第196話 選手と補欠に分け始めました
明けましてお目出度う御座います! 元日です!
時刻的には言うの遅い気はしますが!
日付的にはセーフ!! …だよね?
さて! 元日と言えば!!
お年玉! お餅! お節!! 凧!! 独楽ぁー……
…は今時やるヤツぁ居ないなあ?(笑) 冬だしね!!
予選は終わった。
次は正式な選手と、念の為の補欠、に分けなきゃな?
予選の残り、騎士十一人からどうしたか、という顛末は。
騎士十人に、相手の武器を落とさないで残りの枠二つを争って貰ったのだ!
二人決まる迄争うのをピュアたん♡ 自分、後メイザスで眺めて。
勝ち残った二人以外をピュアたん以下三人でぼこぼこぼこ、と。
武器を叩き落としていった訳だな!
見様に拠ってはピュアたんと自分とメイザス、鬼の様な事やってね?(大爆笑)
って、思ったけども!!
でも騎士達十名には、実力で争って欲しかったのだよ!
其う思うと其れ以外やり様が無かったのだよ!!(言い訳?)
兎も角だな!
「団長さん! 又バトルロイヤル、けど負けても脱落ではなし!
ってのはどうかな?」
主審…だよな?の騎士団団長さんに提案する。
「ほう? と、言いますと?」
「もう人数を絞る訳ではないですからね!
又みんな敵ってルールで、誰か一人に勝てれば選手決定!
負けても終わりではないけれど、選手九人の枠に入るには早い者勝ち!
勝負しないでモタモタしていても残れば補欠って事で!」
「単純に一対一を九組作るのではいけないのですかな?」
「組み合わせを決めちゃうと絶対誰かが不満に思うでしょう。
組み合わせを決めるのも結局手間だし」
「成る程!
組み合わせを決めない方が幾らでも挑戦出来る、ですか」
団長さんはおじさんだがお母さんなので(笑)
不満が出ない、という方向に話を纏め易いのダ!(大爆笑)
「勿論安全面は考慮して!
武器を誰かの身に当てた場合だけは反則負けで退場!! って事で!」
「ふむ。 武器を身に当ててしまう危険を犯す者には
選手の資格が無い!! という事ですな!」
やっぱり団長さんは乗り気だ!(笑)
「だよねえ、シッカクさん!」
「ぉうぐっっ!!! ……そ………其うですね!」
何で名指ししたかって。 前科が有るからね!
根に持っている訳じゃあないよ? 釘を刺しているんだよ?
改心したとは言っていたが、過去は消えないからね!
「では其ういう勝負で!」
団長さんが了承した!
さて! 何度でも繰り返すが!
戦闘開始の位置は非常に重要だ!
自分は試合場の中心地に行く。
皆が動いて中心が定かでなく成っても兎に角中心を目指す!!
何故なら!!!
中心が一番危険だからだ!!!
幾ら規則を定めたとしても!!
不測の事態は起こるものとし!!
と成れば対処出来る自信の有る自分が中心に居続けるしかない!!
なので直ぐに勝ち抜けてもいけない!!
最後迄態と残って居なければ成らないのだっ!!!
皆の位置が決まる迄中心に移動し続け!
「いざっ!!
選手決定戦!! 始めっっ!!!」
団長さんも一寸興奮していないか?(笑)
組み合わせを決めていないだけに、どんな対決が実現するか!とか?(笑)
「行くぞおおおおお!!! ちいいいいいいいいいいい!!!」
おう? ワットきゅん♡が早速来たぞ♡
「きぃいええええええええええええええ!!!!!」
「反響叩撃!!」
ごがががががががっっっっっ!!!!!
「ぐぁああうっっ?!!」
結果的に言えば。
自分はきっちりワットきゅん♡の高速連打を防がせて貰った♡
左右から木刀をボコボコと揺さぶられれば!!
連打が成り立たなくなるのだ!!
言うなれば。
某ボクシング漫画のデンプシーロールの様に!!
…まあ見た目だけ其れっぽいという事だが。
左右からの連撃で木刀をボコったのだ!!!
…其れでは反響でもなければ左右で連撃し辛くないかって?
甘ぁ~い!!
ボクシングの其れは腰を捻りに捻って繰り出すのだろうが!
自分の此れは!!
両手共内向きに攻撃する事に拠り、逆側の手…と言うか体を引っ張るのだ!!
例えば!! 左剣で右方向に攻撃し! 相手に当たる!! 其の時!!
相手に当てた部分を足場にして、自身の右側を左向きに引っ張る!!
すると左剣に体重が乗る上に!! 右剣が加速するのだっ!!
其して右剣を叩き付けたら左半身を右に引っ張って
右剣に重みを! 左剣に加速を付けて!!! 右へ左へと連打するのだっ!!
反響もしているだろう? 自身も、間に挟んだ相手も!!
其してワットきゅんは何をどう言った所で木刀は一振り!!!
対して此方は武器は二振りで攻撃部位は四ヶ所だ!!
能力に差が有ったとしても!! 打ち負ける訳にはいかないっ!!!
と! 此処で!!
お元気な声が響く!!
「まほお✡ みずてっぽぉお☆」
うおおお?!! ネネかっ!!!
試合場の中心から半径五メートルは水が降り注ぎ!!
どっぱあああああああんんっっ
「「「うわあああああああああ?!!」」」
「「「「「きゃあああああああああ!!!」」」」」
………うん。
悲鳴が響き渡った。
自分は。
魔法排水孔で完全に防がせて貰ったが。
自分と打ち合っていたワットきゅんも無事だあな?
後は。
ピュアたん♡は被害無く平然としている♡ だろうね♡
武器が長いので試合場のかなり外側に居た列王は、被害が小さかった。
…小さかった、だ。 濡れたのは濡れてしまった。
おっと? ユキが列王の隣りに居て、やはり被害は小さい。
セツはユキと一緒に居て、だろうがやはり被害は小さい。
外側に居る、と言えば。
やっぱり一番離れているメイザスは完全に無事だな?
比較的長い武器な筈のヤラレャークさんは
どっぷり食らってひっくり返っている。
其して。
……信じらんねぇえ?!
マルゲリータが一応避けてかなり遠くに居る!!
其れでも完全には避け切れずに濡れてはいるが。
後はもう大惨事だった。
ほら、ネネなんかもひっくり返っている。
「っておおおおおおおおおおおおおおおおおおいっっ!!!」(大爆笑)
何やってんのおおおおお??!(大爆笑)
まるで起き上がり小法師か何かの様に。
ころん、と。
ネネは上体を起こし。
「………おお?」
「おおじゃねえええええええええええええええよっ!!!」(大爆笑)
ワットきゅんも流石に今は攻撃しないでいてくれている♡ので。
安心して突っ込んでみました!(大爆笑)
突っ込まれても平気そうな顔のネネは。
ひっくり返っているヤラレャークさんに目を付けると。
「みずてっぽぉ~う☆」
どっぱああああああああん
「………ぶ …っ… !!」
容赦ねえええええええええええええ!!!
今度は集中してヤラレャークさんに水をぶっ掛け始めた!!
ので魔法排水孔で以降の水鉄砲を完全に封じ!!
「またちいに防がれた?」
「もう止めろよ其れ!!!」
自分がネネを止めている内に
大急ぎで団長さんがヤラレャークさんの元へ向かう!!
因みに審判をやっている団長さん達も濡れ鼠だ!
其して。
「ネフェネリア選手決定!! 試合一旦中断!!!」
其う成るよねえええ?!
「みんなああああああ☆ 安心してええええ?
着替えは有るから!! お部屋に行こおおう☆☆」
何かマルゲリータが元気に成りやがったが! 安心出来ないし!!
其れよりも!!
「団長さん。 村の子が御免ねえ?」
試合やっている者殆ど、処か
審判やっている団長さん、ヘイキンさん、ガンバルさん迄水被っちゃってさあ?
「いえ。 魔法を使って頂く様頼んだのは此方ですから。
夏だし、丁度良いのではないですかな! はっはっは!」
今、此処では夏なのです。 悪しからず!
「夏ですけど着替えておいて下さいね? 夏の風邪は恐いですからね」
後、夏風邪は馬鹿が引く、って言うしね!!(笑)
笑い事でもなく。
夏は風邪は引き難いのに引くのだから、
やっぱりバカな事を散々重ねていて其う成るのだろう。
因みに、何故夏は風邪引き難いか。
空気の乾燥具合が第一、だね。
風邪の菌は水分に弱かった筈!!
アレ? ヒトの体内は?
少なくとも外気より水分多いよな? とも思うけど!!
次に、寒い時の方が体が弱るから、だな!
常に暖かい所ではヒトビトは陽気に成り、
寒い所のヒトビトは険しい顔に成る、と言うからな!!
やはり気候に因っては夏でも油断しちゃあいけないな!!
で! 村の子達の着替えだ!!
自分は今は必要ではないが! マルゲリータが油断ならん!!
「みんなー♡ 着替えに行くよー♡♡」
女の子は普通にダメだが! 男の子達だってバラしたくはないからな!!
密室で着替えねば成るまい!!
なので一時中断だ!
現在では年度、とか言って
暦の年始とは別に成っておりますが。
昔の元日は春の最初の日!! だったのです!!
幾ら昔の子は風の子元気な子! とか言っていたからとて
クソ寒い冬の真ん中の日に
凧上げて独楽を回して遊んで居られる訳
ねぇえええで御座いましょおおお?!
……お分かり?




