第198話 選手決定戦再開しました
お早う御座います!!
三ヶ日三日目!!朝です!!
今日は早いぞぉお!! ふっふっふ!
天気も良い!! ……のかな?
さあて! 今日は
外に食べに行くんだあ♪
自分には外食自体が珍しいのだ!
「再開!!」
騎士団団長さんが宣言する!
何を再開するかって。
選手決定戦だ!
今回も又バトルロイヤル方式で戦るのだが!!
人数は既に選手と補欠の合計値なので!
勝ち抜けた者が選手と決定するだけで、他は未だ試合続行なのだ!
今決定したのはネネ一人だけなので!
十七人で試合続行である!!
ネネは今どうしているかと言うと。
一人でじっと立っては居られないので!(笑)
審判の一人だったガンバルさんとお手々を繋いで!(笑)
勝者が立つ、と決めた場所に二人で居る!(爆笑)
もう一人勝ったらお手々を繋ぐのを交代して、
ガンバルさんは審判に戻る予定だっ!!(爆笑)
ネネはガンバルさんの顔をじっと見る。
「なっ……何だ?」
ガンバルさんしどろもどろ!
はっきり言って不審者です!(爆笑)
有難う御座います!!(大爆笑)
「えへぇ~(*^▽^*)」
「ふぉおおおおおおおおおおおおお?!!」
ガンバルさん奇っ怪な叫びををを?!(大爆笑)
「かっかっっかか可愛いじゃないかああああああ?!!
武神サマが一寸育ったみたいな顔して
無邪気な笑顔おおおおおおぉぉぉおおおぉぉおぉおおお!!!」
「黙ってろヘボ審判っ!!!」
やべっ!! 試合中に!!(笑)
つい突っ込んじまったよっ!!(爆笑)
其う!! 試合中だ!!
自分は例に拠って試合場の中心に陣取って居る!
其処に!
「ちい☆ 戦ろうか☆」
マルゲリータが悠然とやって来る!!
王者の風格を漂わせ! …いや、王族ではあるけど
王位継承は先ず有り得ない位継承権が低いんだけどね☆(爆笑)
「良い度胸だ」(笑)
自分とて不敵に笑んで迎える!
ルール上は別に何処で誰が対決していても問題は無いのだが。
他の者達はマルゲリータと自分の周りを空け。
寧ろみんなで眺める様相を呈してきた。
マルゲリータは間合の少し外で身を沈める。
身を沈める、とは。 拳法で言う腰を落とす事、である。
自分は無形の構えだ。
見た目には無造作に突っ立っている感じ!
誰かがごくりと息を呑む! って!
周りの者は見ているだけでしょうが!!(笑)
マルゲリータは。
後ろ側の右足で踏み切り!
前側だった左脚一杯に伸び上がって来る!!
がつっ
体を一杯に伸ばし!! 右トンファーを畳んだ状態、詰まり
上腕に重ねた状態にして根元で殴って来る!!
自分は左剣で受け止めた!!
さり気なく、しかし撞木足の姿勢で攻撃に対して真っ直ぐに!
即座に!
マルゲリータは左右で連打!
自分も迎撃で連打し出す!!!
がががががががががががががががが!!!
双方両手に一つずつ武器を持っているのでっ!!!
まるで何人分かの打ち合いの様な打撃音が発生する!!!
「ふふっ…軽い! ちいの攻撃は軽いよお!!!」
マルゲリータは勝ち誇った笑みを浮かべて叫ぶ!!
其れはまあ、体格差が有ったらな?
寧ろ軽い力で打ち合えている所に巧みな技を感じるべきなのだが。(笑)
教えて上げないよ☆(笑)
「ふうぅぅふふふっ☆
むぅぅぅだムダ無駄無駄無駄無駄無駄――」
くっくっく! だったら此方は!
「おぉぉおらおらオラオラオラオラオラオラオラオラ――」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄――」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄っ無駄無駄」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
「無駄無駄無駄無駄無駄っっ…無駄無駄っ無駄ァ無駄……無駄無駄無駄っっっ!!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」
「無駄無駄っっ……無駄っ……無駄……無駄………!」
「オラオラァアア!!!」
ががぁあんっっ
自分はマルゲリータのトンファーを両方共大きく弾く!!
手放してはいないけどね! 寧ろ手放されたら困るのだけどね!!(笑)
「ぜっ…ぜはっ…ぜはっっ………」
単純に。
マルゲリータは息が続かなかったのだ!
筋力の。 直ぐ出るが長持ちしない力から、
直ぐには出ないが長く続けられる力の三段階の。
第一段階だけでマルゲリータは打ち合っていたからだ。
自分は見た目は張り合っていた様でも、巫山戯ていただけだよ☆(笑)
第三段階が有酸素運動と呼ばれるのに対して、前の二段階は無酸素運動だ。
呼吸を止めながら激しく動いている訳だ。
息も上がると言うものだ!(笑)
「残念だったな?
勝ち抜ける為には他のヤツと戦るんだな☆」
「ぅっくっくぅうぅ………っ!」
マルゲリータは迚も悔しそうだ☆(笑)
…何だか周りも残念そうだ? 自分悪役かよ!
「どうしたぁ? みんな手が止まっているぞー?
此れはバトルロイヤルだろぉ?(ニヤニヤ)」
眺めに徹していた周囲を見回す。
皆、慌てて顔を引き締めたが、直ぐには動き出せない。(笑)
次に向かって来たのは。
「……おぉぅ………ピュアたん♡かよ………」
一番戦りたくねえ………
ピュアたんはにこにこしてはいるものの。 身構えている。
自分も。
腰を落とし。 両手共上げ。 左が前。
打撃系格闘技の様に構える。
流石にピュアたん相手に無形の構えとか言っていられない!
ピュアたんが一歩踏み込んで来れば攻撃が此方に届く距離、一刀一足の間、に
位置取るが。
ギリギリの距離で、だ。 恐くて此れ以上近付けない。
ぴたり、と。
両者共動きを止める。
武器の長さはピュアたんに分が有る。
どうやっても自分は先手を取れない。
見る分には面白くないであろう。
二人共じっとしたままの時間が流れる。
「うっきゃああああ!!」
其処に割って入って来る声!!
自分は。
大きく真後ろに下がりつつ!
がががんっっっ
此方に迫っていた三人の武器を弾き返す!!
ヴォルタ、ロクシー、ナナの。 姉三人組である!
「っっあっっ!! ダメなのかっっ!!」
「……!!」
「っくぅっ!!」
はっきり言って、一番恐いのはピュアたんなので!
真っ先にピュアたんから距離を置いて!!
姉達三人に対応したのであるっ!!
「何だあ? みんな自分を狙ってんの?」
「さっきちいには腹立ったから!」
我が姉ナナが即答する。(苦笑)
迚も悔しそう!(笑)
「ナナ姉さん。 誤解している様ですけど」
と。 シャールきゅん♡が口を挟んできた。
「ちいは口調は意地悪っぽいです。 けど…
此の中で、一番! 身内を想っています!! 騎士さん達も、
ちいにとっては身内です!!」
「シャーァリィイィーイ??!!」
何言い出すのぉ??! 此の子♡はあぁあぁあ?!!!
「ちいは初めから言っていました。 親善試合は、危険だ!と!!
ナナ姉さんが騎士さんに負けていたとしても!
騎士さんなら親善試合の相手よりはずっと気を遣って
ナナ姉さんと勝負をしてくれる、と思ったから傍観していたのですよ!」
「シャーリーィ!! お喋りお終いにしようかあああ!!」
「本当の所は!
ちいは村の者がみんな勝ち残ってしまった事を苦々しく思って居るのです!!
みんなには安全に暮らしていて欲しいから!!」
「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」
シャールきゅん?! 物理ではなく
精神に口撃してきてんのおおおおおお??!
「ちいはみんなを守っている!! 其れは重々承知していますっ!!
けどっっ!!」
シャールきゅんはぐりっと此方を向く!
…あ! ちょっぴり涙目だ! …きゃわいいじゃないか…っ♡(頬を染める)
「僕達だって! 守られているだけで満足な訳じゃあないんですっっ!!!」
「あ……うん………分かった! 分かったから……!」
「目を見て話して下さいっっ!!」
「だだだ…だって………♡」
涙目で必死に迫って来られちゃあ………ねぇ♡ 可愛過ぎるじょ♡♡
何かきゅんきゅんしちゃうじょ♡♡ ……何コレ?
「試合一旦中断!!」
何故か団長さんが試合を中断した?
「話は落ち着きましたかな?」
本当に何でだか!! 団長さんはほくほく顔で寄って来た!
「其のによによ顔は何さ! お母さん!!」
「勘弁して下さいいいい?!!」
どうせ、子ども達が可愛らしい遣り取りをしているなあ、とでも
思ったんだろう?
お母さんじゃあないか!!(大爆笑)
所で! 「戦」という字ですが!
最初の部分を執筆していた頃!
第16話までの部分ですね! 其の時は
確かに「やる」と打ち込んで「戦」の字が
出ていたのですけどね!
今までに、右に表示されている辞書、が
一つ減り。
漢字の変換も微妙に変化して
おりますね!
と言う訳で
少々小細工をしております!
軽いお気持ちで
流して頂ければ幸い! に御座います。




