いや! 一寸した城塞都市の様だった!!
何じゃあ其りゃあ!!(笑)
其れはまあ、国境なのだというし。
試合場を整備するには住むヒトも出てくるだろうし。
其う成れば生活必需品を扱う商人も出入りする、か?
実際、城塞都市に成っちゃっているしな?
兎角! 割と大きな町門…… 街門?
いや城門か。 に、向かい。
門番のヒトに話し掛けなければね!
「今日は! お疲れ様です☆」
仕事場での正しい挨拶、お疲れ様! だ! 覚えてね?
ご苦労さま、は間違いだからね!
「え? あ……ああ」
門番、返事が成ってない!!
「自分、今回の選手なんだ!
話を通してくれる?」
言って王の手紙を出す!! 勿論選手が決まってから書いたヤツだ!
「はあああああああああ?!!」
本当に成ってないなっ!(怒)
でも何とか手続きを終え。 会議室に通される。
話し相手は若めなのと初老なの、男二人組だ。
初老なのが口を開く。
「今日は。 わたしは当冒険者ギルドの長、ミスタです」
「わたくしはクラークです」
若めなのが後を継ぐ。 冷静そうな事務職みたい。
クラークさんは名乗っただけで後は口を開かないけどね。
「自分はちい。 ランク6冒険者です☆」
「ははは。 驚きですな。 此んな可愛らしいお嬢さんが、ね」
「お嬢さんは止めて下さい☆
お恥ずかしながら、服装も仲間にアホが居た所為なだけですし☆」
「はっはっは! お口も随分達者な様ですな?」
「ええもう! 大人と思って頂いて結構です☆」
「成る程成る程。 して?
随分お早いお着きですな? しかもお一人で」
「本日は下見に来ただけでして!
本式の会場入りは直前の日にしたいなあ、という。
打診に来た訳ですね!」
「ふむ? 行事というものはですな。 確実みが大切でしてな?
前日迄主役が居ないというのは、
開催側の裏方が、非常に困る事に成りますかな」
うん。 其う言うだろうと思って、話を通す必要性を感じた訳だな!
「何を隠そう! 此方の選手は皆! 自分の足で来るのです!!
なので確実みは保証致しますよ、と、述べに参上致した次第!」
「ふむう。 其うは仰っても……
わたし共は其方様の選手方を存じないですからな」
其うなんだけどな!!
「えー。 先ず! ランク6の冒険者は信用出来ますね?」
「むっ! 其うですな。 指名依頼を突破した猛者がランク6、ですからな」
「其して! 後の選手もランク5相当なら、確実みも補強されないかな、と」
「其れは……! 本当ならば凄まじいですな!
……しかし。 非公認なのですな?」
うん。 其れが痛い所なんだなー……☆ ははは。
流石ギルドマスター! 言葉を一つも聞き逃していない!
「併せて! 国王陛下の御言葉です!
如何です? 信用に足るのではないですか?」
具体的には王の手紙な! 何しろ自分が書かせたのだからな!(爆笑)
「うむむむっ………!! 其れはっ………
返す言葉は有りませんな!」
良し勝った!(笑)
「選手だって、水が合わないだとかで
来たらお腹壊しちゃう事も有るのではないですか?」
だから、早く来たからって確実とは限らないんじゃないか、とな?
「ふむ。 ですから何日も前にお越し頂いてお体を慣らして頂けたら、
一番確実かと。 存じ上げる次第ですな」
でも此処、風呂が無いからなあ。 風呂は無いのだがしかし。
「其れにしても。 思ったより随分と街に成っているんですね?」
選手に何日も前に来いと言うだけはある。
「選手も其うですが。 観客も来て当日に観る、とはいきませんからな!」
「確かに!(笑)
其れから。 責任者が冒険者ギルドのマスター、ですね?」
「其う!! 其れこそが偉人トナー・リーの業績なのですっ!!」
此処でも出て来たよトナーさん!
「此処は国境に位置する都市ですから? どちらの国が管理しようと角が立つ!
其処で! 冒険者ギルドが仲介に入った訳なのですっ!!
貴族ではあったトナー・リーが両国の間に立つ事で!!
国境の小競り合いを鎮め!!
同時に冒険者は国境を行き来し易い環境を創り上げたのですよ!!」
ミスタさん興奮しちゃっているよ!
すたんどとか出すなよ?(爆笑)
其れにしても、トナーさんも冒険していたんだな!
日本人の感覚なら戦争は許せないだろうしな!
……戦争を知らない世代にはやっちゃえぇとか言っていた馬鹿……否気違いが
居た様だが? 政界にさえ!! 即追放しちゃえよ其んなの!!
言っておくが!! 其んな発言、話題作りじゃあ済まないからな?
「ちいちゃんには分からないでしょうけどな?
国境の小競り合いとて死人が出る戦争でしてな!
偉人トナーは心を痛めていたのです!!」
「ちゃん付けするな!」
「おう?! …済みませんな」
「其うですよね。 戦争は権力者の意地だか欲だかですけど、
真っ先に死ぬのは末端の一般人ですからねえ。
其れから重税を課されたり?」
「うっ……うむ! 詳しいですな?」
「しかし自国が負けたりすれば敵国からは略奪の限りが尽くされる!!
一般人からしたらどう転んでも地獄ですね」
「うぇ……あ………はい」
ミスタさん頷きマシンに成っちゃったよ!(爆笑)
「其れで! 此処は街一つが冒険者ギルドみたいなもの、な訳ですか!」
「左様…… ですな、はい」
「成る程! ではランク6冒険者の名の下に!!
親善試合は必ず!! 開催迄漕ぎ着かせましょう!」
「ははは…… 頼もしい限り、ですな?」
「代わりに到着は前日! ってのを呑んでね☆」
「あはははは。 手厳しいですな……」
幾ら何でも当日は駄目だろう、とは考慮しているんだから! 此れでもな!
「じゃあ自分が実際に走って帰るの、見ます?」
「「ぅえっっ?!!」」
おいおい! クラークさん迄驚いちゃっているよ?(大爆笑)
其して。
ミスタさんとクラークさん。 ……後門番が。
自分が走って帰るのを呆然と見送りましたとさ☆(大爆笑)
夏だから日は長いのだが。
そろそろ日中と言うには怪しいかなー? という感じに成ってきた頃。
ドッカーの町を通りかかったが。
「よーう! 思ったより早いな?」
メイザスがウマを連れて、居た!
「メイザスは随分ゆっくりしていたな?」
「どうせだから、ちいを連れて帰ろうと思ってよ?」
「自分はウマには乗らないし、もう魔法で付いて行くのも嫌だぞ?」
「じゃあコレならどうだ?」
と。
自分を抱っこする!
「何すんねん!」
「コレでウマに乗れば、ちいは乗馬している訳じゃあねえだろ?」
「落とすだろう!!」
「落とさねえよ! 今度はちいが見ていろよ!」
「いやいや! あ! って思った時はもう遅いよな!」
「だぁあーいじょおぉーぶだよぉ! 意気地無ぇえなぁあ!」
「自分は慎重を期して生きてきたんだよっっ!!!」
「ぶっふ!! 生きてきたってぇ年齢かよ!(笑)」
「自分を舐めるなあ?!! 降ろせ!!!」
「へぇきへぇえき!!」
いや何つーか!! 自転車なんかでもヒトが漕ぐのに乗るのは怖いよなあ!!
抑も禁止の筈だけどっ!!
……アレ? おかんとか、コドモを前後に乗っけていたりしない?
其れは別なの?
いやしかし自分は嫌なのだ!! イヤだって!
コノヤロォォおぉぁああぁぁぁぁぁ……!!
………
……やっぱイヤだった。 ……うん。(ガクガク)
自分、みてみん様というさいとに、
登録さえすればぱそこん様の画面に
絵が描けるものかと思ってました☆
きゃらのいらすと描きたいぜ☆
とか思って!!
登録してみました!
……描けなかったー☆(大爆笑)
ばーかばーかバァアァカ!!(超爆笑)
だってだってだって!!
あぁるぴぃいじぃいをつくぅうるそふとなんかで
たいとる画面を描く機能なんかが有って……!
一緒にするな! ばぁかばぁあか!
自分ばあぁあか!!(爆笑)
……お恥ずかしい限りですっ!!(血涙)




