第202話 決戦始まりました
今晩は! 金曜日!
日付が替わる辺りの夜中です!
今日は!! 某お店で!!
ポイント五倍の日!! でしたー!
……でしただよ。 遅えよ!!
選手決定戦だ!! 三人は決定しているが!
ネネ、ワットきゅん♡、列王である!
後、空きは六人!
只、考え無しに勝負していれば良い訳ではないが!
流れは出来上がってきた!! 後は実行するだけだ!!
ぱそこんでぷろぐらむを組んで実行! みたいな?
いや自分は初級言語すら怪しい位ですけどね?(笑)
「始めるか? 何時でも良いぞ?」(不敵な笑み)
自分を囲う三人、ヴォルタ、ロクシー、ナナに声を掛ける。
自分は生き残り志向なので。
何時でも戦闘準備完了状態なのだが。
周りに声を掛ける事で戦場操作しているのだった!
自分に関わる者以外をも、な!!(腹黒!)
さて、今自分は囲まれているので、他を気に掛けている場合ではない。
幾ら達人を気取ろうと、やはり後ろの相手とは戦い辛いのだ!!
相手を背にしたまま戦うのは利口ではない!
とは言え!
場所を移動して全員を前側に捉えようとしても、相手とて
其れはさせない! と成るので。
相手が掛かって来た瞬間! ひょっ!!と! するり!と!!
移動しなければ成らない!!
擬態語使うな!! って?(笑)
適切な位置に! 無駄無く! 察知させず!! 滑り込む様に!! って事!!(笑)
言う成ればウナギか何か滑る生き物の様に!! なんてな!!(笑)
何度か意識した事ではあるが!!
相手が動き出した瞬間は!!
どんなに反射神経が優れていようと!! 反応出来ないのだ!!
と言う訳で!!
自分は今、特に後ろに居るナナに気を張っている!!
廃ゲーマーから現実の達人に成った!! とか言っているヒトなんかが。
“気”というものは実在するし、相手の動きにも影響を与えられるぞ!! と。
本を出版までして語っているが。
後ろの相手の動きを察知する迄は自分にも出来るし!!
勿論、細かい所迄は目で確かめるのが一番! なのは当たり前だから!!
余裕ぶっこいてはいられないのだがね?
しかしナナが向かって来るのは一番気にしていなければね!!
其れでいて前から来る相手の攻撃を
ぼーっとしていて真面に食らってもボゲッ!! だからね?
後ろを気にしつつ前も察知しなきゃあね?
其れから。
此方から積極的に仕掛ける要素として。 居合道の形に。
三人に囲まれていたらどう動くかってのが。 在ったな?
ヴォルタに体を向け。 ロクシーに目を向け。
後ろのナナには右剣を向ける。
今回の規則に限って言えば。 後ろに武器を向けないでいれば、
ナナは攻めて来られない訳だが。
生き残り志向な自分としては馬鹿らしいと、どうしても思ってしまうし。
剣道で、左腰には鞘を差している想定なので逆胴は判定が厳しい、と言うのも、
正直何だかなあ? と思ってしまうのだが。
鞘は其んなに防御力高いのか?
まあしかし。
お仕事なんかでは、各個人の勝手な判断というものがどうしても有るから
人的誤作動が起こる、其れを計算に入れる、とは言うのだが。
だから自分が心の中で何だかなあ?と思っていたからとて、
世間に広まっている事を否定迄は出来ないが。
意見として迄は述べても、
最終的な判断はそれぞれにお願いします、という所か。
其れは其れとして! 今回の状況としては!
後ろに武器を向けなければナナは攻めて来られない、と!
規則としては決まっているが!
生き残り志向な自分としてはやる気が出ないし、
第一念の為、と思えば! 後ろに対策しないというのは、据わりが悪いのだ!!
万が一、ナナがうっかり規則を忘れて攻めて来たりしたら…ねえ?
後ろに武器を向けると、ナナの行動を誘導する、という効果が有る! と。
言えなくもないし。
という訳で!!
三人に対して準備はしているぞ! と!!
意思表示はするのだ!!
是ぞ居合!!
いざ! 三人は。 どう出るか?!
……
気配!!
当然! 詳細確認は目で!
詰まり後ろに振り向き!!
っがあぁん
ナナの杖を打ち伏せる!!
もっと言えばナナよりも向こう側に体移動し、ヴォルタとロクシーを避ける!!
…まあ、ナナを盾にするって事だが!
もう立ち位置的に、三人共視界に収めた事に成る!!
三人はもう攻めあぐね。
相手が三人だけなら言葉でも掛ける所だが、此れは一応バトルロイヤルなので!!
素早く全体を確認する!!
戦場操作もしなければいけないからな!!
メイザスは動いていない!! 良しっ!!
後は其れぞれ対決している筈だが!!
シッカクさんが! 何やら上から目線で言っている!!
「フフフ、ライナさん。 随分調子に乗っていらっしゃる様ですが」
「きええええええええ!!」
がんっ かららん
「ぁ痛てぇええええ?!
いっっ! 今のは痛かったぞおおおおおおおお!!!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!(大爆笑)
いやいや!! ツッコみは心の中に留めておくが!!
界王ぅうのアレの二十倍でも食らったかよ!!(大爆笑)
「ライニングイナ選手決定!!」
騎士団団長さんが宣言した!(大爆笑)
おバカなライナがヒドい事言って、
シッカクさんも内心腹が立っていたのだろうけど!!(笑)
其れでもサービス精神を忘れなかった、とでも?!(大爆笑)
「どぉおおですか?! みんな!! わたしはやりました!!」
「ライニングイナ!! 速やかに退場せよ!!」
ライナ…アッピールしたいんだろうけど。(笑)
団長さんに注意されているし!!(笑)
まあ武器は長い程強い、とすれば。
片手剣の木剣のシッカクさんには、
木刀のライナは武器からして有利だからなぁ。(笑)
只、事前にワットきゅん♡に負けていただけあって、
シッカクさんは比較的怪我をしないで済んでいるみたいで良かった。
痛かったのは痛かっただろうけども!(爆笑)
ライナははっきり言ってワットきゅんの劣化版程度の実力しか無いからな!
其して。
「めぇええん♪」
かああんっ
「あぐっ?!」
セツの薙刀を。 ヤラレャークさんは真面に受け止めてしまった!
未だ武器を落としてはいないが!
ヤラレャークさんが持つ槍は。
西洋の槍スピアに近い様な。 長さを一杯に使う、詰まり
使い手はほぼ石突きの方を持つ、という使い方だが。
其の実、先ずは穂先で相手を打つ、という。 和風の槍なのであった!!
西洋のスピアは突き専用の武器です! 打つと直ぐ壊れます!!
其れから。
投げる、という使い方もするか、と考えると。
スピアはやっぱり右手が前、で両手で持つと、
投げるには都合が良いのか。とも思うが。
左手が前だと。
殆どのヒトは右利きなので。 其してスピアを投げるなら
石突きよりも真ん中を持たないと上手く投げられないだろうから。
右手の位置を持ち直ししなければいけなく成る。
持って使うならば、物理的には右手が後ろの方が思い通りに使えるのだが。
突きにしか使わないなら、しかも終いには投げちゃうのなら。
技術は二の次!って成るか!
やっぱり最初に自分が見た時。
此の世界のヒトがスピアを右手が前で持っていて、
スピアなんか安っぽい庶民の武器だ! なんて言っていたのにも、
其れなりの理由が有った様だな?
けど自分が態々造ってやって与えた槍は!
木製ではあるが! 直ぐ折れる様には造っていないし!!
投げて欲しくもないから!!
やっぱ左手が前で良いな!!
…なんて言っている場合でもないか!!
ヤラレャークさんが槍で薙刀を受けてしまったのは。 不味かった訳だが。
槍も薙刀も。 長柄武器ではあるものの。 当然使い方は違う。
なので。 槍で薙刀の攻撃を受けるのは宜しくないのだが。
さて。 長柄武器というものは。
攻撃部位が持ち手から遠いものだ。
と、言うか、戦いというものは、敵に近付くのは怖いし危険なのだから、
遠くする以外の選択肢は無いだろう! 短く持てば威力は増すのだがね!!
しかし其う成ると。
物理法則、梃子の原理に因り。 どうしても威力は弱る。
で! 薙刀は梃子の原理の代わりに、見せ掛けの力遠心力で威力を出そう!
というのだが、槍は威力は弱くても突けば刺さる! という想定なので。
ぶつかり合えば、当然槍は力負けするな!!
遠心力は見せ掛けの力、とは散々言ってはいるが。
本当は存在しない力…という意味、ではない!!
真実な表現をすれば。
手からすっぽ抜けそうな勢いを付ける、という力である!!
しかし本当にすっぽ抜けたら大変なので手で抑える、と。
なので槍で薙刀と対抗するのならば。
列王がやった様に。 穂先を突き付けて相手が近付けない様にしながら、
相手が薙刀を振るえばひょいと槍を逸らす、のが最善であろう。
とは言え。 今回其れをやれ、というのも少々酷ではあった。
女騎士が薙刀を振り回して遠心力を出していたのに対して。
セツは鋒を打ち出しているのだった。
正確には同じとも言えないが。 フックとストレートの違い…に近い。
セツの薙刀が、
体をうねらせながら頭は真っ直ぐ飛んでいく蛇の様…と言うか、
糸はうねっていても仕掛け自体は真っ直ぐ飛ばしている釣りの錘の様に。
ヤラレャークさんの槍に襲い掛かっているので!
避けるのが難しいのだ!!
此れは。
機動術難波が身に付いているか否かの差だ!!
騎士達には身に付いているのは居ないねえ? 残念!!
いや、メイザスは身に付いているか。
騎士としては孤立しているけどね!(笑)
「めぇんめぇえんめんめん♪」
かぁんかんかかん
「ぉぐうっ!!」
実際は面ばかりではないのだが!(笑)
っつーか面は規則的にも無いのだが!(笑)
兎に角セツが一方的に攻める!
「どぉおうぉ♪」
かあぁん がららん
当てているのは武器に、なので実際は胴でもないが!!
右薙ぎ、詰まり右から左への水平な斬撃で!!
セツはヤラレャークさんを仕留めた!!
詰まりは逆胴だな!! まあ長柄武器は左半身で持つので
向かって左の方が相手から弾き飛ばし易いよな!
「セティアウラ選手に確定!!」
審判の一人、ヘイキンさんが宣言した! セティアウラってのはセツの事だ!
次に!
マルゲリータ対タクだが!
「良いぞー! 来おぉい!!」
威勢が良いなあ、タク!(微笑)
一方、マルゲリータは。
「………お願いします………」
慎ましいなっ!! おいっ!!!(大爆笑)
今日は本を買いました!
ポイント五倍だから! 纏めて!!
其うでもしないと
他のお店のポイントよりも
価値が低く成るので!
其処で買う意味が
無くなっちゃうんだなあ。




